つじつまの合う世界観 (あたごやまたぬき 仮説)




不思議な話のいくつかの現象について、つじつまが合う世界観というのを考えつきましたので、書いてみます。

 唐突ですが、たぶん、私たちはパラレル世界に住んでいるのではないでしょうか。
「パラレル世界に住んでいる」のと、「パラレルな世界がある」では意味が多少異なります。「パラレルな世界がある」では、私とあなたは同じ世界に住んでいるのを前提としています。

同じ世界に住んでいるとは、こんな世界です。

イラスト

私が言っている「パラレルな世界に住んでいる」とは、次のように、私の世界とあなたの世界は、そもそも別に存在しているという考えです。

イラスト

あなたの世界には、私の世界にいる私とリンクした「私´(ダッシュ)」があって、私の世界には、「あなた´」があなたの代わりにいるのです。

例を挙げて説明します。天狗という話をとりあげます。「いきなり"天狗"かよ」と思った人も辛抱して元ネタを読んで下さい。
で、この話を取り上げたのは、いわゆる「見える人」の説明のためです。
同級生は天狗が見えたのですが、話者は、天狗が見えていません。
この話を、今回のパラレル世界論で説明するとこうなります。

イラスト

天狗側の情報は無いので、あえて空白にします。
この絵で言いたい事は、つまり、「天狗のいない世界もある」ということです。人それぞれに世界があるため、全く同じ世界が展開されているとは限らないのです。

「〜がいない世界」の稀有な例として竜牙洞という話を取り上げます。通常、次の図のようなことになっているべきと仮定します。

イラスト

ところが、お互いのリンクが切れて、お互いを見つけられなくなるという現象が起きた模様です。

イラスト

この状態が永遠に続くと「神隠し」になるのかもしれません。

次に、ドッペルゲンガー全般を、この仮説に当てはめてみます。複数の世界があるので、複数の目撃証言があっても矛盾がありません。
図解すると、次の様になります。

イラスト

見られた人と「見られた人´」とが、見た人の世界のなかでズレがあり、実際に見られた人が居た場所と異なる場所で観察されるのです。
ただし、これでは自分自身を見た場合の話を説明できてません。
ので、さらに仮説の幅を広げます。(ハァ?)

「見られた人´」が見た人の妄想ではなく、実在し、もちろん「見られた人´」の世界も在るとするのです。

イラスト

つまり、同じ人が複数人存在すると仮定するのです。

で、もしも、同じ人どうしの世界が交わってしまうと・・・

イラスト

図にすると、なんか怖くないですね。
でも、本当は恐ろしいことです。質量保存の法則に反していますwww

話を少しもどしまして、先程の図に戻ります

イラスト

先ほどはドッペルゲンガーを観測した一時的な場合として、この図を持ち出したのですが、もしも、見た人がこの後、永遠に「見られた人´」とのリンクを保持して、もともとの「見られた人」とはリンクを確立し得なかった場合・・・
それは通常「パラレルワールドに迷い込んだ」と表現される状態なのではないでしょうか。
当該すると思われる話としては時間停止などが挙げられます。




「不思議な話」に関する考察 にもどる

By たぬき in たぬきのお部屋