小豆島クライミングの旅(2014112223日)

 このはな山の会のメンバーを中心に、9人で小豆島にクライミングの旅に出る。神戸港から午前045分のフェリーに乗り、しばし宴会をして、雑魚寝、午前715分に小豆島坂出港に到着、拇岩のマルチ組と吉田のフリーの岩場組に分かれた。

 自分らは3人で吉田の岩場に行く、まず、吉田ビレッジにテントを3張り設営してから岩場に向かう。テント場もフリーサイトはクライマーで満員、岩場も入り口のキューブロックには先行パーティーが取りついていたので、アップなしで、前回、登ったことのあるキューブロックをめざした。

 足慣らしに、横のトライヤルロックのカラス小僧(5.10a)に、マスターでトライ、前回はワンテンしていたが、この日はRPできた。少し短いが、バランスが求められておもしろいルート、前半が意外に難しい。続いて、ナカガイ友だちのツヨツヨのTKくんに、きもちんよかロックのランナウェイ(5.10a)をマスターオンサイトしてもらった。自分は、ハンガーがついていたにも関わらず、前回、オンサイトしたルートだったのにワンテンをかけてしまった。オンサイトパワーの気合いが足りなかった。

ここも込み合ってきたので、京都ロック上部に行ってみた。少し短いが上部にあり、見晴らしがいい、気持ちのいい岩場だった。海が見え、ミサゴが旋回していた。川の流れのように(5.9)、大阪時雨(5.9)を登ってみた。少し甘めの感じだった。ただ、京都ルート(5.7)は、どうみてもグレードより難しくみえたので、トップロープで登ってみた。案の定、前半のトラバースが悪かった。そのあとグレードを上げ、悲しい色やね(5.10c)に本気トライ、ホールドが細かく、オンサイトどころか、各駅停車でやっとトップアウトできた。続いてKHくんが登ったが、あっさりとフラッシュ、やはりボルダーの鍛え方がちがう。

そろそろ時間なので、下山の準備をしていると拇岩のパーティーからメールが届いてきた。落ちてけがをして、病院に向かっているとのことだった。あわてて、テント場に帰り、待機していると、検査結果では大きなけがではないことがわかりほっとした。9人分の夕飯

に取り掛かる。人数が多いので圧力釜をつかってポトフのしたごしらえをして、大きな鍋2つで煮込む、ごはんは圧力釜で炊いた。ごはんができる頃に、頭を数針縫い、お尻をしこたま打って足をひきづるKOさんが帰ってきた。大事にはならなかったので、宴会は予定通り楽しく盛り上がった。

 それでも、かなり痛そうだったので、3日間の予定を短縮して、翌日の夕方の便で帰ることにした。

 2日目は、吉田の岩場の入り口のキューブロックでアップをした。小林2(5.7)はグレードのわりには結構難しい、小林1(5.10b)は核心部分でのピン間が遠そうだったので、トップロープで楽しむ、ほぼ登れたが最後は直登できずに一手逃げた。リードは、かなりの集中力がいる細かいカチの連続だった。アンダースラブ(5.9)にもトライするが、ここも核心のトラバースがうまくできなかった。

 移動して、きもちんよかロックに、みんなを案内して、カラス小僧やランナウェイを順番に登っていった。ツヨツヨのTKくんに、前半NPのきもちんよか(5.10a)にオンサイトトライをしてもらう、最初のカムの入るクラックがかなり高く、苦労していた。上部の壁が、オンサイトの難しさか、かなり粘るも登り切れなかった。続いて、自分が最後のところを残してのトップロープ状態で登る。前半のNPは、はじめてでは難しいことがわかった。上部も簡単なエスケープの方に行くも、ム−ブがわかるが足が上がらず、仕方なくA0で、トップアウトをしてトップロープをかけた。直登のム−ブを探ってみると、キーホールドをみつけるとそれほど難しいム−ブなく登れることがわかったが、帰阪するために、早く切り上げなければならず時間切れで、終了とした。

 神戸に夜9時に到着し、KOさんを自宅まで送り届け、登り足らないメンバー5人で、不動岩に転進し、残していたおでんをつくり宴会、次の日はアルバインクライミングを久しぶりに楽しんだ。

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