「おじいちゃんをＲＰ」(2010年4月26日)

　烏帽子岩の「おじいちゃんのドタドタ落ち」（11ａ）を着工から3ヶ月、10回数回目のトライでやっとレッド･ポイントすることができた。

高校･大学と山岳部に籍をおき、その頃(1980年頃)、はやりはじめたフリークライミングをかじってみたものの、日和田山の雌岩の�X級のルートがどうしても登れず、「自分には無理な世界」と諦め、ボッカが辛く、他にやりたいこともあり、大学3年で山岳部もやめてしまった。それから40歳過ぎるまでは子どもとハイキングする程度だった自分が、40歳にして小屋泊まりで穂高から槍に縦走し、再び、山にのめり込んだ。43歳には北海道を16日間、山とバイクの旅をして、単独でクワンナイ川からトムラウシ山まで2泊3日の沢登りを敢行したものの単独行の限界(危険)を感じ、2004年大阪労山このはな山の会に入会、アルパインクライミング、冬山も再開、2007年ナカガイジムに通いはじめた。労山や囲炉裏村、ジムのクライミング仲間も増え、外岩に連れていってもらう機会も増えた。

フリークライミングをはじめて、やっと室内で11台に手が届きはじめ、外岩、初の11台が「おじいちゃんのドタドタ落ち」となった。若い子のうまくなるスピードには到底かなわないと思いながらも、20歳の時には「夢のような11台のクライミング」ができるようになったことは自分なりにはすごくうれしい思いでいっぱい！クライミングが楽しくて仕方ない49歳男子です。いろいろ教えてもらい、トップロープをかけて、ビレーをしていただいた仲間のみなさん、ありがとう〜これからもよろしく！