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●エプロン

 

(夜×空編)




     
オレはまどろみの中、身体が妙に熱く下半身が疼くような高揚感を
感じてた。

これってまた夜がらんとしてるって事だよな?

めちくちゃ眠くてもう怒る気にもなれず眠っていようと思ったんだけど
一向にこのうずうずした下半身は収まる様子はなくて、オレは無意識近く
手を伸ばそうとしたんだけど、腕は全く動かなかった。

ドクンドクンとそこは脈打ってるっていうのに。

「うん。」

なんだよ。これ、じ〜んと性欲がわきあがってるのに
自分ではどうしようもなくじれったい感じ。
夢精の時の感じとよく似てる。

伸ばせない手の変わりにオレは腰を布団に押し付けようとしたが
それも次の瞬間阻止されていた。

こんな事って?
これって夢というより夜の仕業じゃ。

するとオレの頭の中に夜の声が響きわたった。

『ようやく わかったか、相変わらず鈍感だな〜。そ〜ら〜』

歌うような軽さで夜は無断でオレの夢の中に入ってくると
上から下まで値踏みするように見下ろした。

『てめえ。また変なこと企んでるんじゃねえだろうな。』

『ふ〜ん。へんな事ってどんなことだよ。言ってみろよ。』

そりゃあHな悪戯とかに決まってんだろ!!
オレが心の中で夜に突っ込みをいれると夜は嬉しそうに笑った。

『オレのことよくわかってるじゃん。それともそれがお前の願望って
やつ?』

『なわけあるか!!』

オレはそう怒鳴ったけど下半身はかなりきていて夜はおれ自身
にそっと触れた。

「ああっ」

思わず心元ない声を上げたオレを夜は持て遊ぶように優しくなで上げた。

「やめろよ。よる」

よめろと言った声はか細くなっていた。

「やめていいのか?自分じゃどうしようもねえんだろ。
オレが何とかしてやろうか」

「何が自分じゃどうしようもねえだよ。てめえの仕業だろ?」

「そんな口の利き方してもいいのか?んんそら〜」

やけに嬉しそうな声で夜はオレの服に手をかけた。
その瞬間オレは真っ白なエプロン姿になっていた。
しかもエプロンの下は素肌って・・・これって裸エプロンってやつじゃあ?
なんで、いきなりこんなカッコになったんだよ?

「何考えてんだよ夜・・・やめろよ!!」

「そりゃお前の願望ってやつだろ。いい加減素直になれって、ここには
オレとお前しかいねえんだしよ。」

「バカやろう。誰がそんな事を・・・・ってやめ・・・よるぅ・・・」

夜に尻を撫でられてオレは体中が電流が走ったように震えた。
マジでやばい。こんな生殺しのような状況でオレ抵抗できねえじゃん。
むしろこのまま夜に・・・。

「んん?このままどうだって。」

くそっ!!オレがこんな状況ってことは、夜だってかなり来てる筈なのに
夜は全然余裕って感じで。
なのにオレは、ほんの少し残った理性もぶっ飛んでしまいそうなぐれえ
敏感になってて夜に触れられるだけでそのたびに体はびくんと電流が流れる
ように震えた。

「ヤメ・・・夜 もう・・・オレ・・・」

『もう許して!!』

声には出さなかったけどそれ以上に心のつながった夜にはオレの叫びは
手に取るようにわかったらしい。

「まあお前がそういうなら許してやらねえわけでもねえが・・。」

夜は嬉しそうな顔をしてエプロンの裾から手を差し入れてきた。
当然解放してくれるのだろうと思ってたら夜の目的は
そのもっと奥だった。

「ちょ・・・夜何考えてんだよ。」

「何って、そりゃよお、空が何にも考えられなくなるぐれえ気持ちいいことを
してやろうと思って、」

「なんだよ。それ・・。」

オレが文句を言い終わらぬうちにオレは突然夜に抱かれるみてえに
椅子に腰掛けてた。

それがすげえ恥ずかしいカッコだったんだ。
オレは夜の膝の上に座らされてるんだ。しかも両足を広げさせられて。
オレの入り口には夜の大きくなったもんがまるで入ろうとする
みてえに当たっててオレは無意識のうちに夜の次の行動を期待して
ゴクリと唾を飲み込んでた。

そうすると夜が背後でニヤリと含み笑いをしてオレの体を持ち上げたんだ。

オレはようやく与えられる快楽とそれを伴う痛みを予想して「あっ」と心元ない
声をあげた。

「心配すんなって、ここは俺たちの精神世界の中だぜ。お前が痛くねえ
と思ったら痛くねえし、気持ちよくなりてえと思ったら最高に気持ちよくなれる。
もっとも空はマゾっぽい欲求があるから、痛みも快楽のうちかもしれねえ
けどよ。」

「好き勝手なこと言いやがって。」

夜は笑いながら怒張したそれをオレに押しつけ持ち上げた
オレの体をゆっくりとそこへと下ろしていく。

「あっ・・・あああああ!!!」

ゆっくりとオレの中を進んでくる夜のものにオレは全身を奮わせた。
痛みはほとんどない。けどすげえ熱くて、夜がオレの体を進むたびに
もっと奥へ進めば得られる快楽をオレは期待して夜を受け入れやすくするために
体を夜に預けた。

「いい感じじゃねえか。けど今日はこんなじゃすませねえぜ。
お仕置きも兼ねてるからな。」

夜のお仕置きという言葉にオレの体の奥がズキンと疼く。
嫌だと思っても体はそうはいかなくて、貪欲になった性欲はますます膨らみ
残った理性だけが惨めな思いをかろうじて残してる。

「んな感情なんて吹き飛ぶぐれえ気持ちよくしてやっから。、」

夜は最奥にたどり着くと軽くオレの体をトントンと揺さぶった。

「ああ・・あああ・・・」

オレは激しい痛みと快楽で両足を突っ張らせていた。

「ほら、もっと力抜けって。」

夜はオレの中に入ったまま動きを止めた。
オレの中で脈打つ夜の感覚がオレにも伝わってきてる。
夜はその体位のままエプロンの上からオレの体を弄った。
それはオレがすげえ感じるところばかりでオレは直接触れられてもねえのに
吐精感が押し寄せてきた。

「もうイきそうってか。けどまだイかせるわけにはいかねえんだよな。」

エプロンの中に潜り込んできた夜の手に握り壊されそうなほど
ぎゅっと握られてオレは大きく仰け反った。
それと同時に夜がオレの中で大きく動き始めた。

「ヤめっ!!」

全身からどうしようもねえ快楽が湧き上がってくるのにその出口は
ふさがれてる。
オレは大きく頭を振ってその快楽に抵抗した。

『夜ヤメろって、・・・おかしくなっちまう。』

「なっちまえよ。欲望のままに。」

「はあああ・・。」

大きく穿ちながら夜は器用に左手はオレのそこを握り、右手は
オレの胸を弄る。
オレはもう何がなんだかわからねえぐれえ気持ちよくて、
何もかも忘れてただ傍にある夜の足にすがった。

「オレもすげえ気持ちいいぜ。空、このまま一緒にイこう。」

「あああっ、夜、よるぅ・・」

夜がますます大きくオレの体を穿ってオレはただもう与えられる快楽を
欲望のまま追った。

「うっ、すげえな。」

夜のうめき声がして夜の左手から解放されたとき
オレは待ち望んだ解放に大きく腰を突き出した。


その瞬間オレと夜は同時に放っていた。






あとがき
このシリーズ(?)の前作を書いたのはかなり前で本人も覚えてないという(汗)
ちゃんと繋がってないような気もするんですが大目に見てやってくださいね。
つうかHシーンしか書いてないですね(汗)
あとシリーズとしては空と直の●エプロンがあるんですが更新はいつに
なることやら(滝汗)すみません<(_ _)>