House Tour



今住んでいる、29 Monte Carloが売りに出すとのこと、早速不動産エイジェントを探しお願いをした。現在のエイジェントからも借家のオファーは有ったものの、やはり、微妙なニュアンスなど日本語の方が良いので日本人のつてを頼ってMs.Okadaにお願いをしていたのだ。

5月30日(日)に彼女が7軒の家を探してくれ、下見に一緒にまわった。彼女は知性的でなかなかの美人な方、家をまわっている間の会話は楽しいものだった。

この2〜3年でIrvineの地所の価格高騰は異常なもので、10年前の日本のバブルを彷彿させる。今現在の家も築15年程になるのに、4年前は20万ドル程度だったものが、今回の売り出しでは75万ドル(8千6百万円)だそうだ。

従ってIrvineではどんどんと家が新築され、今ではついにははげ丘のすぐ麓まで造成が浸食。ここが全米一位二位を誇る気候、安全、住みやすさで人口はどんどん増えてる。しかし、いくらそう言ってもやはり此処はアメリカである。土地には日本と比べものにならないほどの余裕があり、まだまだ平らな部分、畑の面積の方が宅地となっている面積より遙かに多い。その、アメリカの丘の麓の造成地ではパリ・ローマではあるまいに3階建、庭の殆ど無い家が建っているのは誠に不自然である。また、ここだけではないが新しい造成地での印象は家と家の間隔が狭いこと、道が狭く、緑が少ない。まるで、日本のようで、アメリカらしくない。

Ms.Okadaには『これ異常で不自然な光景ですね、そのうち破綻すると思います。』と申し上げた。また、その家の価格が80万ドル(9千万円)〜100万ドルほどすると聞いて異常さにビックリ。まるで、バブル期に京都の亀岡市の傾斜を造成した家が、8千万円だった当時を思い出す。

車中の雑談で、Ms.OkadaがIrvineは住宅地として中国でも有名になっている。、なんでも北京では”北京Irvine”を作っているとの話を聞いて面白かった。

『へー、じゃあ道路の名前もAltonとかCulverとか同じにしているのでしょうかね?』

『Culverは鳩通りだろうか(笑)』


Key box エイジェントのPDAを上に乗せ、暗証番号をいれるとこのBoxが開いて家のカギがでてくる。従って、居住者が居る居ないに関わらず、玄関のカギを開けて家の中を見て回ることが出来る。

第1物件


1995年に作った造成地、緑もまだ若く少ない、道幅も今の家の前より狭い。


建て面積1500 SQFT(平方フィート)と言われても、フィートでの感覚がピントこない。


家の中は整理整頓が良くされている、日本人とは違う


台所、やはりきれい(今現在住んでいるのに・・・)


第2物件

最初の物件のすぐ近く、ここはやや広く建て面積1780 SQFTの素晴らしいお宅。オーナは台湾の若い夫婦でSan Joseへ転勤になるので貸家にするそうだ。現在購入したら80万ドルとのこと(!)


ここの家の台所が素晴らしい


備え付けのテーブル



主浴室(浴室は必ず、二つある)


ベッドルームまで見せてくれる


主洗面所


第3物件


建て面積1900 SQFT

築25年程、新しいとはいえないが、回りの町並み緑など感じがよい。ここにしようかと考えている。この家は現在日本人が住んでおり6月22日に引っ越すらしい。オーナ(台湾人)が言うには現在大変汚いので見せられないとの事。ただし、向かいの家(全く同じ間取り、これも日本人居住)ならばみても良い(同じオーナ)。Ms.Okadaと恐縮をしながら向かいの家を見せていただいた。現在お住まいの方には、自分の所が貸しに出されるのではないのに、親切に家の中をご案内頂いた。

最後に全て回った後、Mr.Okadaにコーヒーをご馳走になり書類に基本的な事を記入していると

『作井さん、借家でなく購入されたらどうですか?』

『8千万円は有りませんよ(笑)』

Ms.Okadaはなかなか頭の回転の速い方でもあり、話題が豊富で会話がとても楽しかった。

ちなみに、さんざんと人の家を見せて貰って言うのも何だけど。現在住んでいる29 Monte Carloも同じようにHouse Tour承諾のサインをした、Week day は10時〜18時、Weekendは11時〜19時までと誰が来ても文句が言えない。当然、PDAを持ったエイジェントが自分でカギを開けてと購入客と一緒に入るのだ。ただし一人で居るので毎日ゴミ箱の処理などはしているものの、見せていただいた家などから比べると整理整頓など恥ずかしいものがある。また、休日などは寝坊、昼間のシャワーはできない。見苦しい姿で鉢合わせになっても格好悪いので何か落ち着かない。

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