ハングに挑むT氏

保塁岩クライミング(2009年5月10日)

 急に暑そうになったので、このはな山の会のKさん、ナカガイジムの仲間のKさんの3人で保塁岩に行く。みんな考えることは同じなのか、10時過ぎに着くともう「くもの巣」状態で、どこも登るルートがない。フリーの用意しかしてなかったが、唯一空いていた中央稜東面をマルチで登る。チビッコフェースハング(X−)から左カンテライン(X−)、ダッコちゃん(W)と抜ける。今度は、懸垂して、ビスケット中央凹角(X)、ビスケットチムニー(W+)を登り返すが、その間も、次々と別のパーティ−が登ってきて、せわしなく、せせこましい中での登攀になった。

 昼からは、大阪労山の顔見しりと合流し、西稜であそぶ。西稜ハング(X+)、西稜クラック(X)にトップロープをセットしてもらう。ハングの方は、うすかぶりのジムの壁のような感じで、カバをつかめば簡単に乗り越せた。クラックの方も、ジャミングには少し広めだったが途中まではうまく登れたが、手と足の向きが思うようにならず、クラックに体を入れてなんとかずり上がるぶさいくなことになってしまった。

 西稜の正面に移動し、左ルート?にザイルを張ってもらう。支点が少なく、古いハーケンやリングで悪い、どこでも登れそうだけど、実際は下部はなかなか難しかった。写真のワンムーブは(X+)かな?そこから上は簡単だった。さらに、左の山本カンテ(X+)に上からザイルをまわして、トップロープで挑戦、離陸からかなり難しいムーブだったが5mくらいをうまくクリア、でも2ピン目は錆びたリング、そこから上はまったく支点がなく、これではリードは無理、ほとんど登られていないルートなのか?その裏のチャイチャイはフリールートとトポにはあるが、岩陰で陰湿な感じでピンも1本しか確認できず、パス!

 中央稜南面に回ってみるが、やはり中央クラックはトップロープが張ってある。凹角ルートを登り、打ち止めとすることにした。

 保塁岩でも、暑い一日だったが、いい選択だったかな?混み方にはうんざりしたが、それでも10m単位のルート数で言えば、10となり、まずまずの成果でした。


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