ハクセキレイ
<特徴>
体長21 cm ほどで、ムクドリよりやや小さめで細身。他のタイリクハクセキレイ亜種より大型になる。
頭から肩、背にかけてが黒色または灰色、腹部は白色だが胸部が黒くなるのが特徴的である。顔は白く、黒い過眼線が入る。セグロセキレイと類似するが、本種は眼下部が白いことで判別できる。
セグロセキレイやキセキレイと同様、尾羽を上下に振る姿が特徴的である。
<生態>
主に水辺に棲むが、水辺が近くにある場所ならば畑や市街地などでもよく観察される[3]。河川の下流域など比較的低地を好む傾向があり、セグロセキレイやキセキレイとは、夏場は概ね棲み分けている(#セキレイ類近縁種の分布も参照)。
冬場は単独で、夏場は番いで縄張り分散する。縄張り意識が強く、特に冬場は同種のほか、セグロセキレイ、キセキレイと生活圏が競合する場合があり、その際には追いかけ回して縄張り争いをする様子もよく観察される。
食性は雑食で、一旦高いところに留まって採食に適した場所を探し、水辺や畑などに降りて歩きながら水中や岩陰、土中などに潜む昆虫類やクモ、ミミズなどを主に捕えて食べる。ただし本種は都市部などの乾燥した環境にも適応しており、分布域の広がった近年ではパン屑などの人間のこぼした食べ物を食べる様子も観察されている。
寒冷地では年1回、暖地では年2回繁殖する。地上の窪みや人家の隙間などに、枯れ草や植物の根を使って皿状の巣を作り、日本では5 - 7月に1腹4 - 5個の卵を産む。抱卵期間は12 - 15日で、主に雌が抱卵する。雛は13 - 16日で巣立ちする。
足を交互に出して素早く歩く。夜は近隣の森などに塒を取るが、市街地では建築物などに塒を取る様子も観察される。
地鳴きは「チュチン、チュチン」、飛翔時は「チチッ、チチチッ」と鳴く。
【出典:wikipedia】
<成鳥>

<戻る>