電力業界からのCO2排出量は、
消費者である我々の電気の使い方と密接な関係があります。
我々が電気をたくさん使えば、
電力業界からのCO2排出量が増え、
逆に、我々が省エネを心掛ければ
電力業界からのCO2排出量が減るわけです。
では、電力業界からのCO2排出量を減らすためには
我々が努力するしかないのでしょうか?
そもそも発電に伴うCO2排出量は、
その発電方法によって大きく違います。
(節電とCO
そこで、電力業界ではCO2排出量の少ない発電方法を選択することで、
1kWhあたりのCO2排出量(CO2排出原単位)を削減するのです。
選択するだけで良いなんて…、と思われるかもしれませんが、
発電所の立地条件など様々な問題もあり簡単にはいかないのが実情です。
それでは、どこの電力会社がCO2排出量の多い電気を売っているかを見てみましょう。
販売電力量 [億kWh] | CO2排出量 [万t-CO2] | CO2排出原単位 [kg-CO2/kWh] | |
東京電力 (株) | 2,887 | 10,730 | 0.372 |
中部電力 (株) | 1,306 | 5,911 | 0.453 |
関西電力 (株) | 1,471 | 5,200 | 0.350 |
中国電力 (株) | 595 | 3,947 | 0.660 |
北陸電力 (株) | 280 | 1,138 | 0.407 |
東北電力 (株) | 797 | 4,083 | 0.512 |
四国電力 (株) | 280 | 1,083 | 0.390 |
九州電力 (株) | 830 | 3,060 | 0.368 |
北海道電力 (株) | 308 | 1,566 | 0.510 |
沖縄電力 (株) | 73 | 687 | 0.940 |
参考文献
『サステナビリティレポート2006』 東京電力株式会社
『CSR Report 2006』 中部電力株式会社
『関西電力グループCSRレポート2006』 関西電力株式会社
『2006エネルギアグループCSR報告書』 中国電力株式会社
『北陸電力グループCSR報告書2006』 北陸電力株式会社
『東北電力NOW CSRレポート2006』 東北電力株式会社
『よんでん環境保全・社会活動レポート2006』 四国電力株式会社
『九州電力CSR報告書2006』 九州電力株式会社
『ほくでんサステナビリティレポート2006』 北海道電力株式会社
『環境行動レポート2006』 沖縄電力株式会社