ヒシクイ

<形態>
全長78〜100センチメートル。翼開張142〜175センチメートル。頸部は長い。上面の羽衣は羽毛の外縁(羽縁)が淡色の暗褐色、体下面の羽衣は白い。尾羽基部を被う羽毛(上尾筒、下尾筒)は白い。尾羽は黒く、外側尾羽や先端が白い。
嘴の色彩は黒く、先端にオレンジやピンクの帯模様が入る。
幼鳥は雨覆の羽縁が白い。

<生態>
湖沼、池、湿原、河川、水田、海岸などに生息する。夜間は大きな水場の中央に集まり休む。
食性は植物食で、草、茎、根、果実、種子などを食べる。和名はヒシの果実を食べることが由来。種小名fabalisは「豆の」の意で、豆を食べることが由来で英名(bean=豆)と同義。
繁殖形態は卵生。タイガ(亜種コザクラバシガン、亜種ヒシクイ、亜種ヒメヒシクイ、亜種ロシアヒシクイ)やツンドラ(基亜種、亜種オオヒシクイ、亜種ニシシベリアヒシクイ)で繁殖する。4〜5個の卵を産む。抱卵期間は25〜29日で、ツンドラで繁殖する個体の方が短い傾向がある。

【出典:wikipedia】


<成鳥:H27.10.11 北池(堺市北区野遠町)>





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