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そばを踏む |
うどんを打つ場合、「足で踏んで、寝かす」工程が入るが、そばには「踏む」という工程は通常は入らない。しかし、かつては水回しが終わってまとめたそば玉を布で包み、ムシロを掛けて踏む作業はめずらしいことではなかった。では、なぜ今は踏まなくなったのだろうか? 考えられるのは、玄ソバとそば粉それぞれの鮮度保持が格段に良くなって木鉢の作業がしやすくなったのではなかろうか。だから、素人でも経験をつめば2kgくらいまでは踏むまでもなく水回しや捏ねに支障が生じない。それと、最近は5キロ玉などを打つ場面に出くわさなくなった。要するに、そばを踏む必要が日常から無くなったのではなかろうか。 |
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