末續慎吾選手の陸上競技クリニック

日 時:平成22年10月31日(日)10:30〜12:00
場 所:豊岡市民グランド

 2003年世界陸上競技選手権200m銅メダリスト
 2008年北京オリンピック4×100m 銅メダリスト
 自己ベスト:100m 10”03(日本歴代3位) 
         200m 20”03(アジア記録保持者)が豊岡へやってきた。
 
 ミズノスポーツの取締役の上治氏が香美町の出身ということで前日に香美町体育協会発足5周年記念の講演会がありました。そのついでに豊岡に来て頂きました。
末續選手は北京オリンピック以来休養中で、このようなクリニックはこれが最後で、ロンドンオリンピックに向けて練習に専念するそうです。昼食を一緒に食べているとき、私(武田)は「朝原選手に求心力があったからこそあのチームワークが生まれた。彼が引退した今、その大黒柱に代わるのは末續選手しかいない。是非その大黒柱になってほしい」とお願いしました。上治専務も「その通りだ。鋭い指摘です」と言われ、また本人にもその自覚があり少々安心しました。クリニックの様子を写真で紹介します。

事前に内容の打ち合わせを行いました。私の希望は「基本的な動きの確認。実際に生徒たちを動かせて、指摘をしてもらいたい。」その通りの中身の濃いクリニックになったと思います。末續選手も「生徒たちのやる気がビンビン伝わってきた。動きや聞く態度が素晴らしかった。」とほめてくれました。私は彼とは初めての対面ではありません。1回目は10年ほど前、丸亀競技場で彼が高校3年のIH、優勝候補でありながら怪我のため200mで予選落ち。その時私が引率していた生徒の決勝前に「頑張れよ」とサブトラックで声をかけてくれたとき。2回目は2000年のシドニーオリンピックで肉離れを起こしたあと松葉杖を使いながら国体の会場に来ていました。兵庫県は短距離で私と一緒に合宿をしたオリンピック選手が4人、それ以外に世界選手権代表者が2名います。おかげで日本の一流選手と大勢知り合いになることができ大変ありがたく思っています。