庚申山から皇海山へ2009727日)



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日銀山平1355−一の鳥居1445−庚申山荘1550

27日庚申山荘432−庚申山532−鋸山718−皇海山830−鋸山933−六林班峠1033−山荘1313−銀山平1505




 東京での用事が終わり、宇都宮駅前で餃子を
3人前買い、レンタカーを飛ばし、入山する。日曜日とあって、下山する人とはすれ違うが、入山する人はいない。大きな庚申山荘にたった一人ぼっちの夜は少し心細い、テント泊まりの単独行は慣れていたが、りっぱな大きな山荘でひとりきりは寂しい、ラジオを友に餃子を食べ、日没とともに就寝することとした。

 天候は「午前中は大丈夫だろう」という判断で、庚申山経由で皇海山をめざす、思っていた以上に庚申山までの道が悪い、一部崩壊して、足もとが滑る急斜面が続く、「これは降雨時には通過は危険だ、下山はやはり六林班峠経由にせな」と思いながら、庚申山へと、山頂は緩やかな林の中だった、中腹はブナなどの広葉樹林の林だったが、山頂近くはコメツガ、シラビソなどの針葉樹林帯に変わっていた。そこからは、たくさんのピークを越えると思っていたが、実際は穏やかな尾根の縦走が続き、鋸山のピーク直前になるとハシゴや鎖場の連続となった。やはり降雨時の下山ルートにはなりそうもない。


 予定通りの
3ピッチで鋸山山頂に立つ、雨にも降られず核心部分を過ぎた安堵感の中で、百名山の皇海山をめざす、鋸山の下降ルートは悪い、注意がいる、不動沢のコルからは快適な登りだ、針葉樹林の中の静かな山頂への道は緑あふれる世界だった。さすがに月曜日で誰にも会うことなく山頂に立つ、きょうの行程は10時間を越えるので乾杯はなしで下山へ、ここまでは順調だったが5時間を越えるあたりからひざの腱が痛む、いつもなら下山でスピードアップするのにペースが上がらない、鋸山から峠への道も悪い、首まで笹に覆われルートを見失わないか心配しながらゆっくり下る、なんとか峠に下るがひざが痛い、そこからましな道になると思い込んでいたが、トラバースとは言え、意外にも悪い、そして、長い、途中で休憩するなどでコースタイムを大幅に超え、やっとの思いで山荘に戻る、ひざの痛みもピークに来るがここまで来たら一気に下山、温泉、餃子、ビールを思い、なんとか10時間30分のロングランは無事終了した。国民宿舎かじか荘の露天風呂は最高のロケーションで泉質もよかった。宇都宮駅前で餃子を4人前食べ、夜行バスで帰阪した。



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