男体山201063日)

63日二荒神社9:214合目10;13−山頂12:10 12:25−登山口14:25 

 仕事の都合をつけ、平日休暇で、百名山アタックに出かける。京都から夜行バスに乗り、宇都宮駅に朝の630分過ぎに到着、レンタカーの店が開くまで朝食を食べようと駅前を歩くと、なんと「餃子」の専門店が、開店しており、モーニング餃子定食をやっている。さすが全国に誇る「餃子の町:宇都宮」だ、さっそく、中華お粥・餃子セットを食べる。

レンタカーを走らせ、予定どおりに9時過ぎには日光二荒神社に到着、登山者専用の無料の駐車場があって親切と思ったが、神体である「男体山登拝料、500円」をしっかり徴収された。それでも「お守り」もくれたので良しとしよう。

本殿横から新緑の中の参道をすすむ、気持ちのいい森だが、傾斜は結構ある。3合目から4合目まで林道を歩く、ミツバツツジが咲いていた。いよい4合目からますます急登となる、ぶなの森から針葉樹林帯となり、火山岩のがれた道を行く、振り返ると中禅寺湖とそのまわりの山がきれいに見渡せる、思っていたとおりの展望だった。湖水をみながらの急登は、上がっている高度を確認できるので、気持ちがいい、1200mを超える標高差だったが、一定の角度でぐいぐい上がるので、時間は思っていたより掛からなかった。しかし、森林限界を超えるあたりからガスの中となり、山頂に到着と同時に、雷鳴がしてきた。覚悟はしていたが、3時くらいまでは持つと思っていたが、山の天気の崩れは早い、一応、ワインで乾杯するが、わずか15分で山頂をあとにする。少し下りだすと雨が降ってきて、雷鳴も近づいて来る、早く下りたいが傾斜もあり、足元も滑る、なんとか樹林帯に入り落雷の危険はなくなったと思っていたら、今度はヒョウが降ってきた。とにかく休まずに下山を続ける。5合目の避難小屋で少し休憩し、一気に下山した。雨がいっそうひどくなっていた。

レンタカーに戻り、日光湯元温泉のキャンプ場をめざす、激しい雷雨の中でテントはいやだったが、ひとりで泊まれる宿のあてもなく、とりあえず、ビジターセンターで1000円払い、キャンプ場へ、スキー場そのままで傾斜した草原と炊事棟の大きな東屋だけだった。1張りのテントがあったが、雨のために避難したのか人気がしない。ならば、炊事場の中に一人用のテントなら張れ、これはいいアイディアだった。思わぬ快適な夜となった。お風呂は、源泉の近くの「湯の香」(700)に入る、真っ白な湯で、硫黄の匂いがきつい、いかにも温泉、源泉かけ流しの露天風呂だ、小さく古い宿だったが、景色も見渡せるいい温泉に当たった!

夕食は、レトルト中華丼、さとうパック、赤貝の缶詰と質素だったが、久しぶりの一人テント暮らしはよかった。

日光白根山に続く                            home