血統書
 血統書とは犬籍簿をもとに作成された血統を明らかにした犬の戸籍謄本のようなものです。
血統書は日本犬保存会のような文化科学省が認可した社団法人から、任意の団体まで、いろいろな犬種団体が発行していますが、ここでは私の所属している団体、日本犬保存会の血統書について説明します。

  日本犬保存会の血統書は、次のような内容となっています。   

犬名−犬の登録名です。作出者が命名しますので変更は出来ません。オス・メスがよくわかる日本的な名前を付けるようになっています。

犬舎号−作出者の犬舎名です。犬にとっては「姓」にあたるものです。

性別−雄(オス)、雌(メス)です。

尾型−巻・差のどちらかになります。

毛色−柴犬は赤・黒・胡麻の3色となります。

体高−仔犬の時に登録する場合がほとんどなので空欄になっています。

生年月日−子犬の生まれた日です。

登録年月日−子犬が日本犬保存会に登録された日です。

登録番号−小型+XX(1又は2桁の数字)+XXXXX号(5桁の数字)となり、全ての犬が違う番号を持っています。最初の1又は2桁は登録の年数です。平成5年の登録なら「5」、平成15年なら「15」となります。あとの5桁はその年度のなかでの連番になります。
 ここで記載されている小型とは 柴犬 中型は 四国犬、甲斐犬、紀州犬 大型は 秋田犬を示します。

作出者−犬を作出した人です。

登録者−普通は作出者名が記載されています。

本犬所属の一胎仔犬一覧−あなたの仔犬と同時に生まれた兄弟たちの記録で す。「出産数」は同時に生まれた頭数です。

両親〜玄祖父母−犬の4代前までの先祖です。30頭の犬の名前が書かれています。

受賞履歴−この犬が展覧会での受賞履歴です。受賞した後に申請します。

両親犬の主なる賞歴−両親犬が前項の「受賞履歴」を申請していた場合に自動的に記載されます。

所有者変更−空欄の場合は所有者は「作出者」となります。通常、犬を購入した場合には登録犬譲渡報告書(譲渡証)が添付されているので、この譲渡証と血統書を日保へ送付し所定の手数料を支払うとあなたの名前が記載されます。