鬼畜王ランス列伝

山本五十六記

作:たのじ


第十四章 ピカ

 騎士と重装歩兵の壁の後ろで、魔法の詠唱が響きわたる。ハンティ殿が中心になって、、フリーク殿、志津香殿、メルフェイス殿、アスカ殿、ミル殿達が儀式を補助し、更にその他の魔法使い達が協力して儀式を大規模なものへと昇華していく。

 ここに来てようやくゼスの陣に動きがあった。こちらの儀式魔法を感知したのか、奴隷兵を先頭に立ててこちらの陣を圧迫してくる。昨日までの小競り合いとは攻守を逆にしているのだが、後方からの魔法攻撃があるため、リーザスの被害は馬鹿に出来ない。

 だが、”雷”が抜けたためかどうかはわからないが攻撃に勢いはあるが単調だ、経験豊かなリーザス軍にすればその勢いを殺すのは難しくない。現に前線のリック将軍達は、叩き付けるような勢いで向かってくる奴隷兵達相手に未だに一歩も退いていない。

「魔法使いの悲しさ、ですね。戦闘の機微というものがわかっていない……。経験豊富な”雷”のカバッハーン・ザ・ライトニングならともかく、”光”のアレックス・ヴァルスと”氷”のウスピラ・真冬ではこの程度ですか」

 司令部の天幕の中で、エクス将軍が呟きを漏らした。現在司令部であるランス様の天幕は、白の軍と緑の軍の内のランス様直属の部隊、レイラ殿の親衛隊、パットン王子の格闘家部隊で守られている。

「経験、ってやつは実戦を積まなきゃどうしようもねぇからな。この程度の攻めじゃ、リックやヒューバートを抜けやしない……」

 パットン王子が哀れむようにぼそりと呟く。

 夜明けにハンティ殿が儀式を開始してから既に数時間、日は中天に昇り、儀式は大詰めに向かっている。ゼスもかさに掛かって攻め立ててきているようだが、リック将軍、メナド殿、ヒューバート将軍、ロレックス将軍はその攻めをいなしている。

 そこに、儀式を終えたらしい志津香殿がやってきた。疲れた顔をしているが、足取りはしっかりしている。

「終わったわよー……。後はハンティさんの詠唱一つで発動するわ……」

「効き目は大丈夫なんだろうなー?」

 ランス様がからかうように声をかける。

「あんたねぇ……、私達がやったんだから効くに決まってるでしょーが……。それに、ゼスの方はろくな対抗魔法を用意して無いみたいだからきっとよく効くわよー……。リーザスの魔法使いをなめてるのか、奴隷部隊なんかどうでも良いと思ってるのか知らないけど、歴史と伝統にあぐらをかいてるゼスの魔法使いに目にもの見せてくれるわ……」

 あたしを敵に回したことを後悔させてやる、とどこか不気味な笑いを漏らしつつ、志津香殿は椅子に座り込んだ。

「それから、あたし達はもう今日は動けないわよー……。二、三日、休ませてよね……」

 その言葉を最後に、志津香殿は椅子に背を預けて船をこぎ始める。ランス様はにやりと笑うと、立ち上がって号令をかけた。

「反撃開始だ! ハンティに伝えろ!」

 天幕から伝令が飛び出して行き、直ぐに戻ってくる。そして伝令が報告を始める前に、ハンティ殿の儀式魔法が発動した。
 
 
 

 その時、ゼスの奴隷兵達の動きは一瞬止まり、次いで激しく乱れ始めた。それまでは一本調子ながらもリーザス軍へと進んできた敵軍が、突如として右往左往し始めたのである。

 雄叫びとは明らかに違う悲鳴が上がり、ゼスの軍は大混乱になった。

「ランス王、今一押しすれば奴隷兵達は潰走します。後は”ウォール”を片づけて本隊を叩くのみです」

「よし! エクスと五十六を魔法使いの守りに残して全軍前進! たまったうっぷんを叩き付けてやれ!」

 ランス様の号令一下、リーザス軍は前進を始めた。

 奴隷兵達はその勢いに恐れをなして逃げ始めたが、その時、こちらの予想以上の事が起こった。奴隷兵達が、真っ直ぐにゼスの本隊へ向かって走り始めたのである。魔法兵団の助けを求めたのか、それとも奴隷として扱われていた不満がこの機に噴き出したのか、ともかく一斉に彼らは真っ直ぐ後ろへと走った。

 その勢いは”ウォール”の結界を揺るがせ、あちこちで人の流れに負けて結界に綻びが生じていた。

「これはなんと……、予想以上ですね」

「確かに……、僕にも予想外でした。ですが、これで更に楽な勝負になりましたね」

 その様子は私とエクス将軍の所からもはっきりと見えた。

 そして、奴隷兵の群によってかき乱された魔法兵団の陣列に、ランス様の緑の軍を先頭に赤の軍とヘルマン重装歩兵、そしてパットン王子の格闘家部隊が切り込んでいく。ランス様は先頭で魔剣カオスを振るい、リック将軍とメナド殿も遅れじとランス様に続いている。

 かと思えばヒューバート将軍とパットン王子が肩を並べて当たるを幸いに敵をなぎ倒し、ロレックス将軍が”弐式豪翔破”でまとめて辺りを薙ぎ払っている。

「これは、支援はいらないようですね。”光”も”氷”も混乱してろくに反撃できないようです」

「魔法は確かに強力ですが、やはりそれも使う者次第。ゼスの防御陣は堅固なことこの上ないものでしたが、陣を乱されて接近戦に持ち込まれては魔法使いは戦士に勝てませんでしたね。今回の戦闘、リーザスにとっても僕にとっても良い経験になりました」

「今回は特殊な条件が幾つも重なっての勝利ですから……。魔法の扱いの難しさには、注意しなければなりませんね」

 戦場を眺める私達の視線の先で、ゼスの魔法兵団はリーザスの戦士達の群に飲み込まれていった。

 ”ウォール”の結界の破れ目から更にリーザス軍がなだれ込み、奴隷兵に続いて潰走を始めた魔法兵団を屠っていく。

 ゼス魔法兵団の”光”と”氷”は、”炎”に続き、リーザス軍の前に完全に殲滅された。
 
 

 戦闘は夕刻までには終了し、その後は掃討戦に入った。

 二つの魔法兵団は共に壊滅したが、”光”のアレックス・ヴァルス、”氷”のウスピラ・真冬の二人の将軍は戦場から脱出していた。

 戦闘終結直後、オールドゼスに逃げ込んだことが確認されたアレックス・ヴァルスには、身軽なパットン王子の格闘家部隊が追撃をかけた。しかし、アレックスはオールドゼスの地下に張り巡らされた地下道に潜り込み、見事地の利を利用して行方をくらませてしまったのである。

 一方、戦場からオールドゼス南方のバスに逃れようとしたウスピラ・真冬に対しては、ランス様が直接追撃をかけた。

 理由は……言うまでもないだろう。

 私は全く変わる様子のないランス様の性癖に少々憂鬱な気分になりながら、その帰還を待っていた。しかし、予想よりはるかに遅く、夜も更けてから包帯まみれでうし車に乗って陣へ戻ってきたランス様を出迎えた時、私は我を忘れて駆け寄ってしまった。

 その後には、妙に煤けた緑の軍が続いていたようだが、その時の私の目には全く映らなかった。

「ランス王! そのお姿、いかがなされたのですか!」

「おー……、五十六かー……。ちょーどいい、テントまで肩貸してくれー……」

「はい! ……爺! 部隊の指揮は任せる!」

 爺の返事を待たずに私はランス様を天幕へと連れていった。天幕の中の寝台にランス様を横たえ、大至急医師をよこすように伝令に命じる。そして医師が来る頃には、報告を受けた諸将が続々と集まってきていた。

「バスの街のずっと手前で、ウスピラとかいうねーちゃんを捕まえたんだがなぁ……」

 魔法使い達が揃って行動不能なため、医師の手当を受けながらランス様は語った。治癒魔法が使えれば早いのだが、儀式を行ったハンティ殿を筆頭に、動ける魔法使いは一人もいないのだ。いつもならこういう時は真っ先にランス様の側にいるはずのシィル殿も、儀式で疲労困憊して休んでいる。

「とっ捕まえてさあ頂こう、って所にサイアスとか言う野郎が乱入してきて、ねーちゃんと二人で盛り上がって自爆しやがったんだ……」

 どうやらウスピラ・真冬を助けに、ラファリア副将の追撃を振り切って姿を消したサイアス・クラウンがやって来たらしい。おまけに、敵に捕らわれるよりはと周りを巻き込んで自爆した、というのが真相らしい。ランス様はウスピラ・真冬をに襲いかかろうとして近くにいたため、巻き込まれてこれだけの傷を負ってしまったようだ。

 とりあえず命には全く別状はない、という医師の診断を聞いて、集まってきた将たちは、ある者は安堵の表情で、またある者は”自業自得だ”と苦笑いしつつ散会した。
 
 

 医師の手当が効いたのか、夜半にはそれまでうなっていたランス様も大分楽になったらしい。

「ではランス王、失礼いたします。今はゆっくり養生なさってください」

「王様、失礼します! 早く元気になってくださいね!」

 最後まで残っていた私とメナド殿だったが、あまり側にいてもランス様が休む邪魔をするだけなので、退出することにした。だが、そこに横になっているランス様から声がかかった。

「おーい、お前ら怪我人を放っておく気かぁー? どうせなら添い寝してくれ、その方が早く治る気がするぞー」

「え……」

「お、王様!?」

 命に別状はないとは言え決して軽くはない火傷を負っているはずのランス様のその言葉に、私とメナド殿は顔を見合わせて赤面してしまった。

 とはいえ、そう言われて私とメナド殿が断るはずもなく、”どちらが残る?”と無言の会話が成立する。残りたいのは山々だが、それはメナド殿とて同じだろう。

 そしてその私達の様子を察したランス様が、更に追い打ちをかけた。

「どーせなら二人いっしょに添い寝してくれー」

「ふ、二人で!?」

「え、そんな、王様! 三人でなんて僕そのあの……」

 更に動揺してしまう私。メナド殿の方は、動揺して口走ってしまった自分のセリフの意味に気が付いて、ただでさえ赤かった顔を更に真っ赤にしてしまっている。

 だが、ランス様はそんな私達を見て、包帯の隙間からにやにやと笑っていた。

「あー、お前ら何考えてるんだぁ? いくら俺様でもこの状態じゃ何も出来んわい。ただ単に添い寝して欲しかっただけなんだがなぁ?」

 ランス様の笑いに、からかわれていたことに気づいた私達だったが、結局それに反論を封じられ、ランス様に添い寝することになった。

 ……そして翌朝、私とメナド殿は例え怪我をしていてもランス様はランス様なのだ、ということを朝日の中で再確認することになったのである。
 
 
 

 ランス様の思いもよらぬ負傷に、リーザス軍の進軍はオールドゼスに入ったところで一旦停止することになった。

 その時は魔法使い達の休養もかねて、二日ほど街に滞在することになると思っていたのだが、その目算は大幅に修正を余儀なくされた。ゼス王宮周辺の魔法結界の調査を行っていたかなみ殿が、とてつもない凶報を持ってきたのである。

「……もう一度言ってみろ」

 その場の全員が、かなみ殿の報告を信じられなかった。

 ちなみに、魔法使いの面々は特例を認められて(シィル殿を除く)全員が休養に入っている。

 ランス様の押し殺した声に答えて、かなみ殿は再び先程の報告を繰り返す。

「ラファリア副将率いる緑の軍、その補佐の火星大王の部隊、更に同行していたルイス、セシルの傭兵隊は、全軍まとめてゼスの使ったと思われるとてつもない魔法で消滅しました」

「消滅……、ですか?」

 エクス殿が絞り出したような声を出す。当然だろう、ラファリア副将は別働隊として一万近い兵を率いていたのだ。その半分以上が傭兵にせよ、この時リーザス軍は、一度にヘルマン戦役での被害に匹敵する被害を被ったのである。

「……詳しいところを聞かせてください」

「はい、ラファリア副将はまず結界の手前に到着すると同時に突破をはかりましたが失敗しました。即席の破城槌まで持ち出しましたが結界は小揺るぎもしませんでした。丸一日それを続けたところで方針を転換したらしく、結界の前面に陣を張ってゼスを挑発していたのですが、昨日突然空が光ったと思うと、結界を境目にした平原の半径数キロの半円の中が草一本残さず消滅し、その範囲内にいたリーザス軍もまとめて消滅しました」

 やはりゼスの魔法王国の名は伊達ではなかった。国土を巻き添えにしてしまうようだが、一軍をまとめて消滅させてしまうような魔法があるとは。そんな物を我々の本陣に使われてしまっては、今まで積み重ねた勝利は一瞬で消え去り、我々は一転して敗者となってしまう。

「ランス王……、どう、なさいますか?」

 私もようやく声を絞り出した。

「……志津香達を呼んでこい。眠ってても構わねぇ、叩き起こせ!」

 殺気すら感じさせるランス様の怒鳴り声に、伝令兵が弾かれたように走り出た。重苦しい無言の内に時間が過ぎる。その中で、私はこれからどうするべきかを必死に考えていた。だが、何をされたのかもわかない今、混乱するばかりでろくな考えがでてこない。

 唯一思いついたのは、一旦リーザスへ退くべきではないかということだけだが、次の被害がリーザス国内で起こったらどういうことになるか、それを考えると背筋が凍る思いだった。

「志津香様達をお連れしました!」

 そこにようやく伝令が志津香殿達を伴って戻ってきた。志津香殿、ハンティ殿、フリーク殿、メルフェイス殿、アスカ殿、ミル殿、青銅の体のために顔色をうかがうことの出来ないフリーク殿をのぞき、皆まだ疲れた顔をしている。

「なぁによー? しばらく休みをくれるんじゃなかったのー?」

 志津香殿が彼らの意見を代表して文句を言った。これほどまでにランス様に率直に口をきくのは志津香殿だけなのだが、その他の面々も同意見だという顔をしている。

「それどころじゃねえんだ。かなみ! 志津香達にも聞かせてやれ」

 かなみ殿の語る内容に、志津香殿達も顔色を変えた。同じ魔法使いだけに、我々よりもそれがどれだけ恐ろしいことなのかがよく解るのだろう。

 だが、それがなんなのかというランス様の問いには、彼女らも答えることが出来なかった。

「儂の知識は聖魔教団の物から止まっとるからのぉ……。眠っとった千年間の様子はまだわからんのじゃ」

「私は実戦派だからね、あまり複雑な理論は学んでないんだ」

「そんな強力なの聞いたこと無いわよ……。イラーピュの遺跡から持ってきた魔導書にもなかったし……。ゼスがこの千年で開発した物かしら……」

 リーザスどころか、世界でも屈指の魔法使いであるフリーク殿、ハンティ殿、志津香殿でさえこれだ、他の面々も答えることは出来なかった。

「わかりそうなのはカーチス所長か……、でなきゃガンジーさんくらいね。あの人はゼス出身だって話だし……」

「ならカーチスとガンジーを呼んでこい! それとかなみ! お前はゼスの動きを見張れ! 何をやったかはともかく、同じ物をもう一発喰らうわけにはいかん!」

 ランス様の号令と共に、皆青ざめながらもとにかく動き始めた。リーザスへ伝令が早うまを走らせ、かなみ殿は一礼する間も惜しむかのように素早く姿を消した。

 そしてその場に残った我々は、これからの対策に頭を悩ませることになった。

「ここは一旦下がるべきではないでしょうか? サバサバの基地まで下がって、カーチス所長達の到着を待つべきでは」

「いや、それよりこのままオールドゼスに止まるべきじゃねえかな。いくらなんでも、自分の国の街までまとめてけすような事はしねえだろう」

「でも、それならやっぱりサバサバに戻るのは危険ですよね。陣地に集まったところを狙われるかも」

「だけどよぉ、ここまで来て今更街の一つくらいためらうか? 街一つと引き替えに、俺達を全滅させられるんだぞ」

 エクス将軍やパットン王子、メナド殿やヒューバート将軍、その場の全員が善後策の協議を始めた。

 街を盾にするか、それともサバサバまで引くかのどちらかに決まりそうだが、今のところ議論は白熱するばかりで決着の様子はない。

 私としては、アダムの砦がこちらの手に落ちて、リーザスとの連絡も良くなってきているのだから一旦引くのもやむを得ないかと思うのだが、ランス様はおそらくそれを望まないだろう。現に、慎重論でまとまっているその場の雰囲気に、不機嫌な表情を浮かべて黙りこくっている。

 ランス様の性格からすれば引くよりもゼス王宮まで駆け抜けて、何かされる前に王宮を落として終わらせたいのだろうが、結界の存在がそれを邪魔する。

 それがわかっていても私によい案があるわけではない。我々の常識の範疇をはるかに越えたゼスの魔法の脅威の前に、皆の議論も堂々巡りに陥りかけた。

 そして議論は続き、堂々巡りに疲れた皆が休憩を入れようとしたとき、我等が次の動きを定めるより先にゼスが動いた。

「報告します! 琥珀の城より、ゼス魔法兵団”雷”が出撃してきました! 魔法兵がおよそ七千、奴隷兵がおよそ一万五千、”ウォール”がおよそ三千、大部隊です!」

「先に動かれたようです、エクス将軍、いかがしますか?」

 議論から一歩引いていた私は、それまでの議論で疲れ気味のエクス将軍に声をかけた。

「どこからかき集めてきたかは知りませんが、この大兵力を指揮するのはカバッハーン・ザ・ライトニングとやらでしょう。こちらよりは少ないとは言え、油断できない戦力だと思われますが」

「そうですね……。丁度いいタイミングですし、ランス王に決定していただきましょう。ランス王、選択肢は二つ、止まって守るか、一旦引くかです。相手の戦法はおそらくこの間までのゼス軍と同じでしょう。おまけに、こちらは一度大技を使ってしまいましたから、その対策も出来ていると思われます。僕の意見としては、サバサバまで撤退することを提案しますが」

 ランス様は、その問いに直ぐに決定を下した。不満を隠さない顔で、我等に命令を下す。

「とりあえず敵の攻撃を防ぎつつ、テープまでは引く! それ以上下がるかどうかはそれから決めっぞ! 五十六、お前は魔法使いどもの護衛に当たれ。それ以外の連中は撤退の援護! まずは魔法使いと赤の軍、それから重装歩兵、最後に白の軍だ! おらおら! きりきり働け!」

 我々の動揺は未だ治まっていなかったが、とにかくも命令に従って動き始めた。ラファリア副将達を消滅させた魔法についてはひとまず忘れて準備を急がせる。

 リーザス軍は、ゆっくりとオールドゼスに迫るゼス軍に押し出されるかのように、後方へと撤退していった。
 
 

第十五章 反撃

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