2026年01月06日(火)
阪急嵐山7:13=(京都バス)=7:25清滝バス停-7:38金鈴橋83m-
7:59火燧の社210m8:03-8:13二合目300m8:17-8:37 三合目383m8:46-
9:05五合目525m 9:14- P549 9:18-9:50水尾分れ710m 9:56-
10:32黒門872m -10:43愛宕神社950m 11:08-11:53水尾分れ11:55-
12:32水尾登山口312m-12:39水尾丸源252m
参加者10名 行程9.5㎞
阪急嵐山駅前にはまだ街灯がともり、
夜の名残が薄く漂っていた。
7時13分発の京都バスに揺られ、
清滝へ向かう。
清滝から登り始める
清滝は気温-3℃。
しかし雪はなく、澄んだ空気が頬を刺す。
金鈴橋でトイレに立ち寄った仲間を
待ちながら、清滝川の流れを眺める。
歩き出すとすぐに体が温まり、
おたすけ水場を過ぎて急な石段へ。
小学校の跡には年々痕跡が
消えていく感じがする。
火燧の社に着く頃には汗ばむほどで
、衣服調整する。
かつてここにも火の神・火産霊命
(カグツチ)を祀る社があったが、
今は石碑のみが残る。
静かな石段をさらに登っていく。
丁石と消防団の看板
愛宕神社まで50丁(約5.5km)。
古くからの丁石が道しるべとなり、
さらに嵯峨消防団の救助目安として
「1/40」から「40/40」までの
看板が100mごとに続く。
壺割坂を越え、三合目の小屋に
差しかかると、東から差し込む
朝日が石段を照らす。
三合目の小屋では気温0℃。
陽光の温かさがありがたい。
ここは「なかや」茶屋跡。
かつて茶店の女がしん粉を
売りながら歌ったという唄が、
今も伝わっている。
展望が開ける
5合目の小屋でひと息つき、
P549付近の大杉を過ぎると
視界が開け、
西山の山並みが連なる。
桂川は冬の日差しをキラキラ
と反射させ、
ゆるやかに蛇行している。
平坦な道には霜柱が立ち、
ザクザクと踏みしめる音が心地よい。
水尾別れから雪の世界へ
水尾別れの小屋に着くと、
周囲は一面の雪景色。
しかし地面は凍っておらず、
アイゼンなしで進める。
「ハナ売場」では、かつて
水尾の女性たちが樒(しきみ)を担ぎ、
火伏せの神花として売っていたという。
売場を過ぎて西を振り返ると、
亀岡の雲海が広がり、まるで霧の国を
見下ろすような壮観だった。
黒門から白雲寺跡へ
長い階段を登り切ると黒門に到着。
雪に覆われ、名の通り白と
黒の対比が美しい。
黒門は白雲寺の京都側の惣門。
白雲寺は平安時代に建立され、
勝軍地蔵を祀っていた。
明智光秀が本能寺の変の直前に
ここで連歌会を催した
という逸話も残る。
境内に入ると、かつて六つの
宿坊が並んでいたというが、
今は雪に覆われた静かな空き地が
広がるのみ。
灌木に着いた霧氷が白く輝く。
愛宕神社へ
最後の石段を登り切り、
愛宕神社に到着。
気温は-2℃。
標高924mの愛宕山は、
役行者と泰澄によって開かれ、
火伏せの神として信仰を集めてきた。
奥の院には天狗太郎坊が祀られ、
社務所では「火迺要慎」のお札を授かる。
記念写真を撮ってもらい、
慎重に雪の石段を下る。
下りは皆早く、気づけば先頭は
見えなくなっていた。
柚子の里・水尾へ
水尾の斜面には柚子の木が広がり、
冬の日差しを浴びて黄色く輝く。
例年より多くの実が残っており、
収穫されずに揺れる姿がどこか
寂しげでもある。
先発組が丸源に到着し、
まずは柚子茶で体を温める。
続いて柚子風呂へ。
袋に入れた柚子が湯に浮かび、
香りがふわりと立ちのぼる。
この柚子風呂は、もともと
柚子農家のおもてなしから
始まったという。
風呂上がりには、京赤地鶏の
すき焼きで新年会。
冷えた体に染み渡る味わいに、
今日の山旅の疲れがほどけていく。
新年の始まりにふさわしい、
豊かな一日となった。