泉ヶ岳(1171m) 3百名山 2022年9月25日

 仙台で暮らす息子の様子を見に、妻と2人で出かける。仙台海の杜水族館に行き、松島のホテルで一泊、そこから泉ヶ岳へ、1時間でスキー場に到着、大駐車場がほぼいっぱいだった、キャンプ場やパラグライダーなど夏のレジャーでも賑わうところらしい。そこから一番緩やかな水神コースから山頂をめざした。谷沿いに1時間ちょっと、広葉樹の原生林の中の緩やかな登り道をすすむ、ハイカーが多いが、緑の杜に癒される。川沿いから山頂へ向かう分岐に、「水神」という大きな石碑があった。明治28年と記されている。いったいこの巨大な石碑をどうやってここまでは運んできたのだろうか?干ばつの時に雨を神に願った強い思いがそうさせたのか?
 そこからは少し傾斜が増すものの歩きやすくさほどの急傾斜はない、一部、大岩のあたりが急だったくらいだ。緑の林を登っていく感じであまり変化がなかったが、山頂が近づくにつれて、木が低くなり、灌木帯に、その間から下界がみえる。仙台平野が見渡せる。さらに山頂近くになると傾斜が緩くなり、少しだけ色づきはじめた低木が秋を感じさせてくれた。山頂は展望がなかったが、その手前に大きくひらけたところがあり、絶好のランチポイントだった。頭の上をパラグライダーが飛び、北にが、3年前に登った船形山、そこから続く、仙台の西側の山々がよく見えた。仙台平野はかすかに霞んでいたが海までみえているのだろう。山頂まで2時間のハイキングで、夏も、秋の紅葉も、冬のスキーも楽しめる、いい山だった。

 泉ヶ岳スキー場10:25-水神11:35-山頂12:25 12:55-スキー場14:30