そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

蕎麦喰木像
 
京都・三十三間堂の東側にある法住寺という寺には親鸞自作の坐像と伝わる木像があり「親鸞蕎麦喰ひ像」ともいう。親鸞が28歳で範宴と呼ばれ比叡山で修行していた建仁元年(1201)の頃、毎夜山を下って京都の六角堂に百日間の参籠をして明け方に山に戻ることに「範宴の朝帰り」と不審を持った僧侶達の告げ口により、師匠は夜中に蕎麦を振舞うことにしてたしかめようとした。その時、範宴自作の木像がそばを食べて身代わりを務めたという伝説がある。なお別に、範宴(親鸞)が比叡山で修行したのは無動寺谷大乗院で、この寺には今も「蕎麦喰ひ木像」が本尊の阿弥陀如来と共に祀られているという。*そば切りの年代からは「蕎麦掻き」などであろうか。
 
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