いろいろなズッキーニ    


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いろいろなズッキーニ

ズッキーニにはたくさんの種類があります。
まず違いの現れるポイントを見てください。

先ず外観から。

緑や、緑に斑点、黄色、うすい緑
縞模様など。

長いもの、(棒状、砲弾型、)
丸型
UFO型



もう少し良く見てみると。
花落ち部分(花が付いていた跡)
花が落ちるときに、コルク層ができて、実を外部から守る大切な部分です。
種類によって違います。

絞り型(仮称)皮が縮んで絞った形:右
王冠型(仮称)絞り型が大きくなった形:中2つ
リング型(仮称)ハトメのように、つるんっとなった形:左




反対側
果梗(茎と繋がっていた部分)
実に養分を送る大切な部分。
種類によって太さが違い、実の大きさに関係してくる。




齧る。かじってみないとわからないこともある。
皮の硬さ、実の硬さ。
味は生では、あまりわからないけれど。
葉っぱの形


普通のズッキーニの葉
この葉の種類が性質が強くよく育つ

スイカ葉(仮称)
この葉のズッキーニは性質が弱い。
育てるのが難しい。




いろいろなズッキーニ

フランスの固定種ズッキーニ
vert non coureuse des maraichers
砲弾型、皮、果肉共に柔らかくおいしい。
反面、皮に傷がつきやすい。
小さめの品種なので、大きいものを欲しがる日本では不向き。
品種選抜をして、形の良いものがたくさん出るようにすればいい品種です。
イタリアの黄色ズッキーニF1からの自家採種。
黄色ズッキーニの固定種が手に入らないので、 F1からの自家採種を試みています。
イタリア ミラノ種
実の成長のよい、棒状のズッキーニ。
育てやすい。
イタリア トリエステ種
砲弾型の色の薄いズッキーニ。
丈夫で育てやすい。
イタリア パレルモ種
棒状の色の薄いズッキーニ。
育てやすい。
イタリア ファエンツァ種
縦に凸凹したイタリア独特のズッキーニ
花落ち部分が絞り型
イタリア ロマネスコ種
縦に凸凹したイタリア独特のズッキーニ
花落ち部分が王冠型
イタリア ジェノヴェーゼ種
スイカ葉のズッキーニで育てにくい。
イタリア ナポリ種
スイカ葉
イタリア サルツァーナ種
イタリア ボロネーゼ種
実が小さくてよくなる。
家庭菜園むき。
イタリア フィオレンツエ種
lungo Fiorentino
縦に凸凹したイタリア独特のズッキーニ
数年作り続けている。
イタリアの丸ズッキーニ フィレンツエ種
tondo di Firenze
葉がふつう葉で、よく育ち、ニース種よりつくりやすい。
フランスの丸ズッキーニ ニース種
de Nice a fruit rond
葉がスイカ葉で、育ちが悪い。
育てにくい。
アルジェリアのズッキーニ
育ちが悪い
パティパン
パティソン
パティパン黄色
フランスのF1ズッキーニから分離。
固定種ズッキーニが手に入らなかった頃、F1から種採りをしていました。そのときに、縦じまのある色のうすいズッキーニが現れて品種の分離をしたのです。これが、非常に実が硬くおいしくないものでした。
おそらく、F1を作るときの相手方に、この実の硬い品種を使ったのでしょうね。F1が生育重視でおいしくないといわれる所以です。