Andrew Jonathan Longmore 惑星状星雲

●Longmore1は、エリダヌス座にある淡い惑星状星雲だ。2011年2月1日にワディーで見た。ワディーで初めて40cmを使ったとき、オメガ星団などのメジャーなものの他にOVフィルターをかけたときにだけふっと浮かび上がる大きな惑星状星雲があることに興味を持った。ほ座のLo5等であるが、このLoは、Longmoreであることを知った。Lo1は、その1番目のものなのだが、
 R.Weinbergerは、1977年5月に「A List of Possible, Probable, and True Planetary Nebula Detected since 1966」という論文を書いている。そこでは、1967年にPerekとKohoutekが作ってから1977年までに惑星状星雲について32編の論文が書かれ、それらで紹介されている新しく発見された335個の惑星状星雲がリストされている(44個はおそらく惑星状星雲でない。新しく6個が見つかったと紹介している)。リストでは、それぞれの論文の著者等のイニシャルをとって惑星状星雲に記号が付けられていて、PHLはArpとScargleが1967年に発表したもの、K2はKohoutekが1972年に発表したもの等と説明されている。で、Loは、Longmoreがオーストラリアのサイディングスプリング天文台にある1.2mUKシュミットによりサーベイ写真から発見した惑星状星雲18個をリストして1977年に「New and known planetary nebula on plates taken with the UK 1.2-m Schmidt telescope」の論文で発表したものだ。その論文では彼が見つけたそれぞれの星雲についてコメントを付けていて、画像も紹介されている。
 Andrew Jonathan Longmoreは、77P/Longmore周期彗星の発見者でもある。

 

見たかどうか   番号 α2000.0δ δ dia." 星座 見え方
2011WA見えた Lo 1 02h57.0 -44.2 373 Eri 5
まだ Lo 2 04h03m# -70 29 Hyi  
2008不明,2011不明 Lo 4 10h05.8 -44.4 48 Vel 6
2008WA見えた、2011WA見えた Lo 5 11h13.9 -48.1 215 Cen 2
2011WA見えた Lo 6 12h00.7 -47.6 62 Cen 5
まだ Lo 8 13h24.9 -37.5 115 Cen  
まだ Lo 9 15h42.2 -47.7 107 Lup  
まだ Lo 10 15h49.5 -52.5 12 Nor  
まだ Lo 11 16h03.4 -36 60 Lup  
まだ Lo 12 16h08.4 -37.2 79 Sco  
まだ Lo 14 16h08m# -51 120 Nor  
2012Goma38Bで見た Lo 13 16h09.8 -30.9 71 Sco

5

2011Goma38B 見た 簡単に見える O3直視で常に見える  Lo 16 17h37.7 -40.8 83 Sco 3
まだ Lo 17 18h27.8 -37.3 104 CrA  
まだ Lo 18 19h09.8 -55.6 44 Tel  

#:Guideで表示されないので1950年分点の位置