8/01 (Mon)

夏休み(2004年8月1日)

4人揃ってお出かけ

ナミンチを中心に展開する

アイスクリームを食べるヨウカラ

アイスクリームをたべるヨウカラ

楽しい夏休み。学校や幼稚園に行っているはずのこども達が、毎日家にせいぞろい。

お弁当を作らなくて良かったり、早起きの心配がいらなかったり、連絡帳を気にしなくて良くて、PTAの集まりもお休み。

しかし、カアサンにとって、良いことばかりではない。何しろ、一日中、こども達が家にいるわけで、みんなが揃ってカアサンを手伝ってくれるわけではなく、寧ろ、邪魔する方向に盛り上がる4人のこども達。そして、折角の夏休みを有意義に過ごしたい、と云う希望は、カアサンに少なからずプレッシャーをもたらすのです。

夏休みが始まって早々に、小学校のグランドを借りて、「おやこでキャンプ」と云う企画に参加。三年連続です。お友達と楽しく遊んで、野外料理(といっても、大鍋カレーですが)を味わって、キャンプファイアやら、野外映画会やら、と云う、こども達には楽しい行事です。4人揃って炎天下、小学校に出かけてゆくところ。並んでもらってシャッターを押すのですが、デジカメの悲しさ、ほんの1、2秒のタイムラグで、こども達はあっという間に散らばってゆく。

夏休みのもう一つの行事。ピアノの発表会。こども達には相当なプレッシャーになっているようです。ナミンチの発表会のあと、トウサンとヨウカラ、エリポン三人で、自由研究の材料を買いに心斎橋まで。あんまり暑くて疲れたので、帰り道アイスクリームをごちそうした写真。エリポンとヨウカラがトウサンに分けてくれました。

夏休み中盤は、帰省旅行が待っています。有意義に過ごす、というのは要するに、楽しく過ごす、と言うことに他なりません。

8/02 (Mon)

海が好き(2004年8月2日)

海を眺めるエリポンとタンタン

フェリーの船窓から海を眺める二人

フェリーのロビーで椅子に座るナミンチ

海をじっくり眺めていたナミンチ

夏休みの帰省旅行。目的地は北海道、今年はカーフェリーを利用しました。

フェリーを選んだ理由は、まず、コスト。飛行機を利用した場合に比べ、運賃はおよそ3分の1程度。ガソリン代、高速道路料金などを加味しても、半額以下。半額と言っても、3万円の半額ではありません。その十倍以上。何物にも代え難いものは、お金です。乗っている時間がおよそ2時間の飛行機に比べ、フェリーはおよそ20時間と、10倍近く掛かりますが、高速船の就航で、かつてよりかなり短縮されています。また、夏は比較的休暇を取りやすいトウサンの仕事です。車で移動することのリスクや、海が荒れたときの乗り物酔いの心配なども考慮した上で、こども達の意見も聞いてみると、船旅に興味津々と云うことで、フェリーを利用することに決定。

当初、寝台列車の旅も検討しましたが、コスト的にほとんどメリットがないことと、予約を取るのが極めて困難なことから却下されました。

エリポンは海が好きなのです。海が舞台になる幾つかのビデオや、絵本などのイメージから、海の底を想像しつつ、船旅を満喫したのです。暇さえあれば、海を見に行こう、と、トウサンの手を引っ張っていきました。船の窓から海を眺めるエリポン。隣にタンタンが、どちらかというと邪魔しに来たのですが。海底の様子を想像し、海上を優雅に舞うカモメを探して、トビウオの滑空に歓声を上げていました。誰に迷惑をかけることもなく、のんびり、のんびり、無限に流れてゆく海を眺めるエリポン。

ナミンチも海を眺めていましたが、エリポンより視線が下を向いていました。彼女の視線は、船窓のすぐ下です。ナミンチが興味を持ったのは、どうやら船が作り出す波の模様だったようです。正確には、波しぶきが、生まれては散らばって、消えていくさまを、随分と時間をかけて眺めていました。

ヨウカラは、すっかり船旅に退屈したようでした。それでも復路では、とっておきの場所を見つけて、そこでずっと絵を描いていましたが、逃げ場のない船の上で、やんちゃな弟に煩わされることが苦痛だったのかもしれません。(トウサンにとっても苦痛でした)

タンタンにとっては、船の上という特別な意識はなかったらしく、狭い船室、長い廊下、広いロビーなど、物珍しさで駆けずり回っていました。幼稚園で鍛えられたのか、驚くほどの体力で、周りに迷惑をかけぬように、追いかけ回す親の身にもなって欲しいと思いましたが、まだ当分は無理でしょう。

8/3 (Tue)

8/4 (Wed)

大きな手と足の裏(2004年8月4日)

エサをねだるオランウータン

エサをねだるオランウータンの手に注目

泳ぐホッキョクグマの後ろ姿

お尻というか、足の裏

実家へ帰ったときのお楽しみ。日本最北端の動物園へ出かけます。

旭山動物園には、特別な珍しい動物がいるわけではありません。豪華なジェットコースターがあるわけでもありません。しかし、気分がわくわくして、不思議な高揚感を味わえる場所です。

私がこどもの頃、国内の動物園で初めてホッキョクグマの繁殖に成功して有名になりました。今でもホッキョクグマたちは、この動物園の主役の一角を占めています。神戸の王子動物園にやって来た、カバのナミコもここの動物園出身です。今、この動物園がホットなスポットとなっている最大の理由は、独創的な展示方法ゆえです。この動物園は、いろいろな角度から、それも、かなり間近で動物たちの様々な姿を眺めることが出来るように工夫されているのです。今回は東門から入場、ちょうどオランウータン舎でもぐもぐタイム(動物の食事を見せてくれる)をやっていました。大変な人気で、人垣で身動きが出来ないほど。オリの中のオランウータンは、エサに釣られて柱を上り頭上遥かな高さに渡してある鉄棒にぶら下がってエサ場に降りてきます。樹上生活に適応しているオランウータンは、ぶら下がるために巨大な手を持っているのです。余り必要のない親指は小さめです。

ホッキョクグマ館では、泳ぎ回るホッキョクグマを間近に見ることが出来ます。短い尻尾の付いたお尻もチャーミングですが、ここでは足の裏に注目です。氷原を歩き回るために、とても柔らかそうな、立体的な足の裏。足の裏は毛が生えていません。

他にも、ニホンザルの猿山や、泳ぎ回るペンギンを上下左右から眺めることが出来るペンギン館など、見所いっぱいの動物園。動物たちの生態を観察することの魅力を満喫できる所です。

8/5 (Thu)

8/6 (Fri)

8/7 (Sat)

8/8 (Sun)

日本一の動物園(2004年8月8日)

シロクマ館の壁画

ほっきょくぐま館の壁画(連作の一部)

あざらし館の案内倍

あざらし館の案内板

あべ弘士さんという絵本作家が気に入って、図書館で何冊か借りました。何処かで見覚えのある絵なのですが、、、

「てんてんむし」や、あかいとり(ともに、童心社)が印象に残っています。大胆な筆遣いで、虫や動物をの特徴を大変よく捉えた絵です。たしか、旭山動物園で、あべさんの絵を沢山見たような気がする。あざらし館が完成し、ますます人気の旭山動物園に、帰省旅行のついでに寄って確かめてきました。ほっきょくぐま館は壁面いっぱいにあべさんの壁画。ペンギン館にも、ありました。親切なったあざらし館も、やはり、あべさんの絵と思われる案内板。中にもあべさんの絵だらけです。

私の姉によると、あべ弘士さんは、元もと旭山動物園に飼育係としてお勤めだったそうで、生き物を見る目の確かさは、彼自身が生き物たちと一緒に生活していたからなのでしょう。絵本作家となってからも、私はまだ見ていませんが、「どうぶつえんガイド」(福音館書店)、「動物園物語」(絵本館)など、動物園にまつわる作品が数多くあります。旭山動物園が次々に繰り出す展示のアイディアに深く関わっているに違いありません。動物を眺めて、あべさんの壁画で確認して、改めて動物を観察して、と、動物園の展示に、あべさんの壁画が大変重要な役割を果たしています。

本年7月に旭山動物園が、日本で一番多い入場者数を集めたそうです。東京の上野動物園を3万人ほど上回ったとのこと。理想の動物園を目指して進化してゆく旭山動物園。私は、さるやまが気に入っています。次なるアイディアを想像するのもまた楽しい。

8/9 (Mon)

8/10 (Tue)

8/11 (Wed)

8/12 (Thu)

8/16 (Mon)

8/17 (Tue)

トウキビは横に(2004年8月17日)

美瑛町の花畑で

茹でトウキビをおやつ代わり

トウキビを食べるナミンチ

きれいに食べるとこうなります

北海道帰省旅行のお楽しみは、おいしいものを食べることです。

海の幸もおいしいのですが、この時期、旬はトウモロコシです。北海道ではトウキビと云うことが多いのです。八百屋やスーパーマーケットで、皮付き、髭付きで一本100円くらいで売っています。売り場で皮を剥いで、袋に入れて買ってきます。持って帰ってすぐに塩ゆで。北海道のトウキビは塩茹でが本物。屋台で売っている焼きトウキビは、観光客向け、ちょっとインチキ臭い気がします。新鮮なトウキビの甘さを楽しむなら、とれたてを塩茹でに限ります。

一本丸ままは、こども達には少々大きすぎますので、二つくらいに折って、食べます。食べ方に注意して下さい。トウキビは横に食べるのです。回さず、長軸に沿って、まずは横に一列。最初の一列を綺麗に食べるのは、少々技術が必要ですが、一列片付くと、あとは割と簡単です。北海道出身者は、小学生くらいになると、とても上手にトウキビを食べるようになります。

最初、里帰りしたときに、カアサンにトウキビの食べ方を指導しました。こども達も、姉二人は上手に食べられるようになりました。素人は、トウキビを廻しながら、ガジガジと囓ってしまうのですが、その食べ方では一番おいしいところを捨ててしまうことになります。

本当は、庭のトウキビを引っこ抜いて、茹でるのが一番おいしいのです。残念ながら、実家の裏庭のトウキビはまだちょっと早すぎたのです。えだまめもまだ熟していませんでした。8月末に北海道へ行ったら、トウキビとえだまめを是非、ご賞味下さい。

8/18 (Wed)

8/19 (Thu)

8/20 (Fri)

8/21 (Sat)

高校野球(2004年8月21日)

甲子園球場スコアボード

甲子園準々決勝

かき氷を食べるこども達

かき氷を食べました

甲子園球場の地元に住んでいます。地元の活躍と、お天気が気になるこの頃。

毎日、甲子園球場の真横をバイクで2往復しているのです。我が家から野球場までは、電車で歩く時間を含めても20分ほど。この季節は地元の活躍が気になります。兵庫県代表の報徳学園は、初戦で敗退しました。トウサンの故郷、旭川北高校が出場しましたが、こちらも初戦敗退。しかし、今年は南北海道代表の駒大苫小牧高校が勝ち残り、準々決勝、準決勝の試合を家族で応援しに行きました。

甲子園球場の切符売り場で待ち合わせ。高校野球の場合は、外野席は無料ですが、今回は地元の応援と云うことで、アルプススタンドのチケット(一枚500円)を買って、列に並びました。準々決勝は、試合開始前に土砂降りの雨。どうなることかと思いましたが、試合開始直前に雨は上がり、夏の暑さも一段落、雨上がりで日差しも弱く、かなり涼しい中での応援となりました。

こども達の中で、ルールが分かっているのはナミンチだけ。ヨウカラは試合には興味があるのですが、どうしたら得点が入るのか、今ひとつ分かっていないようです。エリポンとタンタンは、席に着いた途端に、「帰りたい」と、ぶつぶつ言い出しましたが、トウサンの膝の上で応援が始まると、それなりに楽しんでいたようでした。

スタンドはかなり余裕があり、応援団の横に陣取って応援していると、テレビ局のカメラが、イニングの間に私たちを写していましたので、もしかすると、コマーシャルに入る前後に、タンタンを抱っこしている映像がお茶の間に流れたかもしれません。

駒大苫小牧の応援は、リズミカルで、統率が取れていて、かなり魅力的です。ブラスバンドも大変上手ですし、チアガール達も大変元気。グランド整備の空き時間には、見事なチアリーディングを披露していました。相手の横浜高校は、好投手を擁し、優勝候補の一角ですが、少なくとも応援は負けていませんでした。そして、試合の方はあれよあれよという間に、相手のエースを打ち込み、見事な勝利。北海道代表としては、76年ぶりの準決勝進出ということで、準決勝も応援に行くことにしました。

今日が準決勝だったのですが、日差しが強く、かなり暑い、と云っても、もう真夏の暑さではありませんでした。アルプススタンドはほぼ満席。大変盛り上がりました。退屈し始めたこども達に、一つ250円のかき氷をサービス。二人で一つずつですが。

試合の方は、東海大甲府高校を相手に、前半で勝負を決定づける集中打。後半追い上げられましたが、逃げ切っての勝利で、初めての決勝進出。明日はますます盛り上がることでしょう。

家にかえってから、オリンピックの野球を見ながら、ヨウカラにルールの解説。ちょっとは分かってきたみたいです。さあ、明日はどうしようか。

8/22 (Sun)

8/23 (Mon)

8/24 (Tue)

8/25 (Wed)

8/26 (Thu)

8/27 (Fri)

昆虫採集の醍醐味(2004年8月27日)

トンボ採りをするエリポン

オニヤンマ

トンボ採りとその成果

エリポン記念写真

トンボが気になるエリポン

フェリーで出かけた北海道旅行の荷物の中に、捕虫網を忍ばせておきました。

森に行ってみたい、と云っていたのはヨウカラです。今の自宅の周りは整備されすぎていて、草むらや森がありません。トウサンがこどもの頃、アパートの裏にタンカス山があって、うっそうと茂る草むらを駆け回って、コオロギやキリギリスやバッタを捕まえました。クモの巣をかき分けながら、虫かごにいろいろと集めました。苫小牧のお友達の家に泊まりに行って、森にクワガタを捕りに行ったのは3年生の時だったと思います。クヌギの木を蹴っ飛ばすと、ノコギリクワガタやミヤマクワガタがポトリと落ちてきました。友人宅の大きな段ボール箱の中には、大小様々なクワガタがウヨウヨと居たのです。北海道旅行の間に、山に分け入って虫採りをする機会があるかもしれない、と、いくらか期待して、虫採りの道具を一式、荷物に加えたのです。

富沢の森に出かけたときに、虫採り網に活躍の時が来ました。我が家の虫採りチャンピオンのエリポン。姉たちや弟が、従妹達と遊ぶのを尻目に、虫を追いかけ始めました。この時期の北海道はトンボが群れを為しています。エリポンはアキアカネやクルマトンボを追いかけ始めました。トンボは枝の先にとまりますので、網を上から被せてもなかなか捕まえられません。枝に沿ってすくい上げるようにしなくてはなりませんが、エリポンはそのことが分かっていません。それでも何匹かトンボをかごに入れることが出来ました。

森の中にはタテハチョウやヒカゲチョウが沢山いますが、薄暗くいつもと違う雰囲気に、エリポンは恐れをなし、おまけにスズメバチの姿も見えたので、早々に退却。これはと思う木の幹を蹴っ飛ばしてみましたが、なにも落ちてきませんでした。

森の脇の小川で、大きなトンボを見つけました。エリポンから網を奪い取り、トウサン夢中、熱中。そしてようやく捕まえたオニヤンマ。こどもの頃は決して手の届かない所を悠々と飛んでいたはずです。エリポンびっくり。トウサンも感激。さっそくみんなの所に持って帰って見せますと、カアサンも興奮。大きいねぇ。

実は、このオニヤンマは、羽根に少々傷があり、上手く飛べなかったので捕まえることが出来たのです。逃がしてあげることにしました。そのあと、エリポンは大きなバッタを自分で捕まえ、得意顔。すごい思い出を写真に撮ってあげようとしましたら、横の木の枝にとまっているトンボが気になる。そういう思い出の一コマになりました。

8/28 (Sat)

8/29 (Sun)

8/30 (Mon)

8/31 (Tue)