惑星状星雲のカタログ名 PlanetaryNebula's Catalogue Name
惑星のように見えるので惑星状星雲と呼ぶようになったらしい。ジョン・ハーシェルの頃。
私は、2008年から40cmでディープスカイを見始めて以来、マイナーな惑星状星雲を見ています。主に10"以上のサイズのものを対象としていて、 2016年に50cmドブソニアンを制作してからも続行中です。以下は、マイナーな惑星状星雲のカタログについて整理したものです。
惑星状星雲のカタログ名は多い。パロマースカイサーベイから発見された惑星状星雲が多く、1966年にGeorge Ogden Abell (1927-1983)が86個のカタログを作ったのをはじめ、1980年代にも多くが発見された。 惑星状星雲はPKなんとかという番号で呼ばれることが多いが、PK番号はややこしいので私はほとんど使わない。 それぞれの惑星状星雲を呼ぶとき、発見者の名前を冠して呼ばれる以下の番号を使います。
惑星状星雲に関するリンク Reiner Vogel さんのHPには大型の惑星状星雲の星図(pdf)、proto planetary nebula の紹介などがあります。
A : Abell エイベルの惑星状星雲はほとんどが淡い
★George Ogden Abell 1927-1983 アメリカの天文学者 天文の活動はロサンゼルスにあるグリフィス天文台のツアーガイドから始まった。 よく知られている研究は、パロマースカイサーベイから銀河団のカタログを作ったことだ。そして1966年には惑星状星雲86個のカタログを 作った。52P/Harrington-Abellの発見者でもある。..AA233 Dec.2010
Al : Allen 1 は,いて座にある。
Ap : Apriamasvili 1962年 Ap2-1は、わし座にあって見たことがある。
Baade : アンドロメダ銀河を詳しく観測して星には種族が2種類あり、結果、アンドロメダ銀河はずいぶん遠いことを突き止めたウォルターバーデ。
Baade1惑星状星雲はおうし座にある。
Cn : Cannonは、ハーバード大学で働いた女性の天文学者、アニー.J.キャノンのこと。恒星のスペクトル型などに功績がある。さそり座のM7の近くにある。
De-Ht : Dengel-Hartle 1980年
De-Ht = Dengel-Hartl 1 は、うさぎ座にある惑星状星雲。J.Dengel と H.Hartle、R.Weinberger らがパロマスカイサーベイから 発見したもので、1980年に発表された論文 " A Search for Planetary Nebula on the "POSS" で報告されている。この論文に は5個の惑星状星雲が紹介されている。(下のリストでαδは1950年分点)
1 05h53.0m -22d54' 128"x128" ← De-Ht 1 うさぎ座 2010年12月4日 40pで初見 27mmO3そらし眼でほとんど常 2 17h39.2m +03d08' 94"x 94" ← De-Ht 2 へびつかい座 2013年5月12日 40pで初見 3 19h14.2m -18d07' 34"x 29" ← De-Ht 3 いて座 2017年5月29日 50cm75倍O3でわかりやすい。 4 19h24.1m +13d13' 44"x 34" ← De-Ht 4 わし座 2017年5月29日 50cmでわからない。 5 22h18.3m +70d41' 526"x526" ← De-Ht 5 ケフェウス座 2016年8月8日 50cm75倍O3で見える。 うさぎ座にあるのはNo.1だ。 ...AA233 Dec.2010
EGB : Ellis Grason Bond 1983年
Glenn L. Ellis , Earl T. Grayson , Howard E. Bond がパロマースカイサーベイから見つけた淡い惑星状星雲10個について1983年に発表した論文に出ている惑星状星雲。
彼らの論文はこちら
★EGB1 = Ellis-Grayson-Bond 1 (01 07 08.1, +73 33 24) カシオペヤ座にあって、DSSで見るととても淡い星雲だが、護摩で 見えた。眼視ランク4(後述)。この淡い惑星状星雲は、1984年にパロマースカイサーベイをスキャンしているときに発見され た。ルイジアナ州立大学の Glenn L.Ellis, Earl T. Grayson, Howard E. Bondらが1984年に発表した論文、 A Search for faint planetary nebulae on Palomar sky survey prints に紹介されている。論文には次の7つの惑星状星雲がある。 01h03.6m +73d17' 5x3 01h55.3m +10d43' 4x3 04h19.4m +72d42' 2.5x1.9 06h23.8m +71d06' 2.0x1.7 08h08.5m +11d06' 4x2 09h50.3m +13d59' 13x11 16h47.2m +64d18' 20x11 ........... これは1950年分点
2000年分点の位置は次のとおり
EGB1 Cas. 01h07.1m +73d34'←2010年10月17日、40pで初見 比較的見やすい EGB2 Ari. 01h58.0m +10d59'←2017年12月17日、50cmで初見、75倍O3で常 EGB3 Cam. 04h25.2m +72d49'←2017年12月13日、50cmでわからない。 EGB4 Cam. 06h29.6m +71d05'←2017年1月28日、50cmで見えた。 EGB5 Cnc. 08h11.3m +10d57'←2012年4月23日、40pで初見 EGB6 Leo. 09h53.0m +13d45'←2016年2月6日、40pで見えた。難物だ。 EGB7 Dra. 16h44.6m +64d18'←めちゃめちゃ淡そう
論文のIntroductionには、パロマースカイサーベイの画像を使って、Abellの銀河団1958年、Abellの淡い惑星状星雲1966年、 Lyndsの暗黒星雲1962年、Lyndsの散光星雲1965年、van den Berghの矮小銀河と反射星雲(1966年)などが発見されていた。新 しい天体は探しつくされたと思われていたが、最近になってWeinbergerらは多くの淡い惑星状星雲を発見した。表面輝度が低 いものは、古い惑星状星雲であるだろうし、消えていく過程や中心星の進化を調べる上で手がかりとなる。というようなこと が書かれている。彼らはPOSSのプリントを使って表面輝度の低い星雲を探したのは、ガラス乾板よりコントラストが高いから だそうだ。
...AA233 Dec.2010
GJJC : Gillett Jacoby Joyce Cohen
H : Haro
HaWe Hartle-Wenberger
1987年のHartlとWeinberegerの共著論文 Planetary Nebulae of Low Surface Brightness: Gleanings from the "POSS", Aston.Astrophys. Suppl. Series 69,519(1987)
には15個の惑星状星雲が報告されているが、多くは既に知られているものであったので、次のリストのうち2個がHaWeとして呼ばれる。
No. (α,δ1950) 星座 別名 視直径 (α,δ2000) HaWe 1 01h03.5m +73.3 Cas. EGB1 270 1h07.1m +73.6 カシオペヤ3図上右 HaWe 2 03h06.9m +62.6 Cas. HDW2 340 3h11.0m +62.8 Tr3の南南西25' カシオペヤ3図左中 HaWe 3 03h13.1m +46.7 Per. PK147 -9.1 20 3h20.4m +46.1 ■Per西図に追加せよ HaWe 4 03h23.8m +45.2 Per. HDW3 3h30.0m +44.6 ペルセウス西図中左 HaWe 5 03h42.2m +37.6 Per. HaWe5 34 3h47.4m +37.0 ペルセウス東図右中 ←2017年10月26日、50cmで見えた。 HaWe 6 05h33.8m +55.5 Aur. PK156+12.1 20 5h37.9m +55.5 NGC2013の西南西1度■ぎょしゃ座北部、ぎょしゃ1図早く作ろう HaWe 7 06h21.3m -10.2 Mon. HDW5 94 6h25.6m -11.1 NGC2225の南西1度 いっかくじゅう西図下 HaWe 8 06h37.2m +21.5 Gem. HDW6 76" 6h40.1m +21.4 νGem.の北東3度 M35図 HaWe 9 06h52.4m -25.3 CMa. HaWe9 148" 6h57.5m -26.2 Collinder121の南0.7度 おおいぬ図中 ←2011年1月10日、40pで初見、大きい。 HaWe10 07h52.5m +09.7 CMi. HDW7 94" 7h55.2m +09.6 NC2459の東0.8度 ふたごやまねこ図下 HaWe11 17h28.6m -28.7 Oph. HDW8 37" 17h33.6m -29.6 Tr26の北東1度 銀河系中心図右●見た HaWe12 19h02.6m -25.5 Sgr. PK11-14.1 20" 19h07.6m -26.2 τSgr.の北2.3度 ■いて座北東図右下に追加せよ HaWe13 19h28.5m -03.8 Aql. HDW11 47" 19h29.9m -04.1 36Aql.の南1度 わし東図右下 HaWe14 19h55.2m -26.6 Sgr. HDW12 46" 19h54.8m -27.4 60Sgr.の南西19' いて北東図左下 HaWe15 22h28.5m +47.3 Lac. PK99-8.1 20" 22h30.6m +47.5 5Lac.の南東16' ■とかげ図に追加せよ
Hb : Hubble アンドロメダ銀河の距離を最初に調べ,、宇宙は膨張していることを発見したE.ハッブル。 Hubble1惑星状星雲
He : Henize Heの惑星状星雲は南天に多い
HDW : Hartle-Dengel-Weinberger 1983年
HDWの元になる報告は、1983年にH.Hartl, J.Dengel, R.Weinberger の3人が書いた" ALTE PLANETARISCHE NEBEL: NEUE KANDIDATEN " (古い惑星状星雲の新しい候補)による。
報告には次の13個の惑星状星雲が載っている。
赤経赤緯1950.0
1 01h04.1m +73d15' ← この星雲はEGB1とよばれる。
2 03h06.9m +62d37' ← HDW2 カシオペヤ座 ← 2009年10月15日、40pで初見
3 03h23.8m +45d13' ← HDW3 ペルセウス座 ← 2017年1月2日、50cmで不明
4 05h33.8m +55d30' ← PK156+12.1 ぎょしゃ座
5 06h21.2m -10d11' ← HDW5 いっかくじゅう座 ← 2012年12月13日、40pで初見
6 06h37.2m +21d28' ← HDW6 ふたご座 ← 2012年2月11日、40pで初見
7 07h52.2m +09d43' ← HDW7 こいぬ座 ← 2015年1月24日、40pで初見
8 17h28.7m -28d39' ← HDW8 へびつかい座 ← 2017年5月19日、50cmで初見
9 18h22.4m +00d50' ← HDW9 = Sh2-68 へび座 dia.=400", possibly a HII rigion.ηSer.の北3.8度
10 19h02,6m -25d28' ← PK11-14.1 いて座
11 19h28.7m -03d49' ← HDW11 わし座
12 19h55.1m -26d31' ← HDW12 いて座 ← 2012,2015,2016、40pで不明
13 22h28.1m +47d15' ← PK99-8.1 とかげ座
HFG : Heckathorn Fesen Gull
★HFG1 = Heckathorn-Fesen-Gull 1 カシオペヤ座にある超淡い星雲で、護摩で見た。、NASAの研究者Joy N. Heckathorn, Robert A. Fesen, Theodore R. GullらがOVサーベイ画像から発見したものらしい。
...AA233 Dec.2010
Hu : Humason ハッブルの助手であったM.ヒューメイソン Humason 1-1 カシオペヤ座、Humason 1-2 はくちょう座、Humason 2-1 ヘルクレス座 にある。
IsWe : Ishida-Weinberger
Ishida, K., Weinberger, R.,:Two Senile Nearby Planetary Nebula anda the Local PN Popuation, Astron. Astrophys, 156,101(1986)
木曽のシュミット望遠鏡のプレートから発見したものが2個報告されている。
IsWe1 03h45m,+49.9 780”ペルセウス座 ← αPer.の東4度
IsWe2 22h12m,+65.7 900" ケフェウス座 ← ケフェウス南部星図中上 2016年11月25日に50cmで初見
Jacoby
jafu Jacoby Fulton
JE Jones Emberson
Jones : Jones 1 は、ペガスス座にある惑星状星雲
K : Kohoutek
KFL : Kinman Feast Lasker
Lo : Longmore
●Longmore1は、エリダヌス座にある淡い惑星状星雲だ。2011年2月1日にワディーで見た。ワディーで初めて40cmを使ったとき、オメガ星団などのメ ジャーなものの他にOVフィルターをかけたときにだけふっと浮かび上がる大きな惑星状星雲があることに興味を持った。ほ座のLo5等であるが、この Loは、Longmoreであることを知った。Lo1は、その1番目のものなのだが、 R.Weinbergerは、1977年5月に「A List of Possible, Probable, and True Planetary Nebula Detected since 1966」という論文を書いている。そ こでは、1967年にPerekとKohoutekが作ってから1977年までに惑星状星雲について32編の論文が書かれ、それらで紹介されている新しく発見された335個 の惑星状星雲がリストされている(44個はおそらく惑星状星雲でない。新しく6個が見つかったと紹介している)。リストでは、それぞれの論文の著者 等のイニシャルをとって惑星状星雲に記号が付けられていて、PHLはArpとScargleが1967年に発表したもの、K2はKohoutekが1972年に発表したもの等と 説明されている。で、Loは、Longmoreがオーストラリアのサイディングスプリング天文台にある1.2mUKシュミットによりサーベイ写真から発見した惑星 状星雲18個をリストして1977年に「New and known planetary nebula on plates taken with the UK 1.2-m Schmidt telescope」の論文で発表したもの だ。その論文では彼が見つけたそれぞれの星雲についてコメントを付けていて、画像も紹介されている。 Andrew Jonathan Longmoreは、77P/Longmore 周期彗星の発見者でもある。 番号 α2000.0δ dia." 星座 見え方 Lo 1 02h57.0 -44.2 373 Eri 5 Lo 2 04h03m# -70 29 Hyi Lo 4 10h05.8 -44.4 48 Vel 6 Lo 5 11h13.9 -48.1 215 Cen 2 Lo 6 12h00.7 -47.6 62 Cru 5 Lo 8 13h24.9 -37.5 115 Cen Lo 9 15h42.2 -47.7 107 Lup Lo 10 15h49.5 -52.5 12 Nor Lo 11 16h03.4 -36.0 60 Lup Lo 12 16h08.4 -37.2 79 Sco Lo 14 16h08m# -51 120 Nor Lo 13 16h09.8 -30.9 71 Sco Lo 16 17h37.7 -40.8 83 Sco 3 Lo 17 18h27.8 -37.3 104 CrA Lo 18 19h09.8 -55.6 44 Tel #:Guideで表示されないので1950年分点の位置
....AA238 Apr.2012
Lo = Longmore
★★★★★ Longmore の惑星状星雲 オーストラリアの Andrew Jonathan Longmore が "New and known planetary nebulae on plates taken with the UK 1.2-m Schmidt telescope"というタイトルで1976年に発表した報告に18個の新た な星雲がリストされているが、これがLongmoreの惑星状星雲のルーツだ。UKシュミットは、オーストラリアのサイ ディング・スプリング天文台にある望遠鏡だが、パロマー天文台の1.2mシュミットカメラと似ているために、パロ マーで行われたスカイサーベイを南天に延長するために、このUKシュミットで606枚の撮影が1970年代に行われた。 Abellは、パロマーで行われたサーベイから86個の惑星状星雲を見つけているが、Longmoraはその南天版といって よいだろう。Longmoreは、肉眼と手持ちレンズで大きな乾板を探して17個の惑星状星雲を見つけたと書いている。
2014年4月現在、まだ4個見てない。 No. 1 6.2'エリダヌス ●2011年ワディーで見た 2 0.5 みずへび座の暗い銀河 3 1.4 とも ●2008年にワディーで見た ノーフィルターで見える =Wray17-1 4 0.8 ほ ●2013年にワディーで見た O3そらし眼で半分以上 5 3.6 ケンタウルス ●2011年にワディーで見た ノーフィルターでも見える 6 1.0 ケンタウルス ●2011WA 27mmO3そらし眼で半分程度 7 0.8 みなみじゅうじ ●2013WA 27mmO3そらし眼で半分以上 =Wray16-121 8 1.9 ケンタウルス ●2013Goma 27mmO3そらし眼で半分程度 9 1.8 おおかみ 10 0.2 じょうぎ ●2014WA 7mmノーフィルターそらし眼でかすか 11 1.1 おおかみ ●2014Goma 25mmO3そらし眼で半分程度 12 1.3 さそり ●2013Goma 27mmO3そらし眼で半分程度 13 1.2 さそり ●2013Goma 27mmO3そらし眼で常に見える 14 じょうぎ 16 1.4 さそり ●2011Goma 27mmO3直視で常に見える 17 1.7 みなみのかんむり 18 0.7 ぼうえんきょう
Andrew Jonathan Longmoreは、77P/Longmoreの発見者でもある。.............................AA249
LSA : Lundstrom Stenholm Acker
M : Minkowski
★★★惑星状星雲M2-9 PK 010+18.2 へびつかい座にある惑星状星雲で、ハッブルの画像でおなじみだ。昨年だったか、へびつかい座の詳しい星図を描いたが、 そのときにミンコフスキーの星雲であると名前だけを書いておいた。昨年秋は護摩で40cmで見る機会がなかった。2010年に なってWikiSkyというサイトでDSSが見えることを知り、4月にうみへび座の惑星状星雲星図を作るのにずいぶん参考になっ た。その延長で、今までの星図で惑星状星雲のようなとくにわかりにくい天体について拡大図を描き始めたのだが、DSSで この星雲が細長くとても明るいことを知った。5月13日に40cmで見たとき、まさにDSSで見たように細長くしかも南北に噴 出する星雲が見えたので感動した。 wikipediaによると、1947年にR.Minkowskiが発見したそうで、距離は2100光年。双極ジェットによって蝶のような構造にな っているのでこの名がある。この星雲の中心星も40cmで見えるが、それは連星になっているそうだ。主星は、もとは太陽の ような星だったが主系列の時代を終え、外層のほとんどを放出して白色矮星へと収縮を始めている。主星にとても近い所に ある番星は、主星から放出されたガスの中にあって、この星の重力の影響でガスが引き伸ばされて星雲の形ができているそ うだ。星雲は1200年ほどかかってできたと考えられている。 ルドルフ・ミンコフスキー(Rudolph Minkowski, Rudolf Leo Bernhard Minkowski,1895年5月28日- 1976年1月4日)はド イツ生まれでアメリカで活躍した天文学者。ウォルター・バーデとともに超新星・電波天文学の分野を研究した。スペクト ル型の異なる2つの型に新星を分類した。電波天体の光学対応天体の同定などを行った。ストラスブールに病理学者の息子 に生まれた。数学者のヘルマン・ミンコフスキーは叔父である。ブレスラウ大学で物理を学んだが、第1次世界大戦の勃発 により兵役についた。戦後ベルリン大学、ブレスラウ大学、ハンブルク大学などで働いた。1933年のナチスの人種法で、 1935年教授の職を失うとアメリカに渡った。1935年から、ウィルソン山天文台、パロマー天文台でカリフォルニア大学で 研究した。バーデとともに新星のスペクトル型による分類、はくちょう座Aなど電波源の光学対応天体を同定に業績をあげた。 はくちょう座の方には、Minkowski's Footprint(pk64+5.1,m1-92)という別の惑星状星雲があるらしい。 ..AA231
MeWe Melmar, D., Weinberger, R.: New Old PN in the Southern Sky, Mon, Not, R. astron. Soc. 243,236(1990)
この報告には惑星状星雲として11個、惑星状星雲らしいとして5個、合計16個が報告されている。
1 08h52.2m -53d54' : Described as Galaxy or em neb(Lauberts 1982) 2 10h12.6m -57d57' 20" PK283-1.2 りゅうこつ座 3 13h24.9m -54d26'← MeWe 1-3 18" ケンタウルス座 PK308.2+07.7 4 14h14.1m -52d12' 5 14h43.1m -50d11' 6 16h27.3m -50d21' 7 16h44.1m -50d37' 8 16h44.8m -51d04' 9 16h53.7m -49d42' 10 17h30.3m -54d27' 11 17h49.0m -46d41' possible PN 1 08h18.9m -35d07' = Wray 19.07.A diffuse nebula according to Wray(1966) 2 09h56.3m -50d25' 3 11h54.2m -34d09' Described as Dwarf? Dif. 2 stars superimposed(Lauberts 1982) 4 13h58.0m -50d26' 5 16h31.3m -41d58'
Me : Merrill
MWP : Motch werner Pakkull
Na : Nassau
PB : Peinbert Batiz
Pease
PRMG : Pena Ruiz Maza Gonzalez
Pu : Purgathofer
PuWe : Purgathofer-Weinberger
Pugathofer,A., Weinberger, R.: A Huge New Nearby Planetary Nebula, Astron. Astrophys, 87,L5(1980)
1950年分点で、(6h15m23s,+55d38')
2000年分点で、06h19.6m,+55d37'、やまねこ座にある。視直径1200sec. =PK158.9+17.8
→ PuWe1は、やまねこ座にある。 2014年12月23日に40pで初見
SaSt : Sanduleak Stephenson
SaWe : Saurer-Weinberger
Saurer, W., Weinberger, R.:The -33°< delta < -17° Zone: Probing SRC J Film Copies for Planetary Nebulae. Astron. Astrophys. Suppl.Series 69,527(1987)
には4個の惑星状星雲が報告されている。(1950年分点)
1 06h48.6m -22d23' 55" おおいぬ座 ← SaWe1 2017年12月17日に50cmで初見 2 17h23.8m -27d38' 70" へびつかい座 ← SaWe2 銀河系中心図右上、さそり北部図左下 DSSで不明 3 18h23.1m -18d14' 110" いて座 ← SaWe3 いて座北西図中左上 4 18h59.3m -21d31' 85" いて座 ← SaWe4 いて座北東図右
SaWe : Sanduleak Weinberger ←?
Sn : Shane
Sp : Shapley 球状星団の距離を測定して太陽系が銀河系の中心でないことを発見したH.シャプレー。Shapley 1は、素敵なリング状の星雲。
SwSt : Swings Struve
Vd : Vandervort
Vy : Vyssotsky
We : Weinberger
WeDe : Weinberger Dengel
Weinberger, R., Dengel,J., Sabbadin, F.:A Newly Discovered Nearby Planetary Nebula of Old Age. Astrophys.J. 265,249(1983)
WeDe1 1個だけが報告されている。1950年分点で、(5h56.6m,+10d42') ← 925" オリオン座、2014年11月3日に40pで初見
WeSb : Weinberger Sabbadin
Weinberger, R.,Sabbadin, F. : Detection of Six New Extended Planetary Nebula by Means of Interference Filter Photography, Astron.Astrophys,100.66(1981)
彼らの報告には6個の惑星状星雲が報告されている。(1950年分点)
1 00h57.9m +54d47' 150" WeSb1 カシオペヤ座 ←2016年12月30日50cmで初見、カシオペヤ2図中 2 06h13.0m +28d23' 135" WeSb2 ぎょしゃ座 ←■ノーマーク、星図作成せよ 3 18h03.5m +00d22' 36" WeSb3 へびつかい座←へびつかい図左中上、2012,2013不明、詳図作り再挑戦 4 18h48.1m -01d01' 30" WeSb4 わし座 ←わし西図下中 5 19h59.5m +19d46' 150" WeSb5 や座 ←こぎつね東図右下 2009年8月17日40pで見たことがある。 6 23h10.9m +59d01' WeSb6 Guideでは出てこない。カシオペヤ1図King20の右あたり
WeMe : Whitelock Menzies
Weinberger, R., Saurer, W., Lercher, G., Seeberger, R. : PNG160.7-2.9:a New Planetary Nebula.(1994)
WeKG ← Weinberger, R., Kerber, F. , Grobner, H. : : New faint planetary nebuae in Centaurus/Musca. Astron. Astrophys. 323,963(1997)
3個の惑星状星雲が報告されている。位置は2000年分点
1 13h27.5m -66d08' WeKG 1 dia.=14"
2 13h38.7m -61d56' WeKG 2 dia.=35"
3 13h54.4m -60d27' WeKG 3 dia.=13x20"
★★★★★ 惑星状星雲 Humasonなど さて、アンドロメダ銀河の距離を最初に調べたのはE.ハッブル。またアンドロメダ銀河を詳しく観測して星には種族が 2種類あり、結果、アンドロメダ銀河はずいぶん遠いことを突き止めたBaade。ハッブルの助手であったM.ヒューメイソン やちょっと時代を遡るがH.シャプレーも有名な天文学者で、彼らの名前がついた惑星状星雲があって、こないだ護摩で見た。
Baade 1 おうし座 40pK25mmで、小さく丸い。...10Oct.2010 大台 Shapley 1 じょうぎ座 美しいリングと中心星がある星雲で、40pでよく見えるが、20pではしょぼい。 Shapley 3 さいだん座 40cmで小さな円盤状...2011年ワディー Humason 1-1 カシオペヤ座 40p7mmではっきりと見え、恒星ではない。...15Oct.2012_Goma37C Humason 1-2 はくちょう座 40p7mmでは北東から南西向きの楕円で明るい。...20Oct.2012_Goma37C Humason 2-1 ヘルクレス座 まだ見てない! Hubble 1 =IC289 カシオペヤ座 40p7mmで円盤状...20Oct.2012_Goma37C
...AA242 Nov.2012