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たらいうどん
 
徳島県板野郡土成町御所地方、現在の阿波市に伝わる郷土料理。明治の初めごろに木材搬出や筏流しの人たちの間で始まった仕事納めの集団食事の形で、記録によると2貫目のうどんをひとつのたらいに入れ何人もが囲んで食べたとある。(貫は、尺貫法における質量の単位で1貫=3.75kg) 初めは、うどんを茹でた釜をとり囲んで直接うどんを食べたが、後に、茹でじるごと木製の飯盆(同地の方言で「はんぼ」)に移して何人もで囲んで食べるようになったのを、昭和の初めごろに「御所のたらいうどん」と呼ぶようになった。また、この地域では「じんぞく」という川魚(ハゼ科のヨシノボリ)のだし汁に浸けて食べる。現在ではこの地域の郷土うどんになっている。       2貫目の出典
 
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