草津白根・浅間山と秘湯ツアー(2010919日)

918日 8:00−志賀高原熊の湯・一望閣 17:20 
919日 8:30−草津白根登山口9:00−逢ノ峰−鏡池10:40−展望所1130 12:20−下山13:00−高峰温泉15:30
920日 車坂峠9:35−表コース−トーミの頭10:55浅間山外輪山・黒斑山11:30 12:30−車坂峠13:30−高峰温泉14:40−帰阪 23:00

 9月の3連休、「百名山と温泉ツアー」を企画、職場の友人など5人で出かける、当初、群馬県武尊山を予定していたが、東俣林道が通行止めとなっていることがわかり、予定を変えて、草津白根山と浅間山外輪山・黒斑山をめざすことにした。2山とも往復3時間程度のハイキングとなったが、秘湯とめぐる楽しい旅となった。
 初日は、移動日、3連休初日、渋滞があったが予定どおりに志賀高原の奥、熊の湯の一望閣に泊まる。なつかしい熊の湯スキー場の下だった、以外にもお客は多かった。ホテル前に、小さな露天風呂、源泉が湧き出てくる硫黄のきつい温泉である。景色は壁で囲まれていてないが、白濁した「いいお湯」だった。
 草津白根へは、快適な山並みを抜けるドライブ、30分で駐車場に着く、早くも車と人でごった返している。すごい観光地だ。湯釜へは蟻のような人の列ができていた。それとは逆に本白根山方面をめざす、猛暑で秋はまだまだと思っていたが、2000mを超える山は、少し色づきはじめていた。コケモモなど草木の赤い実もあり、初秋を楽しむ、逢ノ峰を越え、スキー場に下り、左に大きくトラバースする周遊道を上がり、鏡池に着いた。そこには真っ赤に紅葉した木もあった。そこからさらに尾根をしばらく行くと砂れき地のコマクサの群生を抜けると展望所だった。9月下旬にもかかわらず、濃い赤い色になったコマクサの花が2、3輪みることができた。生命力はすごい。
 展望所から山頂付近がみえそうだが、ガス(雲の方です)が次々と沸いてくる。きょうは、ここまでとして、駐車場に戻った。湯釜への道は、さらなる大行列となっていたので、湯釜見物はあきらめて、高峰温泉へ向かった。 男3人は山頂でワインで乾杯したので、Oさんの奥さんに運転してもらう、万座温泉を抜ける快適な道を飛ばす、飛ばす、ベンツのオープンカーを煽って道を譲らすのにはびっくりした。湯の丸高原、地蔵峠経由で、ダート2Kを抜けて、標高2000mの峰にある秘湯、高峰温泉に予定より早く到着した。さっそく温泉へ、1階、2階と木を生かした泉温の違う2つの浴槽がそれぞれある内風呂、宿から50mほど尾根道を登る「雲上野天風呂」、どれも個性あり、お湯よし、景色よし、最高だ。2日間で順番にすべて楽しんだ。料理も、先付の蕎麦粉と胡桃の田楽味噌巻きからはじまり、きのこのあんかけ茶碗蒸し、山葡萄景などの天ぷら、鯉おろし煮など山のものを中心に丁寧につくられた料理もすごいおしいものだった。

 未明から雨が降り出した、今年の天候不良には泣かさせる、半分あきらめながらも回復を待つ気持ちで、朝から1時間も風呂を楽んだ。質素だが、おいしい朝食を食べ終わる頃から雨がやんできた。出発を少し遅らせて浅間山に向かう。宿から5分も走らずに、標高1973mの車坂峠に着く、ここから表登山道を登る、小ピークを超え、唐松の林をゆるやかに登っていく、火山性の木がない山と思っていたが、意外にも豊かな林の中を上る道だった。やがて、しらびその木々をぬけると黒斑山もすぐ近くに見える、噴火の際のシェルターを過ぎるとトーミの頭だった。ガス(雲です)が時折、わくもののしばらくすると目の前に浅間山の本山が大きく現われた。素晴らしい景色だ、外輪山、湯ノ平、賽ノ河原の大きな谷をはさんだ雄大な浅間山の景色は素晴らしい。そこから、外輪山を縦走するかたちで、黒斑山へは30分足らずで着くことができた。ここでもワインで乾杯、「クラッカーとオイルサーディンと白ワインは合う」と納得する。下山は中コースを1時間で下りることができた。登り返しのない下山向きのいいコースだった。高峰温泉に戻り、ひと風呂浴びて帰阪した。3連休の帰りは8時間越える渋滞耐久レースとなった。(これが一番疲れた)


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