硬くて自滅するシャッター!?

を強化する


縁あって私の元にスメハチ(スメナ8M)がやってきた.
近頃流行りの(本当?)ロシアカメラだ.

が、シャッターが滅茶苦茶

硬い!

これじゃ手ぶれしやすいなぁーなどと思いながら数度シャッターを切るとこんどは

切れない?

どうなっちゃったぉー−?

調べて見るとシャッターピン(写真右)で押さえられるレバーが曲がってしまっています.(写真左)

これは自滅シャッターだぁ!

こりゃいかんと言うので対策を考えました.

1、強力な添え木を作る.
硬い鉄などを加工するのこと無理→却下.

2、シャッターを整備してスムースに動くようにする.
分解してジッポーライターのオイルで掃除を試みるもたいして軽くはならず...

→失敗.

変形した様子をよく見ると押さえられる部分が曲がるのではなく、枝状に伸びる部分がねじれていることに気づきました.

そこで、

上の写真のようにボルトとナットでねじれる部分を挟み込み強化することにしました.

出来れば黒いねじを使うほうが良いのですが、手元にあった物を使いました.

手ぶれしやすい重いシャッターには変わり無いのですが、自滅シャッター状態は脱出できました.

果たして写りは如何に???

2001.9.14.

その後、銀色のナットではあんまりなので、つや消しの黒で塗っておきました。


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