マキノ・山崎山
                             2024年02月11日(日)

京都7:24=(JR湖西線)=8:40マキノ9;06=(湖国バス)=9:19山中−
9:37登山口140m−9:47 206m−10:01 240m10:07−10:14 地蔵堂301m−
石段−東屋−10:35仲仙寺360m−10:57△仲仙寺山386.3m−11:17 341m−
11:46 190m車道(昼食)12:21−12:30峠 250m −13:20 436m−
13:33 △443.8m大谷山 −13:54 406m−14:14 283m−14:19△山崎山315m
14:47 182m 14:59−15:09テニスコート142m15:17−15:33 97m市道−
15:49マキノ駅

JRマキノ駅の北側に知内川に
縁どられた島のような山塊がある。
そこに山崎山がある。



昔からこの辺りは豪雪地帯で、
低山ながら雪山歩きが楽しめる所だった。
今回4名の参加した。
湖西線の車窓から見る比良山系は
頂上部に残雪があるだけだった。
JRマキノ駅から湖国バスに乗り、
「山中」でバスを降りると小雨が
パラついた。



北側の山は白いのに、その南の
これから山は雪がない。

畑中の道を行き知内川を渡った所が
山塊の北端に当たり
ここから、尾根にとりつく。

明確な道はないが、お地蔵さんが
鎮座していて古道を思わせる。

深い落ち葉を踏みしめて
2つのピークを越えたところで、
浦の村落から上がってきた
参詣道と合流する。

その先に子安地蔵尊の祠が
あった。
稜線の南側をトラバースした
ところで、石の階段の下に来た。

急な石段を登った所に東屋があり、
トイレもある。




一息いれて、仲仙寺の観音堂の
前にでた。





仲仙寺は古くは仲善寺と
呼ばれ、858(天安2)年 
藤原冬嗣の息子の良和と、
平城天皇の皇子の真如法師が
この地に来て、千手観音像を
祀り「仲善寺」と号したそうだ。
鉄パイプで補強された古い建物
には大寺だった貫禄を感じる。


仲仙寺の背後の山の稜線に出て、
西に向って進む。


1つピークを越えて次のピークに
赤いテープが付いている。
「仲仙寺山」の山名標もあり、
三角点があるはずだと探すと、
見つかった。

仲仙寺山(四等三角点 点名
浦 標高388.3m)。


地図を見ると、西に向かって
下りていき、谷に突き当ったら
左に下りたら良いことがわかった。

しかし歩いてみると地図にない
林道があらわれて、道の崖を
降りられる所を探すうちに
左に振り過ぎた。
修正して降りていくと、
倒木があったり、傾斜も
急になった。

足下に林道らしきものが見えた。
しかし谷川だった。
右に振って降りると右端に
少しアスファルトのような
ものが見えた。


町道だ。やっと下りられた。

石を金網でまとめて階段状に
積まれた崖で陽光を浴びな
がら昼食になった。
マキノ町浦とマキノ町上開田の
境にある峠付近から南に
向かう尾根に入った。

やがて南東に向きが変わると、
残雪を歩く。
ところどころ灌木に
足をとられ、倒木を
跨いで進む。

次のピークから支尾根が
分かれているので、慎重に探す。
下の方に釣り尾根を見つけて、
それをそのまま東に進むと
「大谷山」の山標と三角点が
あった。
大谷山(三等三角点 点名梅ヶ谷 
標高443.8m)。

この先、南に下りて南西に
向きを変える。
上から尾根筋が見えなくなった。
粘土が水を含んで滑り
やすくなった急斜面を慎重に降りて行く。
鞍部まで標高差160mを
降りたことになる。
雪があれば楽に降りられたはずが、
鞍部まで標高差160mを降りた
所にあるササを
分けて右に回り込むとポコンと
盛り上がった山崎山に着いた。


ここに三角点山崎山(四等三角点 
点名西浜 標高307.1m)がある。

林間から琵琶湖が見える。
西の尾根に入った。
勾配はゆるやかそうだが、
倒木が多いので難儀する。
ピークに立つと前が削られて
崖になっている。

左にあるはずの迂回路は崩壊して、
落葉が積もって滑りやすい
消えかかった急坂をおりるしかない。
そんなところに「遊歩道」の標識があった。
「こんなところを歩いたら落ちるで。」


なんとかテニス場の横に出た。
ここは「マキノ林間スポーツセンター」と
いうところらしい。
一息いれて最後の尾根に取りつく。
尾根は寸断されて先にいけなくなった。
下の道を探す。
その時イノシシが前を走り抜け、
麓の蛭口の池の方で犬が一斉に吠えた。

防鹿柵を開けてやっと車道にでた。
雪があればこんなに歩きにくいことは
無かったろうに。
それにしても林道や造成地の開発で
山道は寸断され歩きにくくなったの
は残念だった。

























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