伊吹山
2024年09月16日(月祝)
JR米原駅東口11:17=(湖国バス)=(21号線)=醒ヶ井=11:31一色=<19>=
<248>=11:35近江長岡=11:46伊吹山口=(伊吹山ドライブウェイ)=
12:24山頂駐車場1,260m 12:28−(西登山コース)−13:25山頂日本武尊前(昼食)
14:13−14:19伊吹山△点1,377m−14:39 P1343 −14:57山頂駐車場15:20=
(湖国バス)=15:51伊吹山口=16:06伊吹薬草の里16:10=16:36JR米原駅
16:48=(JR新快速)=京都
敬老の日、伊吹山登山バスは
今年最後の運行になる。
崩落事故が登山道は閉鎖されているので、
バスで伊吹山に登ることになった。
伊吹山ドライブウェイが開通して
60周年になるそうで、そのためか
湖国バスの運賃も半額になった。
駐車場の端っこに、物見櫓があったが、
9合目の駐車場から見上げるとゆるい
弧を描く稜線の頂上まで見通せる。
西登山道から登って山頂に至り東登山道を
降りて駐車場に戻ってくるつもりである。
駐車場のトイレは有料トイレで100円を
入れて使用する。
トイレで使用する水は麓から運んで
来たものだそうで、維持費が
かさむようだ。
芭蕉の句碑と恋慕観音像があり、
その先で「入山協力金箱」が
置いてあり、300円を投入して入る。
伊吹山再生事業に使われるそうで、
その趣旨には賛同するが、
あれこれ100円玉がいるので
お釣りをくれたらいいのにと
言う人もいた。
石灰岩の小石が丁寧に式詰まられた
広い登山道を登って行くと
さまざまな植物の花が咲いている。
アキノキリンソウが多い。
キンバイソウ、ミカエリソウ、シオガマギク、
シロヨメナ、ミゾソバ、アケボノソウ、
タニソバ、サラシナショウマ、
イブキコアザミ、リンドウ、シロヨメナ、
キンミズヒキ、ツリガネニンジン。
防鹿柵で厳重に囲われて貴重な
植物が保護されていて、南端まで来ると
防風壁も設置されている。
絶壁から下界の町まで見渡せる。
かすんだ稜線の先に、頂上の施設が
並んでいる。
自然の中に突如人工物が
浮かび上ってきた感じ。
ヤマトタケル像の前に来た。
山名標柱のまえには記念写真を
撮る人が並んでいてなかなか
人気のスポットである。
古代日本神話「日本武尊
(ヤマトタケルノミコト)」が
伊吹山の荒ぶる神と遭遇した
地であり、伊吹山の象徴。
その裾にあったベンチで昼食にした。
これから東登山道に入る。
広い草原のなかに石塚と石碑がある。
石塚は弥勒堂で、伊吹山山岳信仰の
中心的な施設で厳しい修行が行われた
ところらしい。
「一石一家」といって小石に
一つずつお経を書いて積み上げ
たそうだ。
石碑に書かれた文字は
読みにくいが登山の
心得が書かれているようだ。
三角点があった。
一等三角点標高1377.31m
明治18年(1855年)に設置。
その先に殉難之碑がある。
かってここには日本の気象観測
に大きな役割を果たした
伊吹山測候所があった。
その測候所跡に立てられたのが
殉難之碑である。
1931年12月15日、測候所職員1人が
勤務交代中、3合目で猛吹雪に
遭って遭難。
もう1人は、その3年後の
1934年1月15日、山頂付近の稜線の
雪庇が崩落して引き起こした
雪崩に巻き込まれた。
鹿が食べないトリカブトが花盛り。
滑りやすい土壌とゴロゴロ石の
歩きにくい坂道を降りて行く。
このコースは下山専用でゲートを
開けて出ていく。
駐車場に戻りバスで下山。
戻る