山ボーイ、山ガール 雪山に行く2012226日)

駐車場10:107合目12:00−山頂12:35 13:40−駐車場15:10

 今年は、雪が多そうなので、綿向山に行ってみたくなった。先月の和泉葛城山は雪が少なかったので、余計にそう思った。今回は、職場のハイキングもしたことのない若者も誘って、2人の山ボーイと1人の山ガールを連れての雪山ハイキングとなった。

 天王寺で集合し、綿向山の登山口には2時間ちょっとで予定どおりに到着、チェーンもつけず停められた。天気も曇りから晴れの予想だったが、思っていたより回復が早そうで期待が高まる。結構、冷え込み、寒い、林道も一部凍っていたし、登山道に入ると地面がカチコチだった。それでも、アイゼンをつけずに進んだ。3合目手前の林道のひなたで休憩した。かぜがなく、直射日光を受けるとあたたかい。

 5合目の小屋に居た人に、「君らはアイゼン持っているのか」と、呼び止められた。それもそのはず、ひとりは革ジャンの山ボーイ(?)、もうひとりはジーパンにコート、ハイカーが季節を間違えて入山したのかと心配したのだろう。半分は、あたっていた、その通りではあったが、自分の山仲間から3人分のアイゼンを借りてきたので、「持っています。大丈夫です」と答えたが、「上は風が強いから気をつけなさい」と言われた。

 5合目から7合目は、思っていたより雪が少なかった(過去3回の方が多かった)、それでも7合目でアイゼンを装着、あたりは霧氷の素晴らしい景色が広がった。はじめてみる景色に山ボーイ、山ガールも感動しているようだ。そこからは、冬道コースに入る、雪の量はしっかりとあったが、カチコチに凍っていて、アイゼンがよくきく、というよりアイゼンなしでは危ない状態だった。どうも直近は雨でも降ったようで、下の方は融けてしまい少なくなっていたのか、上の方は水分がしっかり凍ってしまっていた。風も強くなり、急登は苦しくなるところだったが、霧氷が大きく発達したブナの原生林の景色はそれを忘れさせてくれるくらい美しい。

傾斜がゆるくなり、小ピークを越えると山頂に飛び出た。視界は、見事に広がり、天気は快晴、しかも、なぜか山頂は無風だった。記念写真をとり、恒例のシャンパンで乾杯し、昼食をゆっくりととることができた。

下山は、アイゼンをきしませ、一気に3合目の東屋まで、駐車場まで1時間半のいいぺースで下れた。帰りに十二坊温泉により、帰阪した。これで、はじめての雪山体験で職場の若者も山が好きになってくれたらと思ったが、「また、行くか」の声に、返事はなかった。




      
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