そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

そば八寸
  
そばが一番たべやすい長さだとされている。「そば八寸」だから24センチくらいが良いという。これに対し「うどん一尺」といって、うどんは30センチほどが食べやすいとされる。細いそばより太いうどんの方が長いとするが、これは食べる側からの言葉だろうか? 打つという観点からみると、そばは延しの(横)巾を、延し棒よりも少し長くする程度でとどめると100センチ(96センチ強)で、これを畳んで切ると「八寸」である。また、巻き棒は120センチほどからみてもこの延しの巾が打ちやすい。うどんは畳んだ生地を切っても麺がつながっているので延しの巾を大きくしなくても充分「一尺」にはなる。このようにみるとこの言葉はそば職人の仕事のし易さから言い出したとも解せられる。
*「うどん一尺・そば八寸」の項も同じ *「延し棒」の項参照
 
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