岩木山、八甲田山 春スキーツアー201551日〜6日)

ゴールデンウィークに、大阪から青森まで、車で片道1200キロを走り、山スキーを楽しみに行ってきた。大阪を1日の午後1030分にスタートし、名神、北陸、磐梯、そして、東北道に出たのは、朝7時を過ぎていた。大きな渋滞なく、スムーズに進んでいたが、仙台を過ぎ、サービスエリアで吉野家の牛丼を食べた直後に、「事故通行止め」に遭ってしまう。渋滞(ほとんど動かず、高速を出ることもできずに)で、2時間の足どめをくらった。その後、開通し、弘前に到着したのは午後3時過ぎだった。駅前のイトーヨーカドーで、2日分の買い出しをして、今回の宿、百沢温泉に到着した。昼飯か、夕飯か、わからないスーパーで買った総菜で乾杯、疲れたからだにはすぐに酔い、温泉に入って寝てしまった。

スキー初日は、この連休の一番の好天と判断し、八甲田山のロングルート、箒場コースに向かった、車で1時間の移動、ロープウェーの動くのを待つ、しかし、雪がまったくない。2年前には滑れた正面のゲレンデにはほとんど雪がついていない、ダイレクトコースは閉鎖になっている。いくつかのコースの閉鎖が掲示されていたが、「箒場はないから滑れるのだろう」とロープウェーに乗りこむ、やはり、すごい混雑だ。早く着いて、並んでいたのでなんとか1番に乗れた。臨時便で9時前にはタモヤチ岳山頂駅に到着した。

展望台は、コンクリートや土が露出していたが、雪も着いていた。山頂へ歩いて登ると思っているより雪があってちょっと安心する。スキーを履いて、最初の少しすべるが、また、担いで最初のドロップのポイントに少しだけ登った。宮様コース方面の無木立のいいバーンが残っていた。さっそく1本楽しむ、まあまあだったが足がまだ慣れていないし、あまりに短い、すぐに、樹林帯に入り、トラバースぎみに滑るが、あまり高度を下げたくなく、シールに履き替える。そこからは井戸岳からの尾根の鼻をまわりこみ、大岳ヒュッテのあるコルに向かってのハイクアップとなる。さすがにゴールデンウィークでたくさんのパーティーがいる。登山者もいる。雪付きが悪いので、夏道にそって、コルに向かって左の沢を登っていったが、あと少しの所で雪がなくなり、夏道を登ることにした。わずかに歩いただけだったが、午前11時10分にヒュッテ前に出た。

そこから長い滑り出しだった。竿にしたがい滑り始めるが、厳冬期のルートと方向が違う、斜度もゆるくて滑らない、GPSで確認し、多くのシュプールを井戸岳斜面にみつけたので、そちらにトラバースぎみに滑る、竿があるもののルート取りがわかりずらい、地図、GPSで右側に沢を乗り越える方向を確認してすすむ、するとさきほどゆるい斜面の先に、急なおいしいバーンがあり、シュプールもある。なんと滑り出しのおいしい2つのバーンを避けながら、滑ってきたことに気づき、ガックリ、ガイドツアーとの違いを痛感した。そのあとも傾斜は緩くなる、雪は途切れる、沢はすでに切れていて渡るところに苦労するなどの悪戦苦闘、最後はスキーをザックにくくり、30分ほど新緑のぶな林の中を歩き、やっと午後2時前に、バス停に着いた。春山登山を楽しんだ感じ、でも、「これも経験」とみんなで無理やり納得する。シャトルバスでロープウェー駅に戻り、酸ケ湯温泉に浸かって帰ることに、うまく駐車できたものの千人風呂は百人以上は入っている芋の子を洗う状態、しかも、混浴を楽しみしている男性陣もおり、興味津々の様子に女性はほとんど出て来られない状況だった(もう少し配慮がいるよね)車で1時間ほどで、百沢温泉に帰り、自炊して夕食を楽しみ、また、温泉に浸かる。

岩木山 春スキーに続く