小川山 2017年夏

 8月11日から13日まで、小川山にクライミング&キャンプに行く。先発で、このはな山の会のKOさん、T嬢が行っている。11日深夜0時に家をマイカーで出て、朝6時までに着く、テントも張って待っていてくれたので助かった。朝ご飯もごちそうになり、クライミングに出かける。
 初日なので、スラブ状岩壁に出かける。うまいことに誰もいない、「かわいい女、5.8」をリードで登る、まだ小川山スラブに慣れず、ワンテンしてしまう。
 それでも、久しぶりの小川山なので、気合いを入れ、「高い窓、5.10b」をオンサイトトライする。緊張する中、なんとか下部スラブをクリア、苦手の小カブリ下でレストし、思い切って上に手を出す、少し甘いホールドだったが、一気に乗り越えることができた。久しぶりの10bオンサイトが見えてきたように思っていた。ゆっくりレストし、慎重にロープを伸ばす、2ピン伸ばし、最終クリップをしたが、そこから上が悪い、ホールドがあまい、それでもなんとか支点の上に上がり、あと1手までいくが、その上もホールドがあまい、力もなくなってきたし、これ以上登って、ランアウトして落ちるのも怖いので、そこで飛び降りてテンション、ひっくりかえりそうになり怖かったが、けがはなかった、もういちどトライするも、どうしてもトップアウトできずに降りる。残念・・・・
 続いて、T嬢もリードでトライ、スムーズに登る、ワンテン入り、ややコースアウト気味だったが、見事に登りきった。負けた・・・・・。KOさんトライするが、自分と同じところで激おち、男性陣は残念な結果に・・・
 続いて、前にきたときの課題だった「オーエンのための祈りを、5.10c」をトップロープでム−ブを探るが、やはり核心がわからない、練習不足では、登れない課題はやはり登れない、クライミングにまぐれはないと実感、2回トライするも同じ結果で、テンションが下がる、少し混んできたのと、夜、車を走らせたことで終了することした。終わろうとした頃に、大阪の「囲炉裏」のメンバーが、ガマルート5Pマルチを登って、降りてきた。オーエンのトップルートを引き渡した。
 キャンプ場にもどり、一緒に参加した豊中労山の2人がおしい焼き肉を作ってくれた、自分は「いぶし処」で、ささみ・シシャモ・ちくわ・チーズのくんせいをごちそうした。食事は、朝も、夜も充実していた。2日目は、豊中の人が買い出し出て、てんぷらをしてくれた。キャンプしながらのてんぷらは最高のあじわいだった。Tさん、kさんあがとう。昼もおにぎりをT嬢が作ってくれた。そして、食後はたき火を囲んで、ゆっくりと飲み会、囲炉裏のクライミングの師匠のしおりさんがウイスキーの差し入れをしてくれたありがたい、楽しいキャンプ生活だった。
  しかし、今回は天気がよくない、1日目の夜から雨、2日目、雨がやんだのでソラマメスラブにでかける。岩場はやはり濡れている、怖かったがソラマメ下部スラブにロープを出す、自分は、5.9だと思って一番左にロープをかけにいくが濡れてすべる、それでも3ピンクリップまでいくが、スラブに出れない、スラブが濡れていて止まらない、となりを登ったKOさんにロープを終了点にかけてもらい、なんとかロープを張れた。でも、このルートはトポに出ていないようだ、5.8くらいな感じ、少し乾いてきたものの湿度も高い、自分はとなりの「生木が倒れたよ、5.9」は以前、RPしていたので、トップロープした、なんとか登れたがいいム−ブではなかった。少し乾いてきたので、さらにとなりの5.10aにトップロープをかけた途端、突然、雨が降ってきた、結構、強い降り、カッパを出して待機する。1時間ばかりで小雨になったものの、岩はすっかり濡れてしまった。しかたなく、かけたロープを撤収することに、メンバーの中では体重の軽いT嬢が志願してくれたので、お願いした。午後からビールという贅沢な日になった。
 3日目も、雨がやんだが雲行きがよくない、テント、キャンプの撤収もあり、クライミングに出れたのは10時、しかし、一番近い、八幡沢左岸スラブに着いたものの先客がおり、すぐに登れない、待っている間に少し偵察、有名なブラック&ホワイト5.10bのオンサイトトライをみることができた。しかしそこで、また、雨、カッパを出してロープも出さないまま退却となった。クライミングはあまりできない3日間だったが、楽しい小川山のキャンプだった。