四国新幹線

出典: 適当百科事典『空疎ペディア(Kusopedia)』
移動先: 案内検索
JR logo (shikoku).svg四国新幹線
■
基本情報
日本の旗 日本
所在地 大阪府の旗 大阪府和歌山県の旗 和歌山県兵庫県の旗 兵庫県徳島県の旗 徳島県香川県の旗 香川県愛媛県の旗 愛媛県大分県の旗 大分県福岡県の旗 福岡県佐賀県の旗 佐賀県
種類 高速鉄道新幹線
起点 新大阪駅
終点 新鳥栖駅
駅数 19駅(予定)
開業 2046年3月14日(新大阪 - 新和歌山間)
最終延伸 2052年3月14日(新高松 - 新松山間)
所有者 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
運営者 JR logo (kyushu).svg 西日本旅客鉄道(JR西日本)
(新大阪 - 新和歌山間)
JR logo (kyushu).svg 四国旅客鉄道(JR四国)
(新和歌山-新大分間)
JR logo (kyushu).svg 九州旅客鉄道(JR九州)
(新大分-新鳥栖間)(予定)
使用車両 W9系、S9系、E9系
路線諸元
路線距離 548.2 km
営業キロ 662.1 km
軌間 1,435 mm
線路数 複線
電化方式 交流25,000 V・60 Hz
架空電車線方式
最高速度 260 km/h
テンプレートを表示
四国新幹線の路線図
2054年現在

四国新幹線(しこくしんかんせん)は、新大阪駅から四国を経由し新鳥栖駅までを結ぶ西日本旅客鉄道(JR西日本)、四国旅客鉄道(JR四国)、九州旅客鉄道(JR九州)の高速鉄道路線(新幹線)、およびその列車である。旅客案内上は単に「四国新幹線」の呼称で営業を行っている。また、直通運転を行っている北陸新幹線と総称して「北陸・四国新幹線」(ほくりく・しこくしんかんせん)とも呼ばれる。2054年現在新大阪駅 - 新松山駅間が開業している。

概要[編集]

四国新幹線は、1973年に告示された改正基本計画に盛り込まれた11線のうちの一つであり、大阪府大阪市から徳島県徳島市香川県高松市愛媛県松山市を経て、大分県大分市に至る四国を縦貫するルートとして計画されていたものの、日本経済の低迷により整備新幹線の完了目処が立たず長らく整備計画が定まらなかったが、2032年に発生した南海トラフ巨大地震復興事業の一環として2034年に整備新幹線に格上げされた。

後に2046年には新松山駅 - 新大分駅間が、2050年には新大分 - 新鳥栖間が新たに計画に加えられた。新鳥栖駅では九州新幹線と接続予定であり、博多駅までの乗り入れが予定されている。西九州新幹線への乗り入れも検討されているが、西九州新幹線は新鳥栖 - 武雄温泉間の着工が行われていない為、現状では乗り入れは行えない。

四国新幹線は着工が予定されていた北陸新幹線関西国際空港延伸計画を引き継ぐ形で設計された為、2035年に新大阪駅 - 和歌山総合車両所間が先行で着工され、追って2036年にはとくしま鳴門駅 - 新松山駅間が着工。紀淡海峡大橋の設計で遅れていた和歌山総合車両所 - とくしま鳴門駅間は2038年に着工された。その後2050年には新松山駅 - 新大分駅間、2054年には新大分 - 新鳥栖間が着工されている。

2046年3月14日に先行して建設が進められていた新大阪駅 - 新和歌山駅間がフル規格で営業運転を開始。2048年3月12日にとくしま鳴門駅 - 新松山駅間が開業、その後2052年3月12日新和歌山 - とくしま鳴門駅間が開業。2054年3月14日ダイヤ改正時点では、新大阪駅 - 新松山駅間を最高速度260km/h、所要時間最速1時間30分で結んでいる。

四国新幹線の運営は現在JR西日本が新大阪 - 新和歌山間を、JR四国が新和歌山 - 新松山間を営業している。

また、北陸新幹線との相互直通運転を行っている関係で、四国新幹線の列車はJR四国、JR西日本所有車両のほか、JR東日本所有の車両でも運行されている。

四国新幹線とくしま鳴門駅 - 新松山駅間の開業に際して、並行在来線である高徳線とくしま鳴門駅(旧池谷駅) - 高松駅間、予讃線高松駅 - 箕浦駅間、土讃線多度津駅 - 新三好駅間がJR四国より経営分離され、第三セクター「うどん県鉄道」に、箕浦駅 - 松山駅間が、第三セクター「愛媛みかん鉄道」に転換された。JR西日本の阪和線は、都市圏輸送体系上採算が見込めるため経営分離は行われず、四国新幹線開業後もこれまで通りJR西日本が阪和線として運営を行っている。このため、正式な線路名称においては、並行在来線を分離したとくしま鳴門駅 - 新松山間、新路線である新和歌山 - とくしま鳴門間が独立した「四国新幹線」という線路名称を持ち(営業キロは実キロを使用)、新大阪 - 新和歌山間はなにわ筋線・阪和線の無名枝線という扱い(営業キロはなにわ筋線・阪和線の距離を使用)になっている。

路線データ[編集]

駅一覧[編集]

駅名 新大阪からの 東京からの 停車駅 接続路線 所在地
営業
キロ

キロ
営業
キロ

キロ
新大阪駅 阪 0.0 0.0 714.3 712.2 東海旅客鉄道東海道新幹線中央新幹線
西日本旅客鉄道■ 北陸新幹線東海道本線(JR京都線)・おおさか東線
大阪市営地下鉄御堂筋線
大阪府 大阪市淀川区
新堺駅     堺市
りんくうタウン駅 空 西日本旅客鉄道:関西空港線
南海電気鉄道:空港線
泉佐野市
新和歌山駅 西日本旅客鉄道:阪和線 和歌山県和歌山市
あわじ駅     兵庫県南あわじ市
とくしま鳴門駅 四国旅客鉄道:高徳線・鳴門線
うどん県鉄道:高徳線
徳島県鳴門市
新さぬき駅   うどん県鉄道:高徳線 香川県 さぬき市
高松駅 四国旅客鉄道:・瀬戸大橋線
うどん県鉄道:高徳線・予讃線
高松市
瀬戸さかいで駅   四国旅客鉄道:瀬戸大橋線
うどん県鉄道:予讃線
坂出市
新三好駅   四国旅客鉄道:徳島線・土讃線
うどん県鉄道:土讃線
徳島県三好市
四国中央駅     愛媛県 四国中央市
新新居浜駅   愛媛みかん鉄道:予讃線 新居浜駅
新西条駅   愛媛みかん鉄道:予讃線 西条市
新松山駅 四国旅客鉄道:予讃線 松山市
  • 停車駅…全:すべての列車が停車する駅(2054年3月改正時)
  • 長距離乗車券の特定都区市内
    • 阪:大阪市内
    • 空:関西空港駅・日根野駅

各駅の構造[編集]

各駅の構内配線とホームの形式
配線分類 2面4線 2面2線
構内図 Station Track layout-1.png Station Track layout-4.png
該当駅 新大阪駅新和歌山駅とくしま鳴門駅
高松駅新三好駅新松山駅
新堺駅りんくうタウン駅あわじ駅新さぬき駅
瀬戸さかいで駅四国中央駅新新居浜駅新西条駅

停車駅[編集]

新大阪駅
東海道新幹線の終着駅として1964年に開業した。2054年現在では東海道・山陽新幹線、中央新幹線、北陸・四国新幹線の終着駅・発着駅と巨大新幹線ターミナル駅となった。
新堺駅
南海電気鉄道堺駅の西700mの埋立地に2046年に開業した。
りんくうタウン駅
関西国際空港への玄関駅として1994年に開業した。北陸新幹線の延伸時は関西空港駅への乗り入れを予定されていたが、関空島に渡ると府南部の住民の利点が少ない事や橋または海底トンネルを二度通る事になる建設費との兼ね合いで当駅となった。直接関西空港駅への乗り入れは行えなかったものの、りんくうタウン駅では関西空港駅行きの列車がデータイムで10本/時あるため乗り換えは不便ではない。
新和歌山駅
阪和線:山中渓 - 紀伊駅間に新幹線接続駅として2046年に開業した。和歌山県・和歌山市は当初南海本線紀ノ川駅付近を希望していたが、JR接続駅で無い事や並行私鉄である南海電気鉄道と折り合いがつかなかった為この立地となった。
あわじ駅
南あわじ市
とくしま鳴門駅
旧池谷駅の200m南に2048年に開業。同日旧池谷駅は廃止。徳島県・徳島市は徳島市への乗り入れを希望していたが、河川を複数またぐ建設費や高松方面へのルート選定の都合当駅に選定された。
新さぬき駅
地元請願駅。神前駅~志度駅あたり
高松駅
JR四国の本社がある高松駅が新幹線駅となった。他県では新たに新駅を設けているのでまさに我田引鉄。
瀬戸さかいで駅
瀬戸大橋線、土讃線等との交点駅として2054年に開業。
新三好駅
土讃線佃-阿波池田駅間に設けられた新駅。計画段階は香川県瀬戸内沿岸を通るルートが計画されていたが、四国横断新幹線の建設が未定である事や高知方面への利便性でルートが変更され三好市に駅が設けられた。2054年現在、当駅から高知駅までは約64分で結ばれている。
四国中央駅
地元請願駅。作ったのは良かったが四国中央は名ばかりで新三好が四国中央駅の役割になっている。
新新居浜駅
国道11号沿い。駅名がややこしい。
新西条駅
新松山駅
石手川沿いを通る。市坪駅を改名し新松山駅に。

車両[編集]

各形式概説[編集]

四国新幹線内専用車両(W9系0番台)
E9・W9・S9系
「うずしお」「いしづち」「なんかい」で使用されている車両。部分開業以来「うずしお」「なんかい」に使用されてきた車両で、内装デザインはお遍路をイメージされており全車両が動力車である。最高速度は260km/h。

運行形態[編集]

部分開業した2046年より北陸新幹線との直通運転が行われている。また、新大阪駅始発・終着の列車についても新大阪駅での接続が考慮されたダイヤが組まれている。

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=四国新幹線_()&oldid=62423573」から取得