でじ亀(Vol.3)                        

  
デジ亀の接写必殺(手抜き)技・・・でじたるまくろ?
 

 普通のデジ亀では撮影後、LCDモニターで確認してもピントずれが確認できず、パソコンに取り込んでみないとピンぼけの程度がわかりにくく、これまで何度となく失敗していました。

 ピンぼけの原因として、

@.手ブレ
A.被写体のブレ
B.被写界深度が浅い
 などが考えられます。  
@(手ブレ)を抑えるためには三脚・一脚の類を使えばいい訳ですが、都度持ち歩いている訳でもなく、  
A(被写体のブレ)を抑えるには被写体を固定すればいい訳ですが、あるがままに写す私の信条(単に面倒くさいだけですが・・・)に反し、  
B(被写界深度)については絞ればいい訳ですが、ひと絞りすればシャッタースピードも1/2となり限度があり、フラッシュを使うと実物の印象と微妙に異なってきます。


 これらの中でも、奥行きがある被写体の被写界深度の問題に四苦八苦していましたが、最近、やっと気づいた必殺技。
       (正確には手抜き誤魔化し技)

a.撮影時にはマクロにこだわらず、解像度を目一杯上げて
b.少し離れた処から、
c.絞り優先やマニュアルが使える機種なら自信があるシャッタースピードまで絞り、
d.仏様とキリスト様とアラーの神と八百万の神々にお祈りしながらシャッターを切る。  

 その後、PhotoShopなどのツールで必要部分を切り出します。  
(なんだ、単にトリミングするだけだろ! もうやってらぁ! あほ! ボケ! カス! 罵倒の嵐が聞こえて来そうです・・・)

 しかし単純なようですが被写界深度を稼ぐためには以外と効果的でした。

・被写界深度が稼げる
  奥行きが2cmの被写体は20cmの位置からでは10%に相当するの被写界深度が必要ですが、1m離れれば2%で十分。
・画像の中心部分だけを使う
  歪み・収差や周辺光量落ちも目立たない。
・光学ファィンダーで撮れる。
  どうせトリミングするのでフレーミングの為に液晶モニターを点ける必要はなく、バッテリーが長持ちする。 

 次にトリミング、まあ本人の美的感性のままやりゃあいい訳ですが、サイズを揃えたい場合が往々にしてあります。  
 私の場合、ほとんどは適当にトリミングしていますが、特にサイズ統一にこだわる場合、次のようにしています。

@.PhotoShopにて対象画像ファイルを読み込み、
A.その画像ファイルと別に、「ファイル」→「新規」 にて必要サイズの白紙画像をつくります。
B.対象ファイルをコピーして新規白紙画像にペースト (レイヤーとして貼り付けする)
C.張り付けたレイヤーを「編集」から「変形」→「数値入力拡大縮小」により、必要倍率で縮小する。  
   (「数値入力」は単に縦横比率を維持したいため。 当然ながら拡大は御法度。)
D.適当なフレーミングで収まったら「レイヤー」→「画像統合」し、「別名で保存」します。

 別に画期的なアイデアでもなく、接写がうまくできない・・・という方はお試しを。。