大朝日山2012729日)

727日 夜行バスで山形へ

728日 月山に登り、志津温泉えびす旅館

729日 大朝日岳にピストン

730日 山形から新幹線で帰阪

 職場のワンゲル部の夏合宿として、月山、大朝日・蔵王岳ツアーを企画、12名が参加、初日は全員で月山を姥沢夏スキーリフトを往復使っての登山をした。夜行バス明けの体には、ちょうどよいコースだった。はじめて、高い山に来たNさんに高山植物の名前を教えながら、トラバースから直接牛首のコルに突き上げるコースをとった。たくさんのお花、めずらしいものとしては、ハクサンコザクラを白くした花、ヒナザクラや青い花のタテヤマウツボグサをみつことができた。

 予想を超える雪渓が残っていて、少し滑りやすくなっていていた。学生がスキーの練習をしていたので、例年、このコースは雪渓登りになるのだろう。

 それにしても、すごい人混みだった。百名山、観光地、宗教登山などが重なり、頂上への急登では、下山の人との入れ替わりに、待たされることもたびたびあった。山頂は、あいにくのガスにつつまれ、展望がなかったが、合宿初日は、全員登頂することができた。自分は頂上は秋に続き2回目、春の山スキーを入れ、それぞれの季節を楽しむことができた。志津温泉に戻り、バーベキューを楽しんだ。

 2日目は、健脚組は大朝日山ピストン、コースタイム9時間20分のロングラン、ハイキング組は「蔵王に」と分かれての行動となった。予想外にも健脚コースに8名が参加、メンバー的には一抹の不安もあったが、本人が「行きたい」というので、連れていくことにした。

 朝4時前に起床し、出発、真っ暗な中をはじめての道を行く、ナビがあると心強い、予定どおりに5時前には古寺鉱泉の登山口に着くことができた。そこからはブナなどの巨木も混じる森の中を急登していく。最初の2時間で、コース通りに進まないと登頂は難しいかなと思いながらも、ゆっくりと進む、60歳を超えた女性陣もよく頑張って、一服清水まではコースタイムを下回る1時間30分足らずで到着できた。このペースを維持できれば、なんとか登頂できるかなと思えた。

 このコースの素晴らしい点は、休憩のたびに清水にありつけることだった。3ピッチ目は三沢清水、5ピッチ目は銀玉水と、とりわけ銀玉水はおいしかった。古寺山、小朝日などピークを超えて、下っての長い長い登りはさすがに疲れてきた。それでもコースタイム+休憩時間程度を維持し、引き返す限界時間の正午より30分早く、なんとか全員登頂することができた。ガスで展望がなかったもののよかった。下りも、長さ、登り返しにへこたれそうになったが清水のおかがげでややペースも上がり、午後420分に古寺鉱泉に戻れた。予想通りの11時間30分の行動時間となったが、みんなよく歩いたなという達成感に浸れることができた。5時には宿に着き、温泉、宴会と盛り上がったが9時前には全員爆睡していた。お疲れさまでした。

 4日目は帰るだけとなったが、蔵王組も含めて充実の東北の山旅を楽しむことができたことをおみやげに新幹線を乗り継ぎ帰阪した。


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