そろそろ暑さを感じる季節になり、
エアコンに頼りたくなってきた人もいるのではないでしょうか。
実は、この季節に体温管理に気をつけると、
省エネがしやすくなるかもしれないのです。
ヒトの体は常に体温を一定に保つようにできています。
そうです、恒温動物です。
体温を一定に保つために体内でエネルギーを燃やし、熱を得ているのです。
ヒトの体温は36℃ぐらいですね。
気温のほうは、というと…
真夏でも36℃を超える事は少ないですね。
自然界(物理)の法則「熱は高いほうから低いほうに移動する」
を適用すると、熱の移動は
ヒトの体 → 空気
なのです。
つまり、ヒトの体は真夏でも熱を放出しているのです。
では、なぜ「暑い」と感じているのか?
それは、人体の持つ放熱機能による放熱量と、
体内での熱の発生量のバランスが悪くなるからです。
例えば、500kcal の熱を発生させたとして、
450kcal の熱しか体外に放出できなかったら、
体内には 50kcal の熱が残ることになります。
これが続くと、体温は上昇し続け、いずれは死に…
というのは大げさですけど(笑)
人体の持つ放熱機能はとても優れています。
たとえ気温が 40℃あっても、汗などにより放熱できます。
でも、暑いという感覚はあります。
暑いという感覚はあっても、しっかり放熱していると
暑さに耐えられるのです。
では、具体的にはどうすればよいか。
一、 | 発熱量をできるだけ抑える。 |
二、 | 放熱機能を強くする。 |