タゲリ
<形態>
全長が32cm、翼開長が約72cm。同属のケリよりもひとまわり小さい。背面は光沢のある暗緑色、腹面は白い羽毛で覆われる。足は赤黒い。
頭部には黒い冠羽が発達する。頸部には黒い首輪状の斑紋が入る。雌雄ほぼ同色。メスは頭部と胸部の黒い部分に褐色を帯びて、オスは夏羽の喉部が黒い。
<生態>
河川、湿地、干潟、水田等に生息する。冬季は小規模な群れを形成し生活する。見通しのよい開けた場所におり、警戒心が強い。
食性は動物食で、昆虫類、節足動物、ミミズ等を食べる。足で地面をたたいたり揺するようにして、ミミズなどを地表におびき出して捕食することがある。
繁殖形態は卵生。繁殖期にはペア毎に縄張りを形成するが、緩く集団営巣することもある。地面に窪みを掘り枯草を敷いた巣に、3-7月に1回に4個の卵を産む。主にメスが抱卵し、抱卵期間は25-34日。雛は生後29-42日程で飛翔できるようになり独立する。
「ミュー ミュー」とネコのような声で鳴く。この鳴き声から、英語で「Pee Wee」という別名がある。飛び立つ時に鳴くことが多い。フワフワとした飛び方をする。
【出典:wikipedia】
<成鳥:R5.12.30 松原市若林町>

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