使いやすい暗室を作ろう(その1)


使いやすい暗室を作りたいと思う。
そのためには現状の把握が大切。というわけで、今の暗室(といっても実は台車)を観察。
作業時だけ、ごろごろと台車を押していって洗面脱衣所を暗室として使っている。
大急ぎでしても、道具の展開、撤収ともに30分ぐらいはかかる。
使っている引き伸ばし機は、藤本写真工業製90M-S。奥行き60cm、幅50cm、高さ最大140cm。
道具の乗った台車
1:洗面脱衣室を暗室としているので、その入り口に吊るす遮光カーテン。
2:バット小サイズ、常用の六切り用。24cm×33cm。3皿。
3:バット大サイズ、普段は水洗時のみ使用。38cm×45cm。四切りの時は、3皿プラス1皿。
4:イーゼル(印画紙押さえ)の入った箱。
5:道具一式の入った箱。
中身
中身一式。
これを洗面所へ運び込むとこんな感じ。
設置したところ
右側に写っているのは洗濯機。この上にその日作業するネガを置く。
1:イーゼル。作業時周囲に作業スペースが必要。(引き伸ばし機よりも広い面積が要る。)
2:タイマー。10cm×33cm。引き伸ばし機と暗室電灯に接続。タイマー自身にコンセントが必要。
  暗室電灯は、天井下にあるツッパリ棒にクリップではさんで取り付ける。
3:電灯線が写らないようにコードを洗濯機にはさむ。
手前にあるのは、作業をメモするノートとマグライトと鉛筆と時計とブロアー(通称プシュプシュ)。
右下にちょっと写っているのが、現像液用のバット。同サイズのバットを3枚並べる。
(モノクロ写真は、引き伸ばし機で感光後、「現像液」「停止液」「定着液」に浸したあと水洗する。)
水洗は、隣室(写真手前)のお風呂場に大サイズのバットを置いてする。(奥に見えるのはトイレ。作業中は使えません。とほほ。)
洗い終わった印画紙は、お風呂場にお皿立てを使い、たてて乾かす。
左に写る小箱は多諧調印画紙用フィルター。
イーゼルの上にあるのは、照度計。
奥に写るのは、定着液の入ったペットボトルとピント確認用ルーペ。
この手前に座布団を敷いて座って作業する。

2005.3.13.


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