そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

そば屋の看板「きそば」「そば処」
 
そば屋の看板や暖簾には昔から特徴のある字体で「きそば」とか「そば処」などと書かれたものが多い。「きそば」も「そば処」も昔から見慣れたそば屋の字体である。江戸時代に使われた変体仮名のひとつで、「そば」の字母は「そ=楚」と「ば=者をくずし、点々」であるが、明治に入って平仮名が「一音一字」に統一されて以来一般には使われなくなった。「きそば」とは本来、生粉打ち(きこうち)・生粉そば(きこそば)または十割そばと言われて「そば粉だけで打った蕎麦」を指す言葉である。
 
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