いままで細々と続けてきた電子工作だが、とうとうというか、いきなりというか、マイコンを使った工作に挑戦することにした。最近ホームページの更新が途絶えているのは、実はこの電子工作にはまっているからなのだ。 いま作製中なのは「ログ機能付き温度計」。現在の時刻と温度が液晶画面上に数字で表示されるとともに、過去の温度変化がグラフで表示されるというコンセプトだ。 そもそものきっかけは私の書斎(兼こども部屋、兼物置)の温度を知りたいと思ったこと。この私の部屋はエアコンがないので、毎年のことながらこの夏もとても部屋の中は暑かった。何度ぐらいあるのか知りたくなり、市販の温度計を探してみた。せっかくだから温度の履歴が表示されるものがほしいと思ったのだが、探してみると履歴が表示されるような温度計ってほとんどない。 あったとしても工場で温度管理をするような用途のものがほとんどで、値段は数万円はする。 売っていないのなら作ってみよう・・・、俄然、作製意欲がわいてくる。 まずは部品集めから。通信販売で液晶ディスプレイ(たぶんパチンコ台向けに作られたもの)とマイコンを購入。さらにおなじみの大阪日本橋の電子部品屋さんで液晶を駆動するための電源周りの部品を調達した。 ![]()
購入したマイコンキット というと順調に事が進んだようだが、実は結構内心どきどきしていた。なぜって、液晶ディスプレイなど買うのは初めてで、うまく動作させる自信があまりない。マイコンも自分で買ったのは初めてだ(一応仕事ではマイコンのプログラムを書いていたりしますが)。しかもここまでで1万円近くの出費をしている。これでうまく動かなかったら、いままでの投資がすべてパーだ。 そんなわけで一抹の不安を抱えながら作製を開始。初めて液晶の表示に成功したのは作業を開始してから6日目だった。液晶画面に表示された色鮮やかな赤と青の縦じま模様を眺めて、それはそれは感動しました。 そんなわけでウェブサイトの更新はすっかりストップ・・・。 ![]()
作製中のログ機能付き温度計 作業開始から3ヶ月たったいまは、8割方完成というところか。部屋の温度を時事刻々測定して、グラフを表示してくれる。木でできた外枠をつけて質感も向上。あとはアルミのヘアライン仕上げのフロントパネルをつけて、木の部分にはニスを塗り、マイコンのプログラムに若干の改良を加えれば出来上がりというところ。 ただ、いまはちょっと、ひところの情熱がさめかけてきていて、作製のペースは鈍り気味。もう一回気持ちを奮い立たせねば・・・。 ![]()
画面上部に時刻と温度が数字で表示され、 |