2022北海道の記録 

1日  713日 20:10-舞鶴港22:20 23:50 130キロ  

2日  714日 ―小樽港 20:45   2キロ

おたるないバックパッカーズホステル杜の樹、郷土料理おおとみ》

3日  715日 小樽9:00―札幌-暑寒別岳・箸別荘 19:00 160キロ

4日  716日 暑寒別岳 【4:42―山頂9:1013:20】-留萌市15:00 26キロ 《ホテル ノースアイ、料理や:富丸》 

5日  717日 留萌市7:50-小樽11:30 163キロ  《和の風、居酒屋》

6日  718日 小樽(博物館)-赤井川トモプレーパークキャンプ場 40キロ

《赤井川トモプレーパークキャンプ場》

第7日  719日 キャンプ場-俱知安 30キロ《駅前 福井旅館、「和rattoria Ezo-marl

8日  720日 俱知安-尻別川:下りカヌー-ニセコ野営場 10キロ 《ニセコ野営場》

9日  721日 ニセコ野営場5:00-イワオヌプリ山頂6:45野営場8:30-神仙沼-余別:角田旅館 70キロ

積丹ユースホステル:角田旅館》

10日 722日 積積丹半島・シーカヌー-小樽   70キロ

おたるないバックパッカーズホステル杜の樹、郷土料理おおとみ》

11日 723日 小樽観光(文学館)― 23:30 2キロ

12日 724日 -舞鶴港 21:1523:30 130キロ

1日  713日 自宅-舞鶴港-新日本海フェリー

 仕事終えて、自宅に帰り、夕食をとり、荷物を積み込む、思っていたより、時間が押してしまったので、今回は寝屋川北から高速で舞鶴をめざすことにする。京都縦貫道は明かりがなく、1車線区間もあり、夜、走るのは嫌だったが、しかない。昨年は綾部ジャックションで道を間違えたが、今回は順調に舞鶴西ICを降りた。しかし、国際フェリー乗り場の方に間違ってすすんでしまい、10分くらいロスした。それでも、出港の90分にぎりぎり滑りこめた。手続きをすませると、今回の旅の友であるKさんに出会った。クロスカブ110㏄なので高速を走れないので昼過ぎから舞鶴をめざしたという。オートバイの乗船のための列に並ぶ、Kさんは先頭、自分はベッタだった。乗船したら、びっくり、別々に予約したのにベットが隣同士だった。さっそくお風呂に入り、デッキで二人で軽く乾杯をした。

2日 新日本海フェリー―小樽港-おたるないバックパッカーズホステル杜の樹

 フェリーの旅は楽しい、デッキで朝食、ワイン、最高だ。朝寝、お風呂、そして、また、乾杯、20時間は長いとは思えない。夜の小樽港に到着、昨年も行ったバックパッカーズホステル杜の樹はすぐだ、オーナーも、お手伝いワーカーさんも変わらずに暖かく迎えてくれた。これまた定番の郷土料理おおとみに二人ででかける。ここの海鮮酢の物が安くて美味しい。杜の樹に戻り、2段ベットで就寝。

3日  715日 小樽9:00―札幌-暑寒別岳・箸別荘 19:00 160キロ

杜の樹で、ワーカーの女性が作ってくれた美味しい朝食(390円)を御馳走になる。
天気がよくない、風も強く、日本海の海岸線を北上し、増毛町の箸別避難小屋までバイクで走れるか、不安だが、取りあえず、札幌に向かって出発した。2日間はKさんとは別行動、自分ひとりで、暑寒別岳をめざす。札幌によったのは、オートバイのタンクバックを買うためだった。30年以上使っていたバックが出発の前日に出そうとしたが見つからない。出発の日に、近くのバイクショップによったが改装中で買えず、わざわざ札幌によって購入した。やはり、ロングツーリングには必需品である。ついでに、札幌味噌ラーメンを食べた。なかなか美味しかった。

 すすむか、札幌で泊まるか、悩むが、天気予報では平野部は風が強いが、海岸線は弱い予報なので、思い切ってすすむことにした。石狩川を渡るまでは風は強かったが、海沿いの道に入ると風はさほどなく、快適にすすむ、海を見ながらのツーリングになった。トンネルが結構多い、するとトンネルで変な音がしたと思ったが止まるのも危ないと思い、トンネルを抜け、駐車スペースを見つけると後続の車もついてきて、止まり、「さっきのトンネルで何か落としたよ、俺の車は踏まなかったけど」と教えてくれた。荷物をみると、キャンプ用のいすとテーブルがない、探しに戻ることにした。トンネル内をウインカーを出しながらゆっくりとすすむと、まず、いすが落ちていた。踏まれた感じがなく、やれやれ、テーブルはない、さらに戻ると反対車線に転がっている、何か部品も飛び散っているので、これは踏まれた感じ、使えるか解らないが取りあえず回収、もう一度、積みなおして、箸別をめざす、増毛町から農道、さらに、舗装されている林道を登っていく、急な坂を上り終えて、広い尾根の上をまっすぐに走ると突き当りに駐車場があった。箸別登山口、車1台停まっていたが、中から外国語の音楽がながれていたので、それ以上近づくことはなかった。
 避難小屋はきれいに掃除されているが、雪対策のためか、窓がなく、室内は暗い、日も暮れ、ひとり暗い小屋で夕食を食べる。ストイックな登山だなと思う。

4日  716日 暑寒別岳登山

 箸別避難小屋で、夜明け前に簡単に朝食をしていると、小屋の前を外国人女性が通り過ぎていった。駐車場で車中泊をしていた人が外国人女性だった。完全に夜が明けてから、5時前に出発した。最初は、深い森の中をまっすぐにすすむ緩い道、針葉樹が続き、やがて、ダケカンバに変わっていくと少し傾斜が出てくるが緩やかな登りだった。暑寒別岳は、とても大きな山容で、箸別からは標高差はないもの距離は長い、山頂まで約10キロ、往復20キロのロングランになる。長い長い緩やかな登りが続く、隣りの尾根と合流し、一段高くなると下界がみえる。遥か遠くに海がみえた。木々が低くなり、森林限界に達する、ハイマツの尾根を上がっていくと、7合目のお花畑に出る。たくさんの高山植物が咲き乱れている。ハクサンフウロのようなピンクの花、ムラサキのチシマキョウ、黄色のギンバエ、ピンクのウサギギク、楽園のような景色の中だったが、登山道は急登に変わる。遠くに雨竜沼を見ることができた。山頂付近はガスに隠れている。急登を登りつめるとフラットになり、暑寒別荘からの道と合流する。あとは広いフラットの道、山頂をめざす、残念ながらガスが濃く、風もある。誰もいない山頂にコースタイム通りに5時間で着く、写真を数枚撮り、下山する。7合目のお花畑まで下るとガスがきれたので、ゆっくりと休憩した。そのあとは長い長い下りとなった。膝の痛みもあり、ペースが上がらず、コースタイムより少し時間がかかって、1320分に下山した。すれ違った登山者は箸別ルートでは外国人女性1人と山頂付近で暑寒別荘から登ってきた男性1人だけだった。
 避難小屋の荷物をまとめ、オートバイに積む、今にも雨が降り出しそうだ、1時間でホテルにたどり着けるので、雨具をつけて一気に留萌市内をめざした。幸い、雨に降られずに、留萌市内のホテルノースアイに着いた。チェックインして、洗濯をすることにした。大してなかったが、8時間歩いて汗だくのシャツをそのままにできないので、バスルームで洗濯し、クーラーを全開にして、干した。それから、インターネットで調べていた料理店:富丸に電話をかけ、予約した。まだ5時だったが、町はお祭りで賑わっていたので、早めにお店に行き生ビールと5千円のウニ・アワビ・ホタテ丼を堪能した。サービスで「ニシンの切込み」、刺身をみそ和えした小鉢、赤エビのだしがきいた潮汁もとても美味しかった。




5日  717日 留萌から小樽へ

 予定では、三笠市元湯温泉キャンプ場で2泊して、夕張岳にリベンジをかける予定だったが、天気予報は昼から雨、かなりの大雨になりそうなので、屋根のあるところに避難することに、ところが3連休のためになかなか安いホテルが見つからない。ゲストハウスに検索を広げると、小樽で「和の風」という銭湯の2階にあるドミトリータイプの宿に予約ができた。雨に降られないように、ホテルの朝食を一番に食べて、8時前に出発した。今度は、滝川経由で暑寒別岳をぐるりと回りこむかたちで内陸を走った。広大な畑が広がる中の道を走るのも気持ちがいい、晴れ間ある、なんとか雨に降られないうちに小樽にたどり着きたい。
途中、道の駅で、ゆでとうもろこしを食べた。美味しい。糖分がぜんぜんちがう。ぽつぽつと雨が降り出したが、なんとか濡れずに、昼前に宿に着いた。大正2年から続く、大正湯の2階を改装したゲストハウス、女性2人でやっているようだ。ユニークな内装の居間に荷物をおかしてもらい、傘も借りて、歩いて昼食に出た。昨年も食べた「あんかけ焼きそば」を花園町の「龍王」に行く、年配のおじさんがやっている街中の中華だが、海鮮も入っていて中華そばを油で炒め、具材たっぷりのあんがかかっている。ビールと一緒にいただいた。宿に戻り、ゆっくりとし、4時頃には下の大正湯に入る。こじんまりとしているが、いい銭湯だった。途中から旅の友のKさんが入ってきた。Kさんは杜の樹で連泊、一日だけいっぱいで他のところに、きょうはまた杜の樹に泊まるとのことだが、歩いて10分も離れていないので、風呂に入りにきたとのこと、それから2人で花園町に飲みいった。めざした炉端は予約でいっぱいで、花園銀座通りの居酒屋に入った

6日  718日 小樽(博物館)-赤井川トモプレーパークキャンプ場 

 天気が回復したら余市岳に行きたかったが、朝、雨が降っていたので取りやめに、キャンプもしてみたいので、次の宿泊地、俱知安との中間点の赤井川村でよさそうなキャンプ場を見つけ予約した。天気の回復待ちで、午前中は小樽博物館(運河館)に行き、周辺を散策、お昼ご飯は、「和の風」に泊まっていた地元の方に紹介してもらった喫茶店「時代屋」でKさんと待ち合わせをして、食べた。メニューに、鹿肉刺身やカルパッチョがあったので、お昼なので無理を言ってローストにして定食にしてもらえませんか?と女店主に頼むと、「やりますよ」と愛想よく言ってくれた。しばらくしてでてきた鹿肉のローストビーフならぬロースト鹿、何とも言えない火加減でとても美味しく、付け合わせの小鉢にはラタトゥイユ、正直、古い喫茶店の店構えから想像のできない美味しい料理を堪能させてもらった。地元人の情報は凄い。
 腹ごしらえをして、札幌COOPで、夕飯の材料を買い出し、余市岳の山腹の峠越えの国道393をすすむ、峠付近では濃い霧で視界がきかず、スリップも怖く、ゆっくりと走った。赤井川村に入ると天気は回復し、森を切り開いた赤井川トモプレーパークキャンプ場に到着した。大きく開かれた広場と森の境目にテントを張った。それから、赤井川カルデラ温泉に入りにいった。地元の方で賑わっている、露天風呂もあり、いい温泉だった。帰りに、さくらんぼの直売店により、さくらんぼを買って帰った。夕食は、ラムのジンギスカンにした、柔らかく美味しかった













第7日  719日 キャンプ場-俱知安駅前・福井旅館

 朝は、コープで買ったミニトマト、キュウリにシーチキンでサラダ、直売店で買ったさくらんぼなどで、ゆっくり朝食をとった。のんびりと過ごし、テントを撤収し、俱知安駅前の福井旅館をめざす、畑の丘を気持ちよく走る、1時間足らずでお昼前に、宿に到着。古い旅館だが、1泊3,500円に引かれ、冬のスキ-宿にできないか?下見のつもりで予約した。ご主人は「部屋に入っていいよ」と言ってくれたので、荷物を降ろし、部屋に、昼食をどうしようか、Kさんと相談、「外食をするのも?」「温泉までバイクで走る?」など相談した結果、目の前のコープで昼食を買って、昼飲みすることにした。なんとものんびりした旅になった。それぞれ好きなものを買って、昼飲み、昼寝、夕方にはお風呂をいただく、贅沢な1日だった。
 
バックカントリースキー仲間のYさんの合流を待て、3人で夕食に繰り出す、きょうはイタリアンな気分、今年の冬にもお邪魔した「和rattoria Ezo-marl」に行き、ワインをボトルで注文し、海老ときのこのアヒージョ、空豆のアーリオオーリオ、マルゲリータなど楽しんみ、早くもバックカントリースキーの話しで盛り上がった。
 
福井旅館に戻り、少し部屋飲みをした。いい旅館だったが、冬営業するかわからないから予約は受けられないとのことだった。やっていれば、ぜひ、拠点にしたい旅館だ。

8日  720日 俱知安-尻別川カヌー-ニセコ野営場

 朝食は、旅館の調理場や食器を使わしてもらえるので、コープで買った材料で、ししゃもに、お味噌汁という家庭の朝ごはんを自分たちで作った。
 天気が心配だったが、なんとか、行ける感じ、Yさんの車で、アドベンチャーツアーH2Oの集合場所へ、庵ガイドが待っていてくれたが、「施設で新型コロナウイルス感染者が出たので、トイレなど使えない」とのこと、装備を受け取り、すぐに車で出発、俱知安市内のすぐそばの堤防からカヌーを降ろし、スタート、はじめてのKさんも少し緊張しているようだったが順調に漕ぎ出す、Yさんはマイカヌーを持っているだけあって安定感あり、自分は1ヵ月前の西表島でのシーカヤックがあったので、スムーズに乗れた。
北海道らしい堤防もなく、川原もほとんどなく、川辺がすぐに森になっている静かな流れを楽しみながら、ゆっくりと下る。湧き水や滝などを案内してくれた、カヌーは目線がちがうので、北海道をちがう角度から楽しむことができた。
午前中だけのショートツアーだった。施設に戻り、着かえて、俱知安駅に戻る途中で、味噌ラーメンを3人で食べた。Yさんには、福井旅館まで送ってもらい、そこで別れて、自分たちはオートバイでニセコ野営場にむかった。ニセコアンナプリの北側の冬期通行止めになる山越えルートを快適に走った。明日登る、イワオヌプリの登山口を確認すると、五色沼温泉の露天風呂がよくみえた。白濁したいい温泉だ、テントを設営し、ゆっくりと2つある露天風呂を楽しんだ。
キャンプめしは、きょうもジンギスカンにした。マトンではなく、ラムのジンギスカンは本当に柔らく美味しい。








9日  721日 ニセコ野営場-イワオヌプリ山頂-野営場-神仙沼-神威岬-積丹ユースホステル

 ニセコ野営場からイワオヌプリを早朝5時から一人でピストンする。下見をしたはずだったが、硫黄で山肌が荒れて、踏み跡がいろいろあり、少し時間ロスをする。長い階段に取り付き、上を見ないようにゆっくりと登る、階段が終わると急登が続く、尾根をぐいぐい登る感じだ、樹木の枝もかぶさっていて、ヒグマが出そうな感じで怖かった。30分くらい登ると急に傾斜がなくなり、ゆるやかな尾根を登る、ガスが出ていて視界がもうひとつきかない、ピークに続く、急な大きな斜面を近くに感じながらすすむと、縦走路との分岐に出た。そこで少し休憩し、急なガラガラした斜面を登る、「登りきれば頂上かな」と思いながら、ところがガスの中で山頂かなと思ったところは火口壁のいちばん低い縁だった。そこからは、火口壁に沿って、周回する感じで頂上をめざす、最高部と思ったところから火口壁がまだ続いて、やっと「イワオヌプリ山頂」の看板のある山頂にたどり着いた。風があり、ガスの流れも速い、真正面にニセコアンナプリの北西面がきれいに見える予定だったが、ガスがついたり、きれたりしている。
 今年の冬に滑った斜面の確認、来年の冬はイワオヌプリにバックカントリースキーで登ってみたかったので下見を兼ねた登山だったが、視界にめぐまれない。しばらく待ったもののガスがきれそうで、きれないので下山することにした。火口を周回するように下山路を選んだ、火口に続く、ザラザラと滑りやすい急斜面を一気に下り、火口壁のいちばん鞍部に持った。下りは短く感じた。途中、外人1人と親子連れ1組とすれ違った。野営場に8時30分に戻ると、テントなどきれいにKさんが撤収していてくれた。
 バイクに荷物を積み込み、積丹半島をめざしてスタートする。車の少ない、山越えのワインディングロードで岩内をめざす、とても気持ちのいいツーリングコースだ。途中、神仙沼に立ち寄る。観光用の大きな駐車場にバイクを止め、神仙沼まで歩く、30分くらい森の中を歩くと、急にひらけた高層湿原に出る、池塘もあり、花も咲いている。その中の木道をすすむと、神仙沼にでる、森に囲まれ、水をたたえ、まさしく神、仙人が住んでいそうな景色だ、近くに山もそびえ、神秘な世界だった。
 駐車場に戻り、地元のショップがあり、この旅、最高の糖度のトウモロコシを食べ、これまた甘いスイカを食べた。そこからは下り坂になり、日本海、岩内のまちをめざして走る。岩内で、ちょうど昼になったが、お店も少なそうだったので、セイコーマートでカツ丼とノンアルビールを買い、漁港の岸壁で食べることにした。外で食べるランチもいいものだ。
 昼食後は、海沿いの道、神威岬をめざして走る、きれいな海、奇岩、急な緑の崖、カーブ、トンネル、変化のあるツーリングを楽しむ、ちょっとバイクを止めて、記念写真も撮る。神威岬に着く頃には、天気も晴れ渡り、神威ブルーをみることができた。岬の先端、灯台まで歩いていった。昨年はこの眼下のブルーの海をカヤックで、漕いだ記憶がよみがえる。
予定通りに、神威岬のちょっと先にある余別の積丹ユースホステル角田旅館に着いた。昨年、同様に、おばちゃんが歓迎してくれた。魚料理とおばちゃんがとってきた山菜・海草と食事がいい、千円追加の生ウニ、焼ウニが美味しい、この宿の朝ごはんの卵焼きにはウニが入っている。















10日 722日 積積丹半島・シーカヤック-小樽 

 積丹カヤックスの西村さんに、昨年に続いて、お世話になった。1泊2日のシーカヤックツアーをお願いしていたが、夜には雨、2日目は海が荒れる天気予報のため、1日ツアーに切り替え、北からの風が強いので、神恵内村まで移動しての出発となった。積丹ユースに車で迎えにきてもらい、神恵内村の漁港まで移動、漁港の横の海岸からのスタートなる。
女性のお客が一人、Kさんと自分で2人艇で、西村ガイドの計3艇で、出発した。少し風があるものの波はなく、快調にすすむ、水鳥を近くでみながら漕ぐ、空も晴れ間もあり、いいコンデションである、1時間ほど漕ぎ、入江に上陸、手掘りの昔のトンネルを歩いてくぐり抜けてみる、岩壁と緑の崖、海、空に囲まれた不思議な空間があった。そこから、さらに南に泊村との境あたりまで漕ぎ、そこから引き返し、昼食のために上陸した。お昼は、昨年同様に、トマトなどの刻み野菜、さらに、その場でひき肉を炒めてくれた、それの具材にガイドの西村さんが家で焼いてきたタコスをフライパンで温め、各自でトッピングして食べる。これが美味しい、ただ食べた感じが軽いのでいくらでも食べられる、どれくらい食べたか、わからないのが困る。自分が最後まで食べていたから一番食べたと思う。
 帰りは、むかし、ニシン漁が盛んな頃の仮水揚げのための漁港跡にも漕ぎ入ってみた、小魚の群れをみることができた。海が少し荒れてきた感じの中、出発した海岸に予定通りに帰った。シーカヤックキャンプができなかったので、また、リベンジしたいと思った。
 積丹ユースまで送ってもらい、そこから急遽予約した小樽のバックパッカーズ杜の樹に向かう。常宿のようになった杜の樹に戻り、銭湯:大正湯に入り、花園町の郷土料理おおとみに行く、もうはや定番、常連のような顔でお店に座る。自分はさらに、古いスナックがある路地に、ドアを開けたままの明るい光のもれる「ポコアポコ」による、この旅で3回も通った。北海道の締めパフェを出す、普通にショットでお酒も、ピザやカレーも出してくれるお店で、女性ライダーの女店主、もう一人の女性とふたりでやっている、地元の方なので、友達の女性客やライダー仲間も集まり、賑やかで、自分も仲間に入れてもらって楽しい夜をすごした。














11日 723日 小樽観光(文学館)― 新日本海フェリー乗船

 悪天候のためキャンプが中止になり、あまった1日、小樽観光をした。宿の裏手の水天宮に上がり、小樽の港を見下ろし、坂を少し下ったところ大正の豪商の旧寿原邸を見学、さらに、坂を下り日本銀行旧小樽支店を見学、小樽文学館で小林多喜二のコーナーをじっくりとみる、青年多喜二の様子がわかる資料展示があった。お昼は、「和の風」の地元の方の一押しの「龍鳳」であんかけ焼きそばを食べた。メニューはあんかけ焼きそばしかないが、味つけ、量などのバリエーションは凄い、自分は「サバス味、山椒がきいた黒いあんかけ焼きそば」をビールとともに楽しむ、量を迷っているとお店の人が「2玉行けるよ」と勝手に2玉になった。体形をみて判断されたのか、でも美味しく完食した。食後はジャズ喫茶「フリーダム」に行った。手宮線の廃線脇にツタのからまる古い建物で趣がある、コーヒーとジャズをゆっくりと楽しんだ。夕方になる前に、宿に戻り、読書などして時間をつぶし、早めにフェリー乗り場にバイクで乗りつけた。








12日 724日 新日本海フェリー-舞鶴港―自宅

 帰りのフェリーも、ワインを持ち込む、朝からワイン、昼寝、お風呂と、旅の最後を楽しむ、最後のハードルは、舞鶴港に到着後、21時から自宅まで、夜の高速を走ること、それほど通行量もなく、少し慣れてきた感じもあり、予定どおり23時過ぎに自宅に到着することができた。
 その
2日後に、38度を超える熱を出した、妻からは「フェリーで感染したんや」となじられたが、2日では発熱が収まり、キッドでは陰性だった。少々、疲れたがでたようだ。

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