夏の思い出〜尾瀬〜(2016年7月16日〜18日)
今年の職場のワンダーフォーゲルの夏合宿は、尾瀬ヶ原散策と燧岳だった。7月16日の朝、7時30分ののぞみ号に乗り、東京で、上越新幹線に乗り継ぎ、上毛高原まで行った。そこからは、ジャンボタクシーで大清水まで、なんと、そこから林道を1時間歩いて、登山口まで行く予定が、シャトルタクシーなるものが運行していた。一人700円だったが、「1時間歩くよりは、タクシー乗りたい」の声が多数で、利用することにした。
午後2時前から三伏峠をめざして歩いた。ブナなどの緑がとても美しい森の中を緩やかに登っていくと、おいしそうな清水が出ているところで休憩、そこからほどなく峠に出た。そこからは下り、しばらく行くと尾瀬沼が樹林の間からみえ、三平下に出るとさっそくニッコウキスゲなどの花が出迎えてくれた。予定通りに午後4時前には尾瀬沼湖畔の林の中に建つ長蔵小屋に到着した。
長蔵小屋では、シャンプーやせっけんは使えないもののお風呂があり、さっそく汗を流して、ビールで乾杯、夕食もおいしくいただいた。
2日目は、尾瀬沼、湿原散策コースと燧岳登頂をめざすコースに分かれて行動した。燧岳隊は、ぬかるむ登山道に苦しむも、針葉樹林の森からダケカンバなどの灌木帯を抜け、ピンクの小シャクナゲが咲く、森林限界へ、少し雨に降られたものの山頂からは、尾瀬沼や尾瀬ヶ原が見渡すことができ、みな、満足した登山となった。 散策チームの女子3名は、ゆっくりと湿原散策して、ニッコウキスゲの群落などを楽しんだようだ。
3日目は、朝食前に、湖畔でコーヒーをたてて、霧にかすむ尾瀬沼を楽しんだ。尾瀬沼を半周して、白砂峠を越え、尾瀬ヶ原の湿原に出た。6`続く湿原の中、高山植物などをみながらゆっくりと進んだ。ヒツジグサ:ハスの小ぶりのような植物で、葉っぱが羊の足跡のかたちで、白い小さな花がたくさん咲いていた。尾瀬ヶ原らしい景色を堪能して、鳩待峠から下山した。下山後は、近くの温泉宿で後泊し、疲れも癒して帰阪した。