dqay
y
子猫ちゃんハーレム計画その後
PART2
芥は相沢から与えられた解毒剤をもらうとその場にいたものに配り
一つはこっそりとポケットにしまう。
しっぽを振るように待っていた学はネコというよりは
お預けを食らった犬のようにつぶらな瞳で芥を見上げていた。
「芥オレの薬にゃ・・?」
「学すまない。これで最後だったようだ。」
「そんにゃ!ひどいのにゃ。芥!」
ドンドン胸を叩いてくる学に芥は胸のうちでもう1度すまないと謝って
学の手を掴んだ。
「心配するな。オレが明日解毒剤は作ってやる。」
「ホントにゃ?」
「ああ本当だ。」
「でも明日じゃあにゃあ〜オレそれまでどうするニャ?」
ネコ語じゃ人前にもでれない〜と嘆く学に芥は
事もなげに言いのけたのだ。
「明日までオレといればいい。なら恥ずかしくはないだろう。」
「そうかもしれにゃ〜けど。」
まだ不服そうな学を横目に芥は学を自分の部屋へと無
理やりひっぱっていったのだった。
「芥って暖かいのにゃ〜」
ごろごろと擦り寄ってく学に芥はやはりな〜と思う。
薬はどうやら時間が進むたびに相手をネコ化していくらしい。
「そうか・・・」
芥は擦り寄ってくる学を膝の上に乗せると優しく髪を撫でた。
「気持ちいいか?」
「にゃ〜」
学はもっとやってと言うようにネコのように体をしならせて芥にねだる。
「どこがいいんだ。」
「にゃあ〜」
「ここか?」
「にゃ〜にゃ〜」
「それともこっちか?」
「そこは ダメにゃ・・・・にゃ!!」
「ダメなのか・・。」
「いや やめにゃいにゃ〜」
学は荒い息を吐きながら腕の中でとろんとした目で見上げてくる。
芥はもう我慢とばかりに学をベットへと押し倒したのだった。
布団の中に包まって眠る学は芥の胸をつかんだままだ。
まだネコ化したままなのだろう。
やさしく背を撫でると学が気持ちよさそうに何度も喉をならした。
あのくそ親父でもたまにはましなものを作るじゃないか・・。
部屋を何度もドンドンとやかましノックの音に芥はやむなくベットから
起き上がり扉を開けた。
そこには小包が一つ。
芥が用心深く中を開けると・・・なんだこれは!?
薬の使用上の用法 注意・・・だと?
ネコ化した少年を可愛がる方法に
手なずける方法
ご主人様にしかなつかない方法
・・・・etc
オプショングッズの販売に最後に・・・。
あの親父からのメッセージだと!!
「芥くん。気に入ってくれたようだね。
これは私からのホンノ些細なプレゼントだ。
受け取ってくれたまえ。」
そこには鈴のついた首輪が一つ。
これをつけてP〜すると感度があがり、ますます●×▲がUP持続性
ともにすぐれた一品・・・・だと!!?
「あのくそ親父が!!」
たまには・・・なんて考えたオレが馬鹿だったと思いながら・・・
なんとなくこの首輪が気になる芥でもあった。
|
|