500円硬貨の隠し文字                         



500円硬貨に文字が隠されていると聞き、根性を入れて探してみました。

ルーペで覗いているだけでは分からないので拡大して撮ってみました。

 ・・・で、等倍に拡大して探していくと・・・・ありました!

防備録 貨幣の裏表
造幣局のHPによると、明治4年の「新貨条例」を公布した際の「新貨幣品位量目表」により、天皇の肖像に代わるものとして入れた「龍紋」のある方が表と定めらたが、その後、明治6年8月の太政官布告で二銭銅貨が新たに制定された時、銅貨については他のものもあわせて「龍紋」の側が裏とされ、さらに一円銀貨(貿易銀)についても、明治7年3月の太政官布告により「龍紋」の側が裏とされた。
(なんと、裏表が逆になった!)
しかし貨種によって裏表の統一性がとれなくなるので、明治8年6月、「新貨条例」を「貨幣条例」に改称した際に、改めて「龍紋」の側を表と定めた、との事。

その後、明治30年の「貨幣法」に基づいて制定された「貨幣形式令」では裏表については明文化されず、また「龍紋」が廃止されたことから菊の紋章の側を表と呼称するようになり、この基準が長く用いられてきたが、第二次世界大戦後、貨幣の図柄に菊の紋章が使われなくなると、明文化されていないことから裏表が特定できなくなった。

そこで現在、造幣局では、作業上の必要性等から年号のある側を裏としているとの事らしい。
 
 表 面

 じっくりと探さないと、かなり分かりづらいです・・・
 
 裏 面

 裏面は、表と比べれば見つけ易い。 
 
・・・更に、こんな処にもあります。