ノスリ
<形態>
全長50-60cm。翼開長100-140cm。体重500-1300g。オスよりもメスの方が大型になる。背面は褐色、腹面は淡褐色の羽毛に覆われる。喉の羽毛は黒い。
虹彩は褐色。
<生態>
平地から山地の森林に生息する。群れは形成せず、単独もしくはペアで生活する。
食性は動物食で、昆虫類、節足動物、陸棲の貝類、ミミズ、両生類、爬虫類、鳥類、小型哺乳類等を食べる。
繁殖期には縄張りを形成する。樹上や断崖の上に木の枝を組み合わせた巣を作り、日本では4-5月に2-4個の卵を産む。
主にメスが抱卵(雌雄とも抱卵することもある)し、抱卵期間は33-35日。雛は孵化後50-55日で飛翔できるようになり、その40-55日後に独立する。生後2-3年で性成熟する。
狩りの際の挙動は、「停飛から急降下」と、後述する「樹上から急降下して匍匐飛行」が見られる。
和名ノスリの由来の説として、上記後者の樹上からの狩りの際に、野を擦るような地表すれすれを匍匐飛行する(野擦)ことが知られている。
獲物に気づかれぬように接近する目的の行動と思われるが、最終位置の確認と思われる「獲物の直前でポップアップ機動」をする場合も目撃される。
【出典:wikipedia】
<成鳥:R6.2.10 大仙陵古墳(仁徳天皇陵古墳)>

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