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蕎麦喰地蔵 |
江戸時代、浅草広小路にあったそば屋・尾張屋に夜ごとそばを食べにくる僧がいて、主人は手厚くそばを振舞っていた。ある夜、そっと後をつけてみると誓願寺西慶院の地蔵堂に姿を消した。その夜の夢枕に現れてそば振舞の礼と一家を守ることを告げたという。尾張屋はその後も地蔵にそばを供えて、一家は栄えたという。この話がつたわって、地蔵尊にそばを供養するようになって蕎麦喰地蔵尊として有名になったという。明治時代に西慶院は同宗門の九品院と合弁し、関東大震災後に地蔵尊共に練馬の九品院に移っている。 |
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