前鬼ブルーを堪能2018813日)

 今年は、天気に恵まれない。7月に予定していたソウレ谷は西日本豪雨で中止に、7月下旬の孫とキャンプを予定していたが台風接近で中止、81週目は義父の逝去で赤坂谷を自分だけキャンセル、そして、トレーニングをし、ルート研究を重ねた北岳バットレスは、直前の台風通過、その後も台風の発生で山の天気はどうみても不安定、3000mでクライミングは無理そうなので、このはな山の会の集中登山は中止に、リスクの高い登山はしないという会の考えには賛成(結果的に天気は回復しなかった)、その代替案として小川山34日を計画するも、これも天気が悪そうなので中止、結局、半日の晴れ間をねらい、812日の午後発、前鬼川林道終点でキャンプ(スペイン風炭火焼き)を楽しみ、13日午前中勝負で前鬼川に入った。

 天気の分析がぴしゃりとあたり、午前中は青空も望めるくらいの好天の中で、前鬼ブルー、サイダーのような水泡の沸く沢を楽しんだ。このはなのメンバー、バットレス隊のYくん、H嬢とドタ参の今年から沢を始めたkanaちゃんの4人で、泳いだり、水中写真をとったりの楽しい沢登りとなった。唯一、核心の大滝の上の徒渉ポイントは雨のためか水量が多くリスクが高い、ロープで渡るとしても一人目が流されたらどうかと考えていると、違うルートがみえた。左岸をそのまま、もう少し登ると、懸垂の支点になりそうないい木があった、そこから懸垂下降すれば徒渉せずに、ナメ滝に入っていくことができる。この作戦は大成功で、うまく突破できた。水量が多く、高巻きしながら垢離取場に出た。もう少し上に行ってみたかったが、雨に降られないうちにテントを撤収もしたかったので、少し早かったが、前鬼小屋、林道経由で下山した。テントまであと15分のところで予想通り、雨がほつほつと、そこから早足で下り、昨晩ぬれたテントを乾いたまま撤収することができた。すると大粒の雨がざっと降ってきた。上北山村温泉に寄ったが、すごい豪雨で足止めされ、帰りの道も豪雨で視界がなくなるくらいの降りだった。だった半日の晴れ間をうまくゲットできた山行に満足して、帰阪した。


わが山々トップページへ