農業の道具箱    

柄を赤く塗ること

刃を研ぐこと

支柱、杭

杭打ち器



   

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農業の道具箱
市販の農機具は本当に農業に適したように作られているのでしょうか。
野菜作りをする上での便利なものを紹介していきます。
家庭菜園などにも応用してください。

柄を赤く塗ること
農業の道具は失いことが多いです。鎌や移植ゴテなどはしょっちゅうです。それもそのはず、緑と茶色の畑の中で、鉄色と茶色の柄の道具は保護色です。単に失うというだけでなく、鎌や三角の草刈鎌は踏むと危ないです。それにたとえ短時間でも探すという動作は、作業効率や作業意欲の低下に繋がります。
そこで、道具の柄を赤く塗ってしまいます。新しく道具を買えば、先ずすることは、柄を赤く塗ることです。丁寧に塗らなくても、ラッカースプレーでさっとスプレーするだけです。
柄を赤く塗るようになってから、道具を失うことはほとんどなくなりました。作業能率もアップです。是非、やってください。

最近土の中から、”根ほり”の鉄の部分が出てきました(写真の左下)。高校時代に植物採集に興味があり、当時500円で阪神百貨店で買ったのもです。その後も便利なので使っていましたが、数年前になくしました。木の柄はなくなっていましたが、鉄の部分だけ出てきました。また、柄を付けて大事に使うつもりです。

刃を研ぐこと
鎌などの刃物は研いで良く切れるようにしておくと作業効率がぜんぜん違います。でも、研ぐのは面倒です。昔の人は砥石で研いでいたようですが、時間と労力がかかります。グラインダーで研ぐと火花が出て熱くなり、刃先をダメにします。
最近、ダイヤモンドもヤスリが安く手に入るようになりました。100円ショップでも売っています。ダイヤモンドのヤスリを使うのが一番、簡単に早く研げていいです。量が多いときは、ダイヤモンドのディスクグラインダーを使います。
柄を赤く塗って、ダイヤモンドのヤスリで研ぎながら使えば、道具は刃がなくなるまで使えます。

支柱、杭
市販の園芸用の支柱は、緑色です。鉄のパイプに緑の樹脂をコーティングしたものです。なぜ緑なのだろうと疑問にも思うのですが、使い終わった後回収し忘れてしまうものもあります。その後、トラクターで轢いてしまえばぐちゃぐちゃになってしまいます。大切に使えば数年持つとは思いますが、鎌などで傷が付くとそこから錆びてきて折れます。それに、値段が高いです。
竹が手に入ればいいのですが、手に入らない場合もあります。
シャンデエルブでは、木を使っています。板や角材を買ってきて、電気マルノコで縦に切って支柱に使っています。電気マルノコは危ないので、ホームセンターで2、3センチの角材を買ってきて、先を尖らせて使ってもいいと思います。 安くて、丈夫。回収し忘れても、自然に帰るのがいい。畑仕事で支柱や杭の使用頻度は高いです。作物の支柱としてだけでなく、紐を張るのに使ったり、目印にしたり。そのつど回収したりせずに、次に使うまで畑に突き刺さったままというのはよくあることです。折れたり行方不明になっても、土地に帰る素材がいいです。       
   

杭打ち器
鉄パイプ(1m)の中に、セメントを半分ほど詰めただけのものです。これが非常に便利です。
普通、杭打ちをする時は、杭を持って木槌などで打ちますが、打ち損ねて手を打ったりすることはしょっちゅうです。打ち損ねてハンマーを持っている手の指で杭を打ってしまって病院にいったことも。危ないですね。
長い杭を打つときも、脚立に登って打っていましたが、やはり危なくて面倒です。
杭を手で持って、体重をかけて押し込むのも本当は危ないのです。もし杭が折れたら身体に突き刺さります。
こんな問題を一挙に解決する道具です。
1mの鉄パイプの中に、半分ほどセメントを詰めています。赤く塗った部分にセメントが入っています。重さは4.5kgです。使い方は、杭を中に入れて立て、パイプを上下させるだけです。非常に簡単で、女性でも安全に杭打ちができます。

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