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蕎麦祖神
 
奈良時代前期の第44代 元正天皇(女帝)のこと。「続日本書紀」によると養老8年7月に発せられた詔に「今夏無雨 苗稼不登 宣令天下国司勧課百姓、種樹晩禾蕎麦及大小麦、蔵置儲積以備年荒」とあり、「天候不順による旱害被害が予測されるので、晩禾(遅くみのる稲)や蕎麦、大小麦を植えて備荒対策をとるように」とあり、初めて蕎麦が記録に登場する。このことにより、昭和8年(1966)に京都で行われた全国麺業大会で同天皇を蕎麦祖神として提起するとともに崩御の日をもって祭日と定めた。
 
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