岩木山・八甲田山スキーツア(201253)

52日 大阪・寝屋川市駅集合18:30−高速・約1200k

53日 岩木山・百沢温泉到着10:00−岩木山スカイラインシャトルバス乗り場11:258合目12:10−嶽コースを滑走―シャトルバス乗り場12:40−弘前市内へ買い出し、温泉、宴会

54日 岩木山・百沢温泉7:00−八甲田山ロープウェー8:30−酸ヶ湯9:30−弘前・創作郷土料理菊富士で昼食−買い出し−大鰐・あじゃらの森キャンプ場−大鰐温泉

55日 大鰐・あじゃらの森キャンプ場10:00−八甲田山ロープウェー11:20 11:40−山頂駅−フォレストコース滑走−ロープウェー−ダイレクトコース滑走−ロープウェー14:00−大鰐・あじゃらの森キャンプ場15:20−買い出し・温泉

56日 大鰐・あじゃらの森キャンプ場4:50−大阪18:30

 大阪労山このはな山の会のメンバーを中心に、8人で岩木山・八甲田山の山スキーツアーに出た。ラリーのような青森までの道のりだったが、休憩を入れても、ナビの予想時間14時間30分で走れた。予定通りに岩木山のスキーにトライできるはずだったが、あいにくの天気、宿に着く頃には雨、しかし、アメダスによれば昼頃は小康状態と思われ、着くなり、「次のバスに乗ります。すぐ仕度して出発」としました。沈殿と思っていたメンバーは渋々でしたが、用意をして出発、予定通りに1125分発で8合目へ、バスは満席状態、悪天にもかかわらず人気のコースのようでした。山頂バス停は、すごい強風と濃霧、パトロールの女性は「きょうは嶽コースのみオープンです」と指導、この視界では予定していた百沢コースは最初からあきらめてはいたが、どっちにおりていいかもわからない、パトロールに聞くと「登行リフト横から」、そこに行くと地元のベテランスキーヤーの方が、自分たちがまごまごしていると「案内します。ついて来て下さい」と親切に声をかけていただき、スキーを履き、スタート、少し傾斜があるがすぐ下に段があるので、ワンターンして集合、山スキーはアップなしの本番はつらい、いきなり核心という感じ、そこそこ木立のない尾根を滑走、視界は麓までは見えない、晴れていれば津軽平野を一望しながらのダウンヒルなのだろうが・・・・・、地元のスキーヤー、K会長の快調の滑りに引っ張られ、どんどん滑る、写真もとらずに、景色も楽しまずに、樹林帯に入ろうかというところで、「ここで記念写真を」と地元の方にシャッターまで押してもらいまるでガイドさんのよう、ありがとうございました。

 樹林の切り開きのやや狭いコースをどんどん下り、傾斜がなくなくと森を切り開いたような道となる、わかりやすいコースで、そこそこ楽しめたが、あっという間に、バスの乗り場に到着、とりあえず一本滑れたので宿に帰ることに、タイミングよく雨も本降りとなっていく、帰り道、残雪の斜面に満開の桜が咲く珍しい景色にも出会うことができた。

 弘前城まで、東京から来たMさんを向かいに行く、さくらが満開ですごい人ごみだった、帰りにJAにより地元の野菜を買い、スーパーにもより食材とアルコールをそろえ、宿に戻った。百沢温泉は地元の方も来られる湯治場のようで、施設は古いがいいところだった。湯治部屋は素泊まり3000円と安く、温泉付き、帰りにはりんごジュースのお土産までくれた、東北の人はあたたかい、なべを楽しみ、温泉は夕食前、夕食後、早朝と3回も楽しんだ(K会長は5回も入ったらしい))

 2日目は、八甲田山に移動、2時間もかからなかった、しかし、雨と濃霧で、とりあえず、あの有名な酸ヶ湯に入り、様子をみることに、酸ヶ湯は木造の大きな建物で、歴史と趣きがある、しかも、「混浴を守る会」によって守れた混浴文化継承の地でもある。温度も適温で、白くみえるがにごりはない湯は最高である。しかも、混浴、センターにトラロープが引かれ、男側と女側を分けられており、「混浴マナーを守りましょう」とある。実際には、衝立に覆われている部分も多く女性にも安心なところですが、混浴ゾーンに来られる方は若い女性(カップルさんが記念に一緒に入りたいのか)だけでした。しかし、ワンピースのようなものも千円で売っているようでしたが、これは少し興ざめしました。それでも若い女性が入っているのは少しうれしい気分になります。

 温泉を楽しみ、さあひと滑りと思っていたら、ロープウェーは強風で運休との情報、ハイクアップする天候でもないので、次は郷土料理を食べに行くことに、田舎村の道の駅で尋ねると、弘前市内の創作郷土料理「菊富士」がご推薦とのこと、早速、そこに向かう、12時前に着いたのに、45分待ちとのこと、普段なら待てないところだが、他にやることもないので気長に待つ、食べたもの「けの汁−和風ミネソタローネのような味噌汁、正月料理だとか」「帆立とリンゴのかき揚―これはうまかった」「いがめんり焼」「イカ肝だけの塩辛」「帆立貝の造り」などを楽しみました。夕飯を買い出し、あゃじゃらの森キャンプ場へ、ここのバンガロー(貸し別荘みたいに、食器、なべ、寝具などすべてが備え付け)は、きれいで、最高です、なんせ、1万円+ひとり千円、今回は8人で利用のために2000円強という安さも魅力でした。本日のメニューは、イタリアン風トマト鍋をしました。しっかり、大鰐温泉にも入りに行きました。ここは、大阪にもありそうな最新のクアハウスという感じ、悪くはないが趣きに欠ける。

 3日目は、天気予報は「雨時々曇り」、アメダスでは昼頃、八甲田山付近の雲が薄くなりそう、そのワンチャンスに滑ろうと、ゆっくりスタート、晴れ間もあったが山に近づくにつれ、雲が濃くなる。予定どおりに11時過ぎにロープウェー駅に着く、雨はないが、山頂は見えない、濃いガスに包まれていた。消防車や救急車などが多数集まっていた、「けが人が出た」ということだったが、あとでニュースをみると74歳の方がスキー滑走中に木にぶつかり死亡したとのことだった。視界は30mだったと記事にあった。

 1140分のロープウェーで山頂へ、強い風、視界が悪い、それでも結構、たくさんの人がいるし、標識の案内があった。ツアーコースに入る天気とは思えず、ロープウェー駅に滑りこむフォレストコースに入る、少し傾斜のある斜面を滑るとすぐに樹林帯を縫うようなコースとなる。濃い霧で離れないように滑る、途中には緩斜面もあったが、また、傾斜のあるバーンもあったりして、結構、楽しめた。2本目はダイレクトコース、雪付きが悪く、コースも狭いのでもうひとつだった。天気も怪しいので、これで終了とした。大鰐に向かって車で走り出すと雨が降り出した。本当にワンチャンスだった。「滑れたので、まずはよしとしよう」と言い合った。

 温泉、買い出し、宴会と続く、温泉旅行のようなツアーになってしまったが、あちこちでの遭難のニュースに、「悪天時には山に近づかない」の鉄則を守ってよかったと思う。

 翌朝は、朝ご飯もとらずに、早立ちし、たいした渋滞もなく、大阪まで帰ることができた。案外近い、来年は厳冬期にパウダーを滑りに行こう!!!

34日の行程だったが、一歩も登山しなかったのに、百名山に入れることは少し気がひくが、目的が当初からスキーということで自分的にはゲットとしよう)

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