コクガン
<形態>
全長55-66センチメートル。翼開張115-125センチメートル。尾羽はやや短い。頭部から頸部、胸部の羽衣は黒い。頸部に白い首輪状の斑紋が入り、斑紋内に黒い斑紋がある。体上面の羽衣は羽毛の外縁(羽縁)が淡色の黒褐色。全体的に羽衣が黒いことが和名の由来になっている。体側面には白と淡黒褐色の縞模様が入る。下腹部や尾羽基部を被う羽毛(上尾筒、下尾筒)は白い。
嘴や後肢は黒い。
幼鳥は頸部の白色斑がないか不明瞭で、雨覆の羽縁が白い。
<生態>
繁殖地ではツンドラ、越冬地では内湾や海岸、河口、干潟、沿岸部の湖沼などに生息する。非繁殖期は群れで生活する。
食性は植物食傾向の強い雑食性で、海草(アマモなど)や海藻を食べる。海底の海草や海藻は逆立ちして頭だけ潜水しながら食べる。
繁殖形態は卵生。6月に1-7個(平均4個)の卵を産む。抱卵期間は22-25日。雛は孵化してから40-50日で飛翔できるようになる。
【出典:wikipedia】
<成鳥:R3.2.28 岡田スポーツ広場(和歌山県岩出市)>

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